東方正教の復活大祭
復活祭はキリスト教最大のイベントです.先週の日曜日はカトリックやプロテスタントなど西方教会の復活祭だったわけですが,今日はギリシャ正教などのいわゆる東方正教の復活祭(復活大祭)でした.東西で日付が異なるのは採用している暦の違いによるもので,西方教会が16世紀のローマ教皇グレゴリウス13世が制定したグレゴリオ暦を使用しているのに対し,東方正教はそれを教会暦として必ずしも採用していないことに由来します.このため双方の復活祭の日付は基本的に一致せず1週間から1か月程度ずれるのが一般的です(たまに同日になることもある).今年は1週間違いの4月19日となりました.
日本の東方正教は明治以降入って来たロシア正教の流れをくむところが多いため,その影響を強く受けています.復活大祭当日には,「ハリストス復活!実に復活」とあいさつをするのですが,ハリストスとは”キリスト”のロシア語風の呼び方です.
そんな東方正教の復活大祭シーズンには”パスハの讃詞”と呼ばれる聖歌が歌われます.自分が学生時代には取り寄せの外盤LPレコードでしか聴けませんでしたが,現在はyoutubeで気軽に聴くことができます.
| 固定リンク
コメント