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2019年12月31日 (火)

2019年十大ニュース

Moz2_20191231160001  2019年も残すところわずかとなりました.今年は平成から令和への改元が行われるなど世間では印象に残る1年だったわけですが,我が家でもいろんな活動があった年でした.そんな1年を振り返るビザンチン皇帝10大ニュースの発表です.毎年書いているんですが,基本的に仕事上の業績等は除外して,趣味上の話題ばかりです.まずは惜しくも(?)選外となった話題です.

・マタイ受難曲に取り組む 私がメインで取り組んでいる合唱団のひとつである東京21合唱団で来年10月にJ. S. Bachのマタイ受難曲を演奏します.練習は昨年の11月から始めており,折り返し地点を過ぎたところです.いい演奏になるよう団員一同取り組んでいます.

・家族旅行 今年はイベントが多くて例年ならトップ10に入る家族旅行が選外になってしまいました.今年は青森県西海岸を中心に回り,海岸の露天風呂で知られる黄金崎不老ふ死温泉にも宿泊しました.

・日本寮歌祭参加 我が家の活動のひとつである寮歌,毎年8月に開催されていた中央寮歌祭が今年から日本寮歌祭の名を継承しました.各地の寮歌祭が軒並み休止していく中で今後も続いていくだろう貴重な寮歌祭です(関連記事).

・オペラ鑑賞 クラシックの中でもとりわけオペラ好きな我が家ですが,今年も新国立劇場を中心に約10本の作品を鑑賞しました.印象深かったのは7月の新国立のハッピーエンドでない演出のトゥーランドット,11月の二期会の天国と地獄でしょうか(関連記事①).

・西沢渓谷 ライフワークの一つになっている日本の滝100選ですが,今年は山梨県の西沢渓谷にある七ツ釜五段の滝に行ってきました(関連記事).

・三国志展 地味に三国志好きの私です.今年は9月に上野の国立博物館で行われた三国志展に行ってきました.赤壁の矢狩りの再現が興味深かったです(関連記事).

44862294_1973077922789563_553355696 Img_2155 Img_5163_20191231163701 78731497_2668930763204272_68109483748087 Nana15godan Img_5542_20191231163701

 それではトップ10の発表です.

 

第10位 総火演に参加

Img021_20190829173001_20191231105801  例年8月というのは私が1年でもっとも活動しない月なんですが,今年は例外的にイベントが多くありました.その一つが陸上自衛隊夏のビッグイベント,富士総合火力演習(総火演)です.演習というよりも国民向けのショー的なニュアンスが強いイベントですが,毎年新しい装備(武器,兵器と呼ばず装備というのが自衛隊らしい)が見られるのも魅力です.とはいえ本番はものすごい倍率でとてもチケットが取れないため、今回は知人のお誘いで3日前に行われる学校予行の方に参加しました.当日は朝3時半に家を出て会場入りしました(基本自由席なので良い席はお早めにということ).今年の目玉は19式装輪自走りゅう弾砲でした(もっとも登場だけで射撃は無しでしたが… 関連記事).

Soukaen_20191231105701P8220036_20191231105701  右が新装備の19式装輪自走りゅう弾砲.

第9位 冬の伊勢志摩旅行

P1011508  旅行というと海外が目立つ我が家ですが,もちろん国内旅行にも出かけます.今年は1月の連休を使って三重県の伊勢志摩地方に行ってきました.なぜ伊勢志摩なのかというと,1月のこの時期天気がよさそうなイメージがあるのと,当地の名物である的矢牡蠣をぜひとも食べてみようと思ったからでした.初日はまず鳥羽水族館を1日観光,その後宿泊先の志摩半島東岸の的矢湾の旅館に入りました.ここの夕食で名物の牡蠣をたくさんいただきました.翌日は付近になる志摩スペイン村へ.連休とはいえシーズンオフなので,面白アトラクションに並ばずに乗れるのは素晴らしかったです(アトラクションは名物のピレネーに乗りたかったのだが,ウチのKがビビってしまい断念するハメになった 笑).最後は松阪牛をいただいて有意義な新春旅行となりました(関連記事①).

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第8位 医師会合唱団の定演

Img027  私が所属している小田原医師会合唱団第11回定期演奏会が9月22日に小田原市民会館にて行われました.ここは11年前に私が小田原に引っ越してきたタイミングで結成された合唱団です(ただし,これは偶然で合唱団の結成に私がタッチしたわけではありません).

Ishiposu Ishihun  以来11年毎年の定期演奏会を繰り返し,気が付いたら今年で11回目を迎えたというわけです.今年はメインステージに石井歓の「風紋」を据え,昭和歌謡のステージ,ジブリ作品のステージなどを添えた構成となりました.ジブリステージではなにか好きな衣装をということで,久しぶりに扮装にも挑戦しました(笑).

第7位 東京マドリガル会軽井沢コンサート

Img019_20190803104701_20191231112701  私が所属してる団体のひとつに東京マドリガル会があります.1929年(昭和4年)に故・黒澤敬一氏によって結成され,以来90年間英国マドリガルを専門に歌い続けている団体です.かつては12月に年1回のコンサートを開いていましたがメンバーの高齢化もあって定期でのステージは2016年をもって終了しました.ただ昨年4月には私の職場で患者さん向けのミニコンサートを開催しています.そして今年は8月に軽井沢のショー記念礼拝堂でコンサート開くことになりました.演目はもちろんマドリガルです.当日は多くの方々が来てくださり素晴らしいひと時となりました.ここの活動もまだ地味ながら続いていく予定です(関連記事).

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第6位 大学合唱団の定演と同窓会参加

Img_5867_20191231122201  私の人生に決定的な影響を与えたのが東北大学時代に所属していた同大混声合唱団です.ここで宗教音楽やオペラ等,今に至る趣味が形成されました.そんな学生合唱団の第60回定期演奏会を聴きに行ってきました.ただそれだけなら数年に1回はあるんですが,今回はそれに合わせて自分の同期のメンバーで集まって旧交を温めようというのです.この日は定演を挟んでお昼はお茶会,夜は宴会の2部構成でした.今でもちょくちょく会っているメンバー,仙台を離れて以来云十年ぶりのメンバーなど懐かし話や近況報告などに話が弾みました.一方の演奏の方はというと,自分たちの頃に比べて人数的には少なくなったものの,技術的にはしっかりしてきたなぁと頼もしく思いました(関連記事).

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第5位 第22回ひの新選組まつり

Img020_20191231125001  春の恒例イベント,ひの新選組まつりに今年も参加しました.初参加が2006年なのでもう10回以上参加していることになります.コンテストは昨年で引退したため今年は本隊ではなく,新選組と同時代の人々枠(通称ゆかり隊)での参加です.自分の役は幕末の幕臣勝海舟です.弟子の坂本龍馬と絡んだり,近藤勇に甲府行きを命じたりいろいろと遊ばせていただきました(笑).この同時代枠って脈絡のないグループで結束力はゼロなはずなんですが,今年は妙に盛り上がってしまい,お祭り後も同窓会や忘年会を開いたりして今でも交流が続いています.

60157445_2273796369384382_14929544949278 Img_1953(左)西郷&勝の歴史的な会談(笑),(右)甲府行きの切符を渡す勝海舟

 

第4位 キリスト祭参加

Img_4893  青森県東部,十和田湖の東側に位置する新郷村は一部の間でミステリースポットとして知られています.それは村にエルサレムのゴルゴダの丘で刑死したとされるキリストの墓があるからです(そのほかにピラミッドも).そんな新郷村で年に1回毎年6月に行われるのがキリスト祭!です.こういったものに目がない私,いつか行ってみたかったんですが,今年はうまい具合にタイミングが取れたため6月2日の日曜日に行ってきました.キリスト祭と謳いながら神主さんが登場して神道式で行われるのがツボですが,これはクリスマスとも復活祭とも関係ない時期に開催されるのと併せて,イエスの十字架上での死と復活というキリスト教の根幹を否定している伝説に由来する祭りだからかなぁと思いました.お祭り後は八甲田へ移動,八甲田ホテルで山岳リゾートを堪能しました(関連記事).

Img_4924 Img_4962(左)神道式で行われる祭,(右)お土産物屋さん,その名も「キリストっぷ」

 

第3位 能代寮歌を愛する会最終回

Noshiro0  さあ,いよいよベスト3の発表です.いろいろある私の趣味のひとつが寮歌,全体に占めるウエイトは決して大きくはないですが,一つの柱であることは間違いないです.近年は各地の寮歌祭にお邪魔することもありますが,そんな寮歌活動のきっかけとなったのが能代寮歌です.前任地の同僚のご尊父が主催している縁で参加し始めました.この寮歌祭は基本的に年2回あってうち1回は地元会員のみ,もう1回をゲストを招いての会になっています.私も十数年可能な限り出席していましたが,諸事情からゲストを招いての会は今年が最後になるとのことです(今後は地元会員のみで年1回行うとのこと).毎年このイベントに参加するついでに東北日本海側の滝巡りなんかもしていただけに非常に寂しい思いがあります.確かに近年は参加者も高齢化して,お酒ではなくウーロン茶という方が増えていましたし(関連記事).

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第2位 中央アジア旅行

Pa070653_20191231145601  第2位は10月に行ってきた中央アジア旅行です.我が家では南米やアフリカは過去に何度か訪問しているのですが,中央アジアは未訪でした.これは同地に魅力がないということではもちろんなく,日本から比較的近いので後回しになっていた感があったからです.ただ今年は1月にザルツブルクに行ったこともあり,少し経費を削減した旅行にしようということでついに中央アジア旅行となりました.ただ,メイン訪問地がトルクメニスタンというところが私らしいところです(笑).今回行ったのはトルクメニスタンの地獄の門,砂漠の真ん中に巨大な穴がいて湧出したガスが燃えている凄いところです.そのほか首都のアシガバード郊外にあるニサ(古代パルチア王国の初期の都),メルブ(紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシャから11世紀のセルジュク朝時代まで続いたオアシス都市),クフナ・ウルゲンチ(12~13世紀ホレズム帝国の都)などを観光しました.自然いっぱいのアフリカや南米と異なり,自然の中にかつての文明の空気が感じられる貴重な旅となりました(次回は有名なサマルカンドにも行きたい).

Pa050415_20191231145901 Pa060505_20191231145901 Pa081316 Pa070996(写真左上)アラル海船の墓場,(同右上)クフナ・ウルゲンチのトレベクハニム廟,(同左下)メルブ遺跡にある古代の城キズカラ,(同右下)オールドニサの王宮跡

 

第1位 モーツァルト週間に参加

Moz2_20191231160001  そして栄えある第1位は,1月下旬に行ってきたザルツブルクのモーツァルト週間です.我が家ではKが大のモーツァルト好きということもあって,生誕250年の2006年にもザルツブルクに行ったことがあります.ただその時は演奏会に関してはウィーンでオペラやコンサートには行ったものの,ザルツブルクは観光のみでした.今回は満を持して人生初の音楽祭絡みの旅行となったのです.参加したのは郵船トラベルさんのツァー,講師としてモーツァルト関連の著書も多い田辺秀樹氏が同行する企画です.参加者の面々も強烈で,本当にモーツァルトが好きだ!!という方ばかりでした.ほぼ一週間毎日モーツァルトのコンサート漬けでその音楽を堪能しました.今年の目玉企画はラ・フラ・デルス・バウス演出の「エジプト王タモス K. 345」,なんというかスゴイステージでした.

Moz7 Moz9(左)エジプト王タモスのステージ,(右)父レオポルトの実家

 その他孤児院ミサ,大ミサ,レクイエムなどの宗教作品も鑑賞できました.途中空き時間にドイツのアウグスブルクに出向いてモーツァルトの父レオポルトの実家に行ったんですが,残念ながら休館中でした(せっかく生誕300年なのに).そんな充実のザルツブルク旅行が今年の第1位なのでした.

Moz5_20191231160101 Moz4 Moz8(左)モーツァルト劇場のロビー,(中)モーツァルテウムの中庭にある通称「魔笛小屋」,(右)講師の田辺秀樹先生と

 以上です.来年はどんな年になるのか,とても楽しみです.みなさん良いお年を!

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