首里城が…
今朝起きたら衝撃的なニュースが飛び込んできました.
琉球王国時代の代表的な王城で,近年復元作業が完了したばかりの首里城の主要部分が本日(10月31日)未明以来の火災で焼失したというニュースです.
戦前には正殿が国宝に指定されていた首里城ですが,第二世界大戦末期の沖縄戦で徹底的に破壊され,戦後はその跡地に琉球大学が置かれるなど,一時は城郭の面影を失っていた時期もありました.しかし大学が郊外に移転した1980年代以降徐々に復元が進められ,21世紀に入るとかつても趣を取り戻した首里城公園となり多くの観光客が訪れる地となりました(1980年頃までは何もないところに守礼門のみがぽつんと立つその光景から,札幌の時計台,高知のはりまや橋とならんで日本三大がっかり観光地と呼ばれていた).
私が首里城を訪問したのは2010年3月,当時やっていた日本100名城訪問の一環でした.この時にはすでに北殿や南殿などの復元も進み,まったくがっかりではない観光地になっていました.そんな首里城を襲った今回の火災,今年はパリのノートルダム寺院の火災の記憶も新しいだけに,とても残念です.
(写真左)首里城の数少ない現存する門である園比屋武御嶽石門,今回の火災でどうなったのでしょうか.(同右)がっかり時代の守礼門
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