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2019年7月10日 (水)

総司忌の墓参が中止

 新選組隊士の中でも抜群の人気を誇るのが沖田総司です.若くして試衛館の塾頭を務めるなど,剣術の腕も優れており,新選組では一番組長として常に戦闘の最前線に立っていました.有名な池田屋事件でも近藤勇、永倉新八らとともに最初に池田屋に切り込んでいます.

 慶応年間に入ってから体調を崩し(老咳といわれる),幕末の最終段階では新選組の活動からは離脱し療養生活を余儀なくされていましたが,慶応四年5月30日に亡くなりました.享年は25と言われています.

 そんな沖田総司の墓所となっているのが,六本木の専称寺です.かつては誰でも自由にお参りができたのですが,昭和40年代に新選組ブームが起こるとファンがたくさんやってくるようになりました.その中の一部悪質なファンによる迷惑行為が頻発したため,40年代後半には一般の参拝が禁止されることとなってしまい現在に至っています.ただ,これまでは年に1回,新選組友の会(大出俊幸氏主催)主催による総司忌の日のみ一般の参拝が認められてきました(七夕状態ともいえる).

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(左)専称寺の山門,(右)2012年の総司忌の一コマ

 そんな総司忌も今年で45回目,午前中の墓参と午後の講演会という2部制で行われます.本年は7月21日に開催されることがアナウンスされていました.

 しかし…

 7月10日主催者である新選組友の会さんのホームページに,今年の総司忌の墓参は中止になったという告知がされていました.理由は諸事情によりとあるだけですが,まあ他に事情があるとも思えないので,おそらくはお寺側に迷惑をかける輩が多数いたのではと危惧しています(来年以降再開される可能性はあるのか).

 そんな残念な気分になった令和元年7月10日でした.

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