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2019年7月30日 (火)

ゆめ水族園

 自分の勤務先では主として患者さんのために時々イベントが行われています.年に1度の花火大会や各種音楽コンサートが一般的ですが,先日はプリンターなどでおなじみのエプソンが社会貢献のひとつとして,主として病院や特別支援学校向けに提供しているプロジェクト”ゆめ水族園”がやってきました.

Img_5122  当プロジェクトは普段なかなか外出もままならない子供たちや患者さんに水族館や動物園などの風景を感じてほしいという趣旨で始まったものだそうです(全国で年間25施設程度を回っているとのこと).

 今回は病院の理学療法室を会場にして開催することになりました.前日から関係者が出入りして設置の準備をしていたんですが,当日空き時間を利用してさっそく行ってみました.

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 いつもの殺風景なリハ室がとても幻想的な空間に代わっていました (^^)v

 この日は一般にも開放していたので,患者さんやその家族の方々のみならず,多くの方がこの不思議な空間を楽しんでいました.

 

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2019年7月29日 (月)

夏のマドリガルコンサート

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 今日はコンサートの宣伝です.

 現在私が所属している団体のひとつに東京マドリガル会があります.1929年に故・黒澤敬一氏によって結成された英国マドリガルを専門に歌う団体です.同年に英国大使館にて第1回のコンサートが開催され,以来毎年コンサートを重ねてきました(第二次大戦中も大学の構内などに会場を移して演奏し続けたそうです.当時英国は敵国だったわけですから,その音楽を演奏するというのは非常にリスクのある行動だったはずです).ただメンバーの高齢化等の事情もあり公式なコンサートは2016年の第88回をもって終了となり,その後は月2回の例会(この団体では練習とは呼ばず例会という)で純粋にアンサンブルを楽しむスタイルになっていました.その間2018年4月には自分の勤務先でのミニコンサートなどもあったんですが,今回久しぶりに公式のコンサートを開催することになりました.

 夏のマドリガルコンサート

 日時 2019年8月10日(土)14時開演

 場所 軽井沢ショー記念礼拝堂

 入場無料

 ショー記念礼拝堂は聖公会の教会で,軽井沢最古の教会としても知られています.そんな歴史ある場所での英国マドリガルはいかがでしょうか.

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2019年7月25日 (木)

セブンズ歓迎レセプション

 来年は東京オリンピックの年です.行われることが予定されている競技は33に上りますが,その中でも陸上競技や競泳,レスリングなどは第1回の近代オリンピック(1986年アテネ)の時から行われている伝統競技です.一方オリンピックの発展共に新規に加わった競技も多く,1964年の前回東京オリンピックから採用された柔道やバレーボール,1988年のソウルオリンピックから採用された卓球などがあります.こうした新規協議の中でも新しいものに7人制ラグビーがあって,これは2016年のリオデジャネイロオリンピックからの採用です(男子の15人制ラグビーは過去に採用されていた時期がある).来年の東京オリンピックでも開催される競技ですが,その7人制ラグビーのオーストラリア女子代表チームが小田原で合宿を行うために来日,その歓迎レセプションが行われたため参加してきました.

 もちろん気が向いてフラっと行ってきたわけではなく,医師会合唱団有志として余興と応援するためであります.

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 レセプションは立食形式で,ローストビーフやカレーなど美味しそうなものが並んでいたんですが,アルコールは無し!(子供たちもたくさん参加するため).酒飲みにはちょっと辛いものがありましたが,素面で歌えたのはよかったです(笑).まだ本番は来年ということで,選手の皆さんもリラックスムードでした(秋にはワールドカップを控えた男子チーム「ワラビーズ」もやってくるそうですが,こっちはピリピリしてそう).

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2019年7月23日 (火)

歌劇「トゥーランドット」

Img022  先日,7月18日新国立劇場で上演されたプッチーニの歌劇トゥーランドットを鑑賞してきました.

 トゥーランドットはプッチーニが最後に取り組んだオペラです.1896年のラ・ボエーム,1900年のトスカの成功によってイタリアオペラ界の第一人者となったプッチーニですが,20世紀に入ると三部作と呼ばれる異色な作品や,日本を舞台にした蝶々夫人(1904年),アメリカを舞台にした西部の娘(1910年)といったご当地オペラに取り組むようになります.トゥーランドットはこのご当地オペラの系譜に連なるもので舞台は中国の北京です.蝶々夫人で日本の旋律が取り上げられたのと同じように,本作では中国の旋律が採用されているのも特徴です.

 今回の公演は新国立劇場と東京文化会館の共同制作で,演出家として斬新な演出で世界的に有名なラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督のひとりであるアレックス・オリエを招聘しています.

 よく知られているようにこのオペラは未完のままプッチーニが亡くなり,フランコ・アルファーノの補筆によって完成するという,モーツァルトのレクイエムのようなパターンをたどりました.その補筆部分に関しては,初演の指揮者アルトゥーロ・トスカニーニは不満があったらしく初演ではプッチーニの絶筆の部分(リューの死の部分)で指揮棒を下ろして幕として,2日目から完成版を上演したというエピソードが残っています.

 実際にリューの死からエンディングまでの流れはやや唐突な感が否めず(リューの死でトゥーランドットが急に愛に目覚めるなど),仮にプッチーニだったらどういう構成にしたのかという議論は昔からあります.今回演出家のオリエは,このオペラに流れる軸から導き出した独特の演出で最後をまとめていました(新国立の公演は終わりましたが,びわ湖や札幌での公演がまだこれからなのでネタバレは避けます).タイトルロールのテオリン(指環のブリュンヒルデ以来だ)やカラフ役のテオドール・イリンカイ,リュー役の中村恵理の歌唱も素晴らしく,見ごたえのある舞台でした.

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 ちなみにこの作品の初演,1926年4月25日は大正15年で,同年日本では最初のプロオーケストラである新交響楽団(今のNHK交響楽団)が結成されています.

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2019年7月19日 (金)

第59回日本寮歌祭のプログラム

 自分の趣味の1つが寮歌です.エリートの独善とか言われますが,特に最近は専門以外の教育を軽視して,一般的な教養に乏しい人が多くなっている気がすることと併せて,幅広い教養を身に着ける時期であった旧制高校は自分にとってあこがれの場所でした.

 そんな旧制高校の象徴する存在が寮歌で,かつては全国各地に寮歌祭がありました.しかしながら旧制高校を現役で体験した方々の超高齢化が進んだ結果,全国各地の寮歌祭は次々に終了してしまい,現在残るのは両手で数えられる程度になっています.

 そうした数少なくなった寮歌祭の中でも,現状最大規模を誇るのが夏に行われている中央寮歌祭です.これは2010年に終了した日本寮歌祭の理念を受け継ぐことを目指して,2011年に始まった寮歌祭です.旧制高校の寮歌を残しながら新制や私学等にも広く門戸を開いているのが特徴で,参加者や幹事にも若い人が多いのが特徴です(自分も若手の部類 笑).この中央寮歌祭が紆余曲折の末,今年から新しい日本寮歌祭としてリニューアルされることになりました(関連記事).

Img_5117  昨日家のポストをのぞいたら,その新しい日本寮歌祭の事務局から封書が届いていました.見たら今年のプログラムが完成した模様です。

 デザインは毎年同じような感じなんですが,描かれたテーマが旧制弘前高校の北溟寮です! お城の天守と観桜会,まさにそうした北国の青春の息吹が感じられる表紙になっていました.

 第59回日本寮歌祭は2019年8月4日,日暮里のホテルラングウッドで行われます.

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2019年7月13日 (土)

医師会合唱団のポスター

 私がメインに活動している合唱団のひとつ,小田原医師会合唱団の今年のポスター&チラシが完成しました.

Img021  今年のメイン曲は石井歓の「風紋」です(実は今年は石井歓さんの没後10年で関連のイベントも行われるようです).アカペラのなかなか官能的な作品です😃

 それ以外のステージとしては,ジブリの作品のステージ,以前やって好評だった昭和歌謡のステージ,そして祈りのステージの4部構成です(これまでは毎年必ず何曲かあった外国の曲が今年は1曲もないことに気づきました 笑).

 コンサートは2019年9月22日(日)14時から小田原市民会館大ホールにて行われます.

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2019年7月10日 (水)

総司忌の墓参が中止

 新選組隊士の中でも抜群の人気を誇るのが沖田総司です.若くして試衛館の塾頭を務めるなど,剣術の腕も優れており,新選組では一番組長として常に戦闘の最前線に立っていました.有名な池田屋事件でも近藤勇、永倉新八らとともに最初に池田屋に切り込んでいます.

 慶応年間に入ってから体調を崩し(老咳といわれる),幕末の最終段階では新選組の活動からは離脱し療養生活を余儀なくされていましたが,慶応四年5月30日に亡くなりました.享年は25と言われています.

 そんな沖田総司の墓所となっているのが,六本木の専称寺です.かつては誰でも自由にお参りができたのですが,昭和40年代に新選組ブームが起こるとファンがたくさんやってくるようになりました.その中の一部悪質なファンによる迷惑行為が頻発したため,40年代後半には一般の参拝が禁止されることとなってしまい現在に至っています.ただ,これまでは年に1回,新選組友の会(大出俊幸氏主催)主催による総司忌の日のみ一般の参拝が認められてきました(七夕状態ともいえる).

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(左)専称寺の山門,(右)2012年の総司忌の一コマ

 そんな総司忌も今年で45回目,午前中の墓参と午後の講演会という2部制で行われます.本年は7月21日に開催されることがアナウンスされていました.

 しかし…

 7月10日主催者である新選組友の会さんのホームページに,今年の総司忌の墓参は中止になったという告知がされていました.理由は諸事情によりとあるだけですが,まあ他に事情があるとも思えないので,おそらくはお寺側に迷惑をかける輩が多数いたのではと危惧しています(来年以降再開される可能性はあるのか).

 そんな残念な気分になった令和元年7月10日でした.

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2019年7月 8日 (月)

富士学校・富士駐屯地記念行事

 7月7日は七夕です.織姫・牽牛伝説で知られ,笹に短冊を吊るしたりする行事です.ただ本来旧暦の7月7日だったものを,日付だけそのまま新暦に移行した結果,梅雨時に当たってしまうことになり,結果七夕の日は滅多に星空が拝めないという本末転倒的な状況になっています(有名な仙台の七夕祭りは旧暦の時期に行われるので風情を感じます).

Img018  そんな2019年の七夕は予想通り曇り空だったんですが,この日は知人のお誘いで表題の陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地開設65周年記念行事に行ってきました.

 前夜の6日(土)は午後から合唱団の練習のダブルヘッダーでした.練習後は宴会に流れるというのが通常パターンなんですが,この日は自粛して早めに帰宅します.そして翌7日は5時に起床,ささっと支度をすませます.5時半に知人が迎えに来てくれたのでそのまま現地に向かいました.

P7070311  会場となる富士駐屯地に着いたのは朝7時過ぎ,さすがにこの時間にはそれほど人がおらず,比較的良いポジションに駐車できました.その後受付へ向かう行列に並びます.駐屯地の入り口で手荷物検査を受けた後駐屯地内へ.この日は一部が一般に開放されています.まずは様々な車両等が展示されている広場へ.ここには九〇式や七四式戦車をはじめとするいわゆる特車(自衛隊用語)が展示されていました.

 その後式典と訓練展示の会場に向かいます.この辺に来るとみんな思い思いの場所に陣取っています(一見条件が悪そうなところにも人がたむろしていて,なんでだろう?と思ったんですが,これは戦車等の走行を正面から見られる場所だからだそうです.みんな凝ってるな 笑).時間がたつにつれて前の方の来賓席の方々がやってきます(中央からA,Bなどと区分されていたんですが,身分別にA席・B席なのかと思った).

 行事は定刻にスタート,国旗掲揚から始まって来賓の挨拶,紹介と進みます(この辺が結構長い.その間隊員たちは不動の姿勢).その後この日の訓練展示に参加する部隊の行進と続きました(部隊ごとに様々な色が使われていて,一見すると運動会っぽい感じ).車両としては最新鋭の10式をはじめ,90式,74式各戦車の他,16式機動戦闘車の姿も見えました.

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 後半の訓練展示は,離島に侵攻してきた武装勢力を撃退するという想定でのものです.8月に行われる総火演とは違って実弾射撃は行われませんが,その分比較的近距離からこれらの戦闘車両を観察できるのがポイントでした.

P7070294  訓練展示の後は駐屯地内の見学を.展示室では旧日本陸軍から陸上自衛隊の歴史や資料が展示されていました.自分にとって非常に興味深い分野なのでじっくり見学していたんですが,ちょうど三八式歩兵銃の展示のところで,どこかのおっさんが「三八式って一発一発弾を込めなかあかんのやろ」と宣っていました.「うーん,このおっさんにはボルトアクションという概念がないんだろうな」と思ってしまいました.

 その後は駐屯地内の売店などの厚生施設へ,なんと!売店はファミマでした.まあ最近は病院の売店にもローソンが入っている時代ですから,駐屯地の売店がファミマでも驚きはないのかもしれません.で,何気に隣にあった床屋さんの値段表をみると…

P7070305  丸刈り価格が設定されているところに自衛隊を感じました.カット・シャンプー・顔そりのセットで2500円,一般の髪型よりも500円安く設定されているようです(丸刈りはバリカンで刈るだけだから手間がかからないからでしょうか).そのほかにここではTシャツなどの自衛隊グッズも売られていて,見学者が群がっていました.

 あちこち見学して2時ごろに現地を出発,帰宅しました.雨が降りそうで降らない曇り空という,屋外イベントとしては絶好の天気でしたが,曇りだからと油断したらしっかりと日焼けしてしまったというオチまで付いたのでした (゜o゜)

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2019年7月 2日 (火)

ノストラダムスの命日

 いよいよ今週から7月に入りました.気が付いたら2019年も半分が終わってしまったわけです.小学校時代は1年どころか,1か月たつのも非常に長く感じられたものですが,中学・高校・大学と上がるにつれ時間の経過はどんどん早くなり,社会人となって以降はさらに加速度的に早くなっている印象です.

 そんな7月ですが,日本では梅雨が明けて夏本番を迎える月となります.関東では昨年は6月中に梅雨が明けてしまうという異常気象でしたが,今年は今のところは,曇り空でしとしと雨が降る梅雨っぽい雰囲気となっています(九州や西日本は集中豪雨のところもあるようですが).そんな天候ですから,例年7月はあまり活動的にならない自分です(1年でもっとも活動しないのが8月で,7月はそれに続く印象.ただし母親を巻き込んだ家族旅行が例年7月にあるので,そこだけ見ると派手に活動しているようにも見える).

Nostradamus_by_cesar  さて話は変わりますが,今日7月2日は表題にあるように日本では大予言で知られるノストラダムスの命日です.16世紀ヴァロア朝時代のフランスで活躍した文化人で,フランス風に読むとだとミシェル・ド・ノートルダムとなり(先日火災があったパリのノートルダム寺院と同じ名前ですが,ノートルダムはフランス語で「われらの貴婦人」という意味になり,これは聖母マリアを表します),ノストラダムスはそのラテン語読みです.大予言のイメージが強い人物ですが,この時代の文化人の多くがそうであるように,彼もまた占星術,医術をはじめ多彩な分野の学問を修めています.日本では主著となった「予言集」があまりにも有名ですが,他に「化粧品とジャム論」という世の女性が喜びそうな本も出しています.

 日本での大予言ブームを引き起こしたのは,1970年代の五島勉氏による一連の著作からということになります.当時の日本は公害問題やオイルショックなど未来を悲観するような空気がありました.そんな世相にうまく乗ったのが彼の著作で,世は終末ブームとなり小松左京の「日本沈没」の映画化をはじめ,角川の「復活の日」,そのものずばりの「ノストラダムスの大予言」といった終末映画が作られました.

 ノストラダムスの大予言でもっとも有名なのが,「1999年第7の月~」というもので,ここから1999年7月に人類が滅亡するとまことしやかに語られたものです(ただノストラダムスの原文では人類が滅亡するとは書いていない).もちろん1999年に人類は滅亡せず今に至っているわけですが,そういえば今年の7月は人類滅亡20周年の7月だったなぁと,しみじみと思ったのでした.そんなノストラダムスが亡くなったのが1566年7月2日なのでした(日本でいえば戦国時代,室町幕府13代将軍足利義輝が暗殺された頃).

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