端午の節句
今年は改元もあり,世間では10連休という人も多いかと思いますが,自分はというと仕事で職場籠りが多く,半分以上は仕事に出ている状態です(夜も昼も 笑).
さて今日5月5日は端午の節句です.またの名を菖蒲の節句といい,江戸時代には菖蒲の発音が尚武につながることから武家では家の男の子の出世と武運長久を願う日となりました(この日に子供が兜を被って記念写真を撮るのはこの習慣).一方で武具とは縁のない町人の間でこの日に鯉の絵柄が描かれた吹き流しを揚げる風習が生まれ,こちらが鯉のぼりとして今に伝わっています.
江戸時代には黒い真鯉のみだったようですが,明治以降より華やかなものが好まれるようになり,赤い緋鯉や近年では青や緑の小型の鯉も一緒に揚げられるようになっています.
自分の職場は何かというと,こうした季節ものの飾りを出す傾向があり,お正月の門松・お供えはもちろん,3月ひな人形,7月の七夕飾り,秋のハロウィン,年末のクリスマスなどと並んで,5月の飾りももちろん登場します.
で,数日前にちょっとその飾りを見に行ったんですが,なんかインパクトのある構図になってました.
なんか目つきの悪い真鯉がにらみを利かせていて,緋鯉がビビっているように見えます.
実はこれは支えのひもが切れて,真鯉の頭の一部と尾の一部が折れ曲がったことで偶然出来上がった構図だったんですが,もしこれ誰かが考えてやったんだったらすごいなと思ったのでした.
今朝再び見に行ったら係の人に直されたらしく,元に戻っていました.
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