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2019年4月10日 (水)

新しい年度になって

 みなさんお久しぶりです.新しい年度になってはや10日,2週間近く更新していませんでしたが,年度替わりにいろいろドタバタしていたのと,リニューアルされたココログの仕様が不安定なのでとりあえず様子を見ていた,という理由にしています(笑).

 さてこの間世間ではいろんなことがありました.まずは4月1日の新元号の発表,明治以降の一世一元では天皇の代替わりにのみ改元が行われるため,明治→大正,大正→昭和,昭和→平成はすべて天皇崩御に伴う改元でした.それに対して今回は憲政史上初の譲位による改元ということで,改元の日があらかじめわかっているというかつてない雰囲気の中での発表,世間でも大いに盛り上がりました.

 菅官房長官が発表した元号は「令和」,出典が万葉集という史上初めて国書から選ばれた元号だそうです.自分的には初めて聞いた時,「なんとなく優しい響きだな」と感じました(濁音がないのが理由かもしれません).来月1日からこの新しい元号の時代を迎えるんだなぁと考えると感慨深いです(ちなみに昭和から平成に変わった瞬間,自分はアメリカ在住だったのでそうした実感がなかった).

 そして昨日は5年後から使用が始まる新しい紙幣および500円硬貨も発表されました.お札の人も刷新されるということで,千円札が北里柴三郎,五千円札が津田梅子,一万円札が渋沢栄一になるようです.千円札は野口英世→北里柴三郎ということで,もしかしたらここは細菌学者枠になったのでしょうか(とすると次は志賀潔か 笑).

13f0702c223440b7b9b9fc1db612b9fb   デザインに関して言えば,各お札の色彩の差が現紙幣よりも大きくなったように思えます.また数字の文字フォントが変わったので,ぱっと見ヨーロッパの統一通貨ユーロに似てきたなと感じました(そういえば500円玉もゴールドで縁取りされてこれもユーロっぽい).新紙幣発行の目的のひとつは贋札の防止があるので,こうした技術を駆使した結果なんだろうとは思います.一方で2000年に発行され,現在でも細々と流通している二千円紙幣に関しては特に発表はありませんでした.デザインの変更はないものの今後も発行されるのか,フェイドアウトしていくのかは不明です.そんなことを考えた年度初めでした.

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