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2018年11月30日 (金)

セリ鍋の会2018

 先日11月29日はここ数年恒例になった大学合唱団時代の仲間との「セリ鍋の会」に参加してきました.

 去年もここで触れたんですが,実はセリ鍋は仙台地方の隠れた名産なんです.なんでも宮城県は全国のセリ生産量の35%を占め第1位なんだとか… (ちなみに第2位が芹沢鴨で有名な茨城県なのは笑えた !(^^)!).今回利用したのは昨年と同じすりみや神田淡路町店さん,宮城県の郷土料理のお店で,宮城の日本酒が飲めるのも魅力です.今回の参加者は昨年よりも2人少ない11名でした.毎年どこかで会っている人もいますが,なんと!約30年ぶりという上級生もいたりして大感激の私です.料理は基本的にコースで,サラダから始まって,炙りのしめ鯖(だったかな?),牛タンと進んでいよいよセリ鍋が登場します.今年は例年以上にセリに力を入れようという感じの計らいでセリの量が2倍のコースになっていました.今年は夏から秋の台風などの影響でセリの収穫が少ないという噂もあり心配されたんですが,無事に出てきてホッとしました.

47155429_2195119027221200_532027602 46942667_2195119100554526_340924750 (写真) セリ,根っこの部分が美味しいんです !(^^)!

 昔懐かしい話から最近の各自の活動報告など楽しい話に花が咲きました.私も宮城のお酒をしこたま飲んでいい気持になっていました(後半所々記憶がない 笑).22時半頃にお開きとなり方向が一緒の人と駅に向かいます.東京駅に着いたら運よく22時52分発の熱海行きが出るところでした.そのグリーン車に乗ります.リクライニングを倒してお休みモード,「まもなく藤沢~」,「まもなく平塚~」とアナウンスを聞きながら,「うんもう少しだ」と思って,次に聞いた放送が,

「まもなく終点熱海!」

( ゚Д゚) ( ゚Д゚) ( ゚Д゚) う,うそ~

 一瞬で目が覚める自分,見渡すとほかに乗客はだ~れもいませんでした(東海道線のグリーン車って,本来降りる駅を過ぎると座席の上のランプが赤に変わるので,巡回するアテンダントが声がけするのがパターンなんですが,小田原以西新規に乗ってくる客もいないだろうと巡回していなかったようです ((+_+))).この段階で日付が変わって0時30分過ぎ,もちろん上り電車はすべて終了しています.駅前のビジネスホテルに泊まって朝早く出ることも考えましたが,料金的に極端には違わないだろうということでタクシーで帰ることに(結局8000円くらい).宴会4次会まで行ったことにしようとあきらめたのでした.

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2018年11月18日 (日)

ボジョレーヌーボー解禁

 11月第3木曜日はボジョレーヌーヴォーの解禁日です.フランスのボジョレー地方でその年に採れたブドウの出来具合を見るために速成された赤ワインです.熟成がされていないためにブドウ本来の味が出るといわれています.漬物でいえば,やっぱり野菜そのものの味がよくわかる浅漬けのような存在なので私は「ボジョレーの浅漬けワイン」と呼んでいます.

 そんな本来はブドウの出来を見るための代物がなぜか日本で話題になるのは,初鰹に代表されるように,初物を好む国民性に関係があるのは間違いないと思われます(そのほか時間帯の関係でワイン消費主要国で一番最初に解禁日を迎える国というのもありそう).

 こうした世間の消費行動には基本的に背を向ける私ですが,ワイン好きということもあって,とりあえず毎年購入して頂いているのでした.

Img_1266  今年もさっそく買ってきていただきましたが… やっぱり浅漬けでした(笑).ちなみにボジョレーヌーヴォー解禁になると,「ここ10年最高の出来!」,「今世紀最高の出来」,「昨年を上回る出来」などとやたらポジティブな言葉が並ぶことでも知られます.額面通りに受け取れば,ワイン農家の皆さんの努力による品質改良が進み,毎年右肩上がりで良くなっているということになりますが,実際には「今年の1年生はオレが見てきた中で最低だ!」と毎年のように言っている鬼先生と同じ決まり文句なのかもしれません.

 そんなことを考えながらいただいたボジョレーヌーヴォーでした.

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2018年11月16日 (金)

歌劇「魔笛」

Img015  久しぶりの更新になります.さすがに11月に入ってかなり涼しくなってきた当地ですが,今日はもう1か月以上前の話です.

 10月3日に盛岡に出張してきた帰り,初台の新国立劇場でこの日初日を迎えたモーツァルトの魔笛公演を観劇してきました.今シーズンから新国立劇場の新しい芸術監督に就任した大野和士さんの最初の演目ということになります.

 モーツァルト最晩年のあまりに有名な作品です.ウチのKが大のモーツァルト好きということもあってこれまで一体どれだけの魔笛を鑑賞したか覚えていないほどです.新国立の魔笛といえばミヒャエル・ハンぺによる定番レパートリーがあるのですが,今回上演するのはウイリアム・ケントリッジによる新演出でした.ただまったくのピカ新ではなく,これまでヨーロッパのいくつかの劇場で上演されたプロダクションです.

(写真) 新宿駅にて

Img_1010  南アフリカ生まれのケントリッジはドローイングで知られる芸術家です.光によるドローイングを巧みに使用した舞台は極めて21世紀的で,オーソドックスだったハンぺの舞台とは対照的な印象を受けました.このプロダクションがこれからの劇場のレパートリーとなっていくのかは権利関係もあってわかりませんが,最後のカーテンコールでの演出家への拍手は十分それを予感させるものでした(春のカタリーナ・ワーグナーのフィデリオとはある意味対照的 笑).

 終演後は劇場のレストランへ.この日は比較的軽めのコースにしました.

Img_1014Img_1015Img_4062  劇場内には今シーズンの演目が張り出されていたんですが,モーツァルト2作品に加えてプッチーニが3作品と,意外に偏っているな(笑)と思ったのでした.

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2018年11月 3日 (土)

11月になりました

 ここ数日朝夕はめっきり気温が下がるようになり,上着やコートが欲しくなりました.気が付けばカレンダーは11月になっています.

 例年秋は活動的になる自分ですが,今年も9月の医師会合唱団の定演を皮切りに,しながわ宿場まつりや市民合唱祭参加,オペラ観劇,先月の東京21合唱団のコンサート,函館行き,能代寮歌と活発に動き回っておりました(その他産業医の単位集めのための甲府2往復なんてのもあった).一方で11月はステージこそありませんが,遠隔出張が入ってますし,オペラ観劇や映画鑑賞など芸術系を中心に活動する予定です.

 さて,そんな11月直前の10月31日は会合のために東京御徒町に繰り出していました.実は先月第15回コンサートを開催した東京21合唱団では,2年後の2020年秋を目標にJ. S. Bachのマタイ受難曲 BWV244を取り上げることにしています.そしてこのコンサートはアマチュアオケである”Collegium Armonia Superiore Japan”(以下ARS)との共催で行われることになっています.で,昨夜はそのARSの方々との事務的な打ち合わせでした.

 私たち東京21合唱団のコンサートはもっぱら,赤坂の霊南坂教会を主会場として行ってきたのですが,マタイ受難曲となれば教会の礼拝堂では手狭であり,一般のコンサートホールを使用することになります.今回は今後ホールを抑えるための作戦(笑)や,今後決めていかなければならないことについての洗い出し作業を行いました.などというと堅苦しい話なのかと思われそうですが,私同様ARSの方々も音楽をこよなく愛するアマチュアの方々です.打ち合わせの合間にはハイドンやモーツァルトに代表されるウィーン古典派の話題などに話が飛び,とても楽しい時間を過ごすことができました(縁あって自分も合唱団の役員をやっていますが,基本的にこういうのが好きだからこそやっていけるんだよなぁとつくづく思いました).

 そんな21合唱団のマタイ受難曲,基本二重合唱でオケは40人規模になります.合唱団の現状の規模ではちょっと厳しいところがあり,これから新規会員を大募集していかなければなりません.合唱団のHPだけではなく,各種SNSも駆使していこうと思うのでした.

44862294_1973077922789563_553355696 44913700_1977093019054720_771602804 (左写真1) マタイの楽譜各種,右の赤いのが学生時代に購入した楽譜,(右同2) 基本的にベーレンライター版(左の写真の青いやつ)と同じです

 マタイ受難曲は学生時代から好きだった作品で,いつかやってみたいと思い楽譜を購入したのですが,当時はやるチャンスがなく,楽譜も埋もれたままになっていました(ベーレンライターの国内版の楽譜).今回練習を始めるにあたり,しばらくはこの埋もれていた楽譜を使っていこうと思っています.30年間日の目を見ることなく埋もれていた楽譜に光を当てたいというのがその理由です(皆川達夫先生の対訳が付いている以外は普通のベーレンライターの楽譜と中身は全く同じ).

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