復刻!貧食カレー
自分が学生時代にさんざんお世話になった学食のひとつが,東北大学川内第2食堂(旧教養部第2食堂)です.ここはカレーを中心とした単品で食事となるメニューに特化した学食で,貧乏な学生でも安くてお腹いっぱいになれることから貧民食堂(略して貧食)の愛称で知られていました.
世代を超えて長い間親しまれてきたのですが,仙台市営地下鉄東西線の工事が本格化した2008年夏に惜しまれつつ閉店,取り壊しとなりました.さんざんお世話になった学食ということもあり,閉店前に何度か訪問しています
貧食を訪ねる (2007年10月30日)
貧食再び (2008年2月5日)
またまた貧食(2008年6月10日)
そんな貧食のカレーがレトルトになって復刻されたというニュースが飛び込んできました(東北大名物「貧食カレー」 レトルトで復刻販売).
今回復刻されたのは当時もっとも基本だった普通カレーです.玉ねぎと少量の豚肉の細切れが入っただけというもっとも貧食らしいメニューでした.当時は大盛りで200円だったのですが,今回の復刻ではレトルトのルーで378円とのこと.かなり割高ですが,利益が大学の基金に寄付されるとのことです.青春時代にさんざんお世話になったアイテムですから,速攻で購入しました(笑).
これがパッケージです.なんか貧食とは思えない高級感が漂っています(笑).
さっそくいただきます.貧食カレーといえば,当時は牛乳や30円キャベツ(キャベツの千切り)と併せて食べるのが定番だったので,それらも用意します(牛乳はテトラパックだとなお当時を再現できるのだが,残念ながら近年は見かけなくなった).
ルーは肉の切れ端以外入っていない(オリジナルは玉ねぎが結構入っていた気がするが… 後で箱を確認したら炒めた玉ねぎを加えるとより当時のものに近づくと書いてあった).色彩はもうちょっと色が薄かったような気がしますが,なにせ30年前の話だから何とも言えなません.お味の方は,意外にあっさり系でしたが,こんな味だったかどうか,舌が認知症になっているので思い出せませんでした.
そんな青春のカレーをいただいた10月下旬でした.
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