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2018年10月26日 (金)

第30回能代寮歌を愛する会

Img_4130  10月中旬から後半は産業医の単位集め,合唱団のコンサート,函館行きとイベントが立て続けにあったんですが,その締めくくり(?)として10月24日に秋田県能代市で開催された第30回能代寮歌を愛する会に参加してきました.

 普段はオペラなどクラシック音楽を愛好している私ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,昔から愛好している分野です.全国各地で寮歌イベントが行われているんですが,業務との兼ね合いもあって,ルーチンで参加しているのはこの能代寮歌と8月の中央寮歌祭の2つです.特に能代の寮歌は自分の前任地で一緒だったドクターのご尊父が主催しているイベントということで,できるだけ参加しています.

 会場はJR能代駅からほど近いキャッスルホテル能代です.宿泊先も同ホテルなので当日夕方にチェックインして部屋で荷物を解いたあと会場に向かいました.

 今回の参加者は地元の方も含めて45名程度と例年よりも少なめでした.主催している先生によると,やっぱり高齢化の影響が強くなっているとのこと.考えてみれば旧制高校最後の入学生が昭和25年(1950年)です.その方々が現在では85歳になります.それ以下の年代はすべて新制になってしまうのですから,旧制高校実体験者はいくら長寿の時代とはいえ急激に数を減らしているのが実情です.もちろん私のようにそれ以降でもこうしたジャンルを愛好する人間もいるわけですが,総数としてはやっぱり減少傾向にあるようです(実際に全国各地の寮歌祭も終了または規模縮小となっているところがほとんどです).

 そんな第30回能代寮歌を愛する会,今年も開会の言葉に始まり,黙とう(これは前年以降に鬼籍に入られた方々のため),歓迎寮歌,ゲスト代表挨拶と続き,いよいよ乾杯です.

Img_1072 Img_1067  乾杯の後は寮歌斉唱の時間,今年は北から南へという流れで北大予科から弘前,山形,二高と進んでいきました.各校それぞれ壇に上がって歌うのですが,以前はこうした際に長々とあいさつをして進行係を困らせる方々(笑)がいたんですが,近年はそうした方々も高齢で長挨拶をする元気もなくなってきたのか,去年今年は極めて進行がスムーズでした.

 今回の目玉としては一高水泳部の河童踊りの歌が披露されたこと.腰蓑をつけてユーモラスに踊るさまが面白かったです(これが当時のエリートの姿です 笑).私はというと,近年恒例となった第七高校造士館の北辰斜めの音頭を取らせていただきました.充実した時間でしたが,一方で参加者減少と関係があるのかもしれませんが,定番寮歌として知られる松江高校の青春の歌や台北帝大予科の創業歌などが省略されていたのは寂しかったです.

 閉会後はいったん部屋に戻ったのち有志で二次会に繰り出しました(今年もカラオケのあるスナックでしたが,昨年とは違うお店でした).翌日はオプションの白神山地に観光に出かける人も多かったんですが,我々はそこまでは時間が取れないということで朝ゆっくり起きて家路に向かったのでした(途中稲庭うどんの老舗佐藤養助本店に立ち寄りました).

Img_4126  こちらは2種類のつけダレでいただく二味天せいろです.

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