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2018年6月24日 (日)

ボリビア&チリ旅行記①

 さて,ちょっと早い今年の夏季休暇旅行から帰国してまだ1週間たっていませんが,忘れないうちにこちらに記事を載せておきます(いつの日かHP本編に記事がアップされるはずです 笑).まずは事前準備編から.

 毎回旅行に行っても,帰りの飛行機の段階ですでに,「次はどこに行こう」と考えてしまうほど旅行好きの自分,”夏季休暇に旅行に行かない”という選択肢があるはずはない.2018年もどこかに旅行に行くことは10年以上前から確定していた(笑).で,行先であるが近年は「歳を取ったら行きにくくなりそうなところを優先的に行く」というのがマイブームになっている.具体的に言えば辺境地帯ということになるのだが,ちょうど1月に南部アフリカに行ってきたこともあり,アフリカ大陸は今回は選択肢にしなかった(ワールドカップじゃないが,2回続けて同じ大陸にはしない).候補としては,まだ行ったことのない中央アジアやインド洋のレユニオン島も惹かれたのだが,今回はいつか行ってみたい憧れの地のひとつであるチリのアタカマ高地に行こうというのはすんなりと決定した.自分の職場の夏休み期間は6月から10月なのだが,当初は「6月=東京21合唱団の演奏会,7月=母親の接待旅行,8月=他のドクターが休むのでその留守番要員,9月=医師会合唱団の定演」というスケジュールだったために,主要行事が一段落した10月に旅行に行こうと考えていた.しかしその後6月に予定されていた東京21合唱団の演奏会が10月に延期になってしまい,その結果10月の予定が埋まると同時に6月がポッカリ空くことになった.この段階ですでに3月だったのだが,これを受けて今年の夏季休暇は6月に取ってしまおうということになった.

Img_3689  行先はアタカマ高地と決まったが,問題は旅行の形態である.場所は南米,しかもかなりマニアックな場所だ.個人で航空券とホテルを取ってというのは現実的でない.必然的にツアー参加となるわけだが,6月という世間の休みとは異なる時期に企画されるツアーなどあるだろうかと探したところ,クラブツーリズムのアタカマ高地からウユニ塩湖に抜けるツアーがまず引っかかった.このコースは日本からチリの首都サンチアゴに入りそこから空路アタカマに行く.そこで周辺の観光をしながら高地順応を図り,その後ボリビアの国境を越えて,俗に「宝石の道」と呼ばれる独特の景観美が素晴らしいボリビア南部の高地帯を通り乾季のウユニ塩湖に至る.そこで観光を行い,最後はラパスに飛んでそこから帰国という10日間のツアーだった.アタカマの宿泊は2泊だが,「宝石の道」も観光できる魅力的なツアーである.一方で,南米を専門的に扱う旅行会社であるラティーノから出ていた「ウユニ塩湖アタカマ通り抜け11日間」というツアーも目を惹いた.こちらはちょうどクラブツーリズムとは逆コースで,まずラパスに入ってそこから空路ウユニに飛び同じく乾季のウユニ塩湖を観光,その後宝石の道を通ってチリ国境を抜けてアタカマに入るというパターンだった.こちらの魅力はアタカマに3泊することで,より多くの観光時間が取れることである.募集形態は前者が最少催行人数8人の添乗員付き(設定日は6月12日のみ),後者が最少催行人数4人の添乗員なし(現地係員付き 設定日は毎日)である.

 4月上旬,まずはクラブツーリズムに催行状況を確認したところ,未だ2人しか集まっておらず厳しい状況との返事だった(やっぱり 💦).一方のラティーノの方は,こちらも場所がマニアックなこともあって,6月中に催行が確定している日はないとのことである.ただ,もし参加を希望するなら最大限催行に向けて努力するとのことだったため,この段階でラティーノ1本に絞ることにした.

 申込書を送り,手付金を払った数日後,ラティーノから催行決定の連絡がきた.申し込みは我々2人だけという状況は変わらないが,追加料金なしで催行してくれるとのことだった(感謝である).宿泊するホテル,利用する航空会社も早々に決定,この段階ですでに旅行に行くことが確定したため,その後徐々に準備を進めていく.着替え類はもちろんだが,今回はアンデスの高地帯に現地の冬に訪問するわけで,寒いことは容易に想像できた.現地で宿泊するホテルもラパスやウユニ,サン・ペドロ・デ・アタカマはともかく,中盤のアンデス高地帯での2泊はかなり寒いらしいことが分かったので,2016年のしばれフェスティバルで活躍した防寒具を活用することにした(その他乾季のウユニ塩湖名物のトリック写真用のアイテムも 笑).

34774715_1757194434377914_389511579  そうこうしているうちにあっという間に5月下旬,ラティーノから最終案内が届いた.この頃から一気に気分が盛り上がってくる.旅程表を眺めながら,「どんな旅になるんだろう」と想像を膨らませる.恒例となっている旅行前の当直ラッシュ&書類ラッシュもこなしていよいよ出発の日がやってきた.

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