盛岡バッハ・カンタータ・フェライン演奏会
4月1日に盛岡に繰り出した目的のひとつは免許の更新だったわけですが,実はもうひとつ目的がありました.それが表題のコンサートです.
実はこの合唱団,私も遠隔会員として参加しているところなんですが,昨年秋からなかなか練習に参加できず,今回のステージに乗ることはかないませんでした.ということで久しぶりの客席です♪
今回のコンサートは,詩篇98篇の「主に向かって新しき歌を歌え」を歌詞に持つドイツプロテスタントのモテットシリーズです.第1部がハインリヒ・シュッツ,第2部がフェリックス・メンデルスゾーン,そして第3部がJ. S. バッハです.
カンタータなど管弦楽や独唱も入った作品と違い,モテットは通奏低音のみのほぼ合唱オンリーの作品です.曲に占める歌う部分が非常に高く,難易度&疲労度はハンパありません.合唱団のメーリングリストなどでもかなり苦戦している様子が伝わってきていたんですが,パート練習など独自練習を積極的に行いこの日の本番を迎えたようです.
で,演奏ですが,すごいです.これらの難曲を見事に消化して歌いきっています.もちろんちょっとハートが熱すぎるなというところもあったりしましたが,全体としては引き締まったいい演奏会だったと思います.
次回の演奏会は再来年にバッハのマタイ受難曲とのこと.バッハの教会音楽の最高峰といわれる作品を常任指揮者の佐々木正利先生自身の指揮によって演奏するそうです.過去には客演指揮者によるマタイの演奏経験はありますが,佐々木先生自身の指揮によるものは40年の歴史の中で初めてだそうです.楽しみな企画ですが,今度はぜひ自分自身も参加したいと思ったのでした.
免許更新からコンサートまでちょっと時間があったので,久しぶりに市内を散策,岩手銀行赤レンガ館(旧岩手銀行中の橋支店)を見学しました.
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