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2018年4月22日 (日)

APCでの入国

 6月に南米旅行に行ってくるんですが,2018年4月現在日本から南米への直行便は存在しないため,必然的にどこかの都市で乗り換える必要があります.ヨーロッパの主要都市経由,ドバイやドーハといった中東経由なんてのもありますが,値段的に一番安いのはやっぱりアメリカ乗り換え便となります.今回は羽田から飛んで,ロサンゼルス,マイアミと2回乗り換えてボリビアのラパスに入る予定です.

 で,アメリカ乗り換えというと,一般に厳しくて時間がかかるというイメージがあります.昔から不法移民の問題があって厳しかったところに,2001年の同時多発テロが起こり,さらにその後の各地でのテロ事件頻発もあってどんどん厳しくなり,昨年のトランプ政権誕生によりまたまた厳しくなっている感じです.たいていの国ではその国に入国せず,第3国に乗り継ぐだけの人(トランジット客)に対して入国審査はなく,一般的な国際線のセキュリティのみで通過することができます.しかしアメリカの場合,単なるトランジットだけでも正式な入国審査&税関検査が義務づけられているため,ただでさえ混んでいる入国審査の列がさらに長くなることになっているのです.

 アメリカの入国審査では係員にパスポートを提示し,簡単な質疑応答と両手全指の指紋採取,顔写真の撮影を行って通過という流れになります.善良な日本人の場合審査そのものは大した手間がかかるわけではないんですが,とにかく列が長いのが問題なわけです(特に南米系や中東系の人の場合時間が長くなる傾向にあり,そうしたグループの後ろについてしまうと最悪である).

 アメリカ当局もそうした状況は認識しており,近年Automated Passport Control(APC 自動パスポートコントロール)と呼ばれる機械を導入しています.これはアメリカ市民&カナダ市民およびESTA利用の外国人向けのもので,タッチパネル式の機械で質問に答え,指紋採取や写真撮影も機械で行い,最後に出てくるレシートを持って,専用の有人ゲートに進むという流れです.要するにこのルートに乗れる人には危険な人物はいないだろうということで,そうした人々を別の流れに誘導することで審査の時間短縮を図っているわけです(実は2015年にウユニ塩湖に行った際にこの機会を利用したことがある.時間短縮が図られたかは記憶にないが).

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APCの様子(United States Customs and Border Protectionのサイトより)

 ただこのAPC,ESTA入国者すべてが利用できるわけではなく,2008年以降に一度ESTAで入国した記録のある人となっています.この2008年というのはアメリカ入国にあたり両手の指紋採取が義務化された年であり,思うにそれ以降の入国者に関しては名前と指紋の記録を参照することで審査を簡略化できるためと推測しています.

 ただ一方でネット上には,この2008年以降一度以上という条件に加えて,パスポートが更新された後の最初の1回はAPCが使えないという話も見かけます.少なくともアメリカ当局および航空会社のサイトにはパスポート更新云々のことは出てきませんから,推測するにパスポートの期限が来るとESTAも自動的に期限が切れるルールと混同してるんじゃないかという気がするんですが,実際のところはどうなんでしょう.まあ今度行ったときにAPCにチャレンジすればわかるわけですが.

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