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2017年10月31日 (火)

宗教改革500周年

 今日は10月31日,近年日本ではハロウィーンのイメージが定着しているが,世界史的にはマルティン・ルターの宗教改革記念日として知られている.

 帝政ローマ初期に誕生したキリスト教は,時の皇帝によるたびたびの迫害に会いながらも徐々に地中海世界に広まり,3世紀には社会的に無視できない勢力となっていった.そして4世紀前半のローマ皇帝コンスタンティヌス大帝による公認を経て,5世紀のテオドシウス帝の時代に至り帝国の国教とされるまでになった.

 中世に入ると特に西ヨーロッパで世俗権力が弱体化し,小国分立の様相を呈してきたこともあって,超国家的な組織である教会の権威・権力は大いに高まった.この間イスラム勢力の勃興や聖像礼拝を巡る問題もあって,西のローマ教会と東のコンスタンティノポリス教会の対立が深刻化し,11世紀に決定的な分裂にいたる.以後西ヨーロッパはローマカトリック教会の独壇場となり,その権力は11世紀末から13世紀の十字軍時代に絶頂を迎えた.

 十字軍の失敗後には,さすがにその権勢にも陰りが見え始めたが,世俗領主の側面も持つ高位聖職者の実力はまだまだ強いものがあった.一方でこうした聖職者の堕落も著しく,中世末期から近世にかけてはしばしば教会改革の動きも見られた(この時代の教会の歴史は高位聖職者が堕落してくると,修道院出身の気合の入った聖職者が登場して引き締めに走るといったパターンが多い).一方で学者など外部からの教会批判に対しては厳しい押さえつけが行われた(15世紀ボヘミアのフスの処刑など).

 ルネサンス期になるとフランスやイギリス,スペインなどでは国王による中央集権が進んだ結果,これらの地域からの教会収入は大きく減ってしまった.このためローマ教会は,中小諸侯が乱立し,教会領も多い神聖ローマ帝国(ほぼ現在のドイツ語圏)に目をつけ,この地を主な収入源とするようになった.こうした中16世紀初めのローマ教皇レオ10世はサン=ピエトロ寺院修復などを目的として,ドイツ国内で大量の免罪符の販売を開始した.

Lucas_cranach_i_workshop__martin_lu  これに異議を唱えたのがヴィッテンベルク大学で教鞭をとり,自らも下位聖職者だったマルティン・ルターである.彼は免罪符販売を批判し,当地の教会にいわゆる「95か条の論題」を打ち付けた.時に1517年10月31日,これが宗教改革の始まりとされている.このルターの宗教改革以後も多くの動きがあり,その後西ヨーロッパのキリスト教世界はローマカトリック教会とプロテスタント諸教会に分かれていくことになる.

 今日はそんな宗教改革500周年というものすごい節目の年である.ただルター派の多いドイツではそれなりに盛り上がっていそうだが,キリスト教世界の中では多数派であろうカトリック教徒や正教徒にとっては,宗教的な意味はない普通の日なんだろうと想像した.

 ちなみにルター派の教会である聖トーマス教会のカントールだったJ. S. バッハはこの宗教改革記念日のためのカンタータも作曲しており,カンタータ80番「神はわが堅き砦」はルターが作曲したコラール旋律を使用した作品として名高い.

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2017年10月30日 (月)

獺祭!!

 お酒好きな自分,旅行はもちろん,出張等で出かけた際にもその土地のお酒(日本酒や焼酎など)を購入ます.で,日本酒などは自宅にしまっておいて,気が向いた時に飲むというパターンになっています.

 今年の5月に山口県に出かけた際に,岩国市の有名な日本酒である獺祭を購入してきました.その後家のワインセラーに保管されていたんですが,昨日SNS上で友人がこれを飲んでいる様子をアップしていたのに触発され(笑),ついに開けることにしました.

Img_3300  昨夜は出張当直だったため,今日は定時で上がって帰宅しました.せっかく獺祭を開けるのだから,食べるものもきちんとしようということでこの日のメインはぶりのしゃぶしゃぶになりました(あとはお刺身も).

 一口飲んで,やっぱり美味いなと感じます(^^)v.蔵元が酔う酒ではなく味わう酒をと言っているんですが,まさにそれがよくわかるのでした.

Img_3297  こちらの写真は出張先から見えた今朝の富士山です.木曜の朝は冠雪していましたが,いつの間にか溶けた様子です.

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2017年10月29日 (日)

10月29日の出来事

 今日は10月29日,先週に引き続き(?)日本列島には台風が近づいていて,各地で強い雨が降っているようです.こんな日は行楽に出かけようという気分にもならないので,逆に絶好の当直日和と言えます(笑).そんな雨降りの日曜日は隣県の病院に出張当直に来ています.

 こうした応援当直は朝から翌朝までの丸一日です.まあ救急外来がない病院なので忙しくはありませんが,一日院内に監禁(笑)されるので,飲み物やおやつなどは事前に用意しなければなりません(小さな病院なので売店はない).というわけで途中セブンイレブンに寄ったんですが,レジで会計をしたらくじを引けといわれました.いわれるままに箱に手を入れ,適当にくじらしきカードをひいて店員に見せたところ,何やら当たったようです (^^)v

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 当たったのはこちら,エッセンシャルシャンプーです(笑).能書きによると,ハネ寝ぐせを抑えるシャンプーだそうです.自分にピッタリじゃないかと感動しました(このシャンプーの定価がわからないんですが,結構上の方の当たりじゃないかと思った).

 そんな10月29日は歴史的に何があったんだろうと調べてみたんですが,モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」がプラハのスタヴォフスケー劇場で初演されたのが今から230年前のこの日だそうです.

 モーツァルトはそれこそ交響曲から協奏曲,歌曲から宗教曲等すべてのジャンルの作品を残していますが,そんな彼が最も力を入れていたのがオペラだと言われています.特にウィーンに移ってから作られた諸作品は人気が高く,今での世界中のオペラハウスで定番のレパートリーとなっています.

 1786年に初演されたフィガロの結婚は,ウィーンではあまりヒットしませんでしたが,当時ハプスブルク帝国の一部だったプラハでは大ヒットとなり,モーツァルトもこの街に呼ばれて大歓迎を受けました.そして,新たに新作オペラをという依頼を受けて作曲されたのがこのドン・ジョバンニです.プラハでの初演は成功を収めたものの,その後各地での評判はイマひとつだったようです.ただその後時代が移るにつれて作品の評価も上がり,現在ではフィガロやコジ・ファン・トゥッテ,魔笛と並ぶ人気作品となっています.

 ついでに,その他の10月29日としては第一次世界大戦によるオスマン帝国の崩壊による混乱のなか,アンカラに成立したケマル・アタチュルクに指導された政権がトルコ共和国の建国を宣言した日ともなっています.

 そんな歴史にも思いを馳せている2017年10月29日でした.

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2017年10月28日 (土)

近況報告

 10月に入って更新が滞っていたこともあり,頑張って連日更新していた日々もありましたが,気が付いたらまた1週間近く空いてしまいました(汗).衆議院選挙と台風21号があった週末を経て,今週は日常業務や当直などが副業(笑)が頻繁に入り忙しくしていました.

 この間10月25日は沼津市の病院の応援当直に行ってたんですが,明けた26日窓からは冠雪した富士山の姿が!

22814091_1505418559555504_310444556  前日は曇りで気づかなかったんですが,この日の夜のうちに冠雪した模様です.実はこれが初冠雪だったらしいと知ったのは,自分の職場に戻った後のことでした(笑).

 この出張先の病院では,月末に迫ったハロウィーン飾りも出ていたんですが,一連の飾りの中で自分のハートを鷲掴みしたのがこちら!

Dnlrpqcuqaabswkjpg_large Dnlrv72u8aasonyjpg_large  ジャック・オー・ランタンを意識しているんだとは思いますが,どう見ても「なめこ栽培キット」の”まさる”にしか見えませんでした ( ;∀;).

 そんな活動をしている10月末でした.

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2017年10月22日 (日)

選挙と台風

 今日2017年10月22日は衆議院総選挙の日,直接民主制を採用していないわが国では国民が国政に関与する極めて貴重な機会です.今後の我が国のかじ取りをどのような人たちに任せるべきなのか,一人一人が判断し悔いのない投票行動を取ってもらいたいものです.

 一方で今日は台風21号接近のニュースも流れています.

 関東上陸「史上最強クラス」23日未明から明け方に 300ミリは都心の1カ月分超

 超大型で非常に強い台風が日本列島の南岸を北上中で,予報によれば明日の未明に関東地方に上陸する可能性があるのだそうです.今現在(夕方5時)当地は風もなく朝から降り続いていた雨も一段落していますが,今夜からまた雨脚が強まる可能性があるようです.今夜は選挙速報もありますが,台風関係のニュースにも注意する必要があるようです.

 そんな10月22日は自分は朝から当直です.台風で行楽とは縁遠い今日はまさに当直日和,なんたって台風の影響が一番出そうな明日朝の出勤の必要がないんですから(笑).業務の合間に来月の学会の準備もしようと思ったのでした.

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2017年10月21日 (土)

宇宙戦艦ヤマト2202第三章

Img158  一昨日の話になるんですが,現在上演中の宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち ~第三章~を鑑賞してきました.

 自分はまさに宇宙戦艦ヤマトからガンダムへと至る時期に多感な(?)中高生時代を過ごした世代です.ですから旧ヤマトの前半(1作目から,さらば,新たなる,永遠にあたりまで)は熱心に劇場に通っていたくちです.そうした懐かしさもあり,2012年春に第1作のリメイク作品である宇宙戦艦ヤマト2199の第一章が公開された際は期待半分不安半分で観に行きました.で,何気に面白かったのでその後も新作が完成するたびに見に行くようになっています(2199は2013年秋に完結).

 そして2017年2月からいよいよその続編ともいうべき,宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たちがスタート,今回はその第三章にあたる部分の上映でした(テレビ版の際は第7話~第10話に相当).

 旧作だと続編は劇場版の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」とテレビ版の「宇宙戦艦ヤマト2」の2種類があり,ストーリー等が異なるんですが,今回のリメイク版がどちらの流れになるのかはまだわかりません.ただこれまでの第一章,第二章を観る限り,地球を発進してテレザート星に向かうという流れはそのままですが,そこに挿入される様々なエピソードはほぼオリジナルなものが多く,2199以上にその辺は興味深いです.

 物語的には面白いのですが,一方で前作で描かれていた勤務の交代制(24時間体制の軍艦勤務では基本的に三直制の交代勤務であり,同じ人間が常に同じ場所で働き続けることはなく,ヤマトの第一艦橋勤務者も交代でいろんな人物が位置に付く)が何となくあいまいになっているのが残念です.まあ,今回の航海にあたっては地球に残った旧乗組員が結構いることと,それを補うヤマト側の新キャラが少ないこともあって交代できるキャラが少なくなったのが現実ではありますが… ともかく,次回が楽しみなのは間違いありません.

 鑑賞後は遅い夕食,この日は牡蠣をいただきました \(^o^)/

Dsc_1769  4種類中3種が北海道産でした♪

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2017年10月20日 (金)

金銭入試

 世に裏口入学という言葉がある.これは正規の試験では合格がおぼつかない生徒(とその保護者)が,学校関係者とのコネやお金の力などを使って入学することを指す用語である.

 一般には裏口入学という言葉はネガティブな意味で使われる.それは,学校側が公表している入学者選抜方法とは異なるやり方,すなわち不正な方法による入学であるということと,こうした際に動くお金が大学の正規の会計には乗らず,あっせん者や学校関係者の闇マネーとなるからだと思われる.最近ではどうなのかはわからないが,特に保護者が自分の子弟を何としても入学させたいという動機が強い,私立医学部などではかつてこの手の入学はあったとされている.

 ちなみに自分が現役だった頃の医学部入試はほぼペーパー試験がすべてだった(面接や小論文を課する大学もあったがウエイトは大きくない).しかし近年では,AO入試とか地域枠の推薦入試学士入学制度など学力試験絶対ではない入試枠も存在している.であるならば,多額の寄付金の納付を前提とした入試枠があってもいいんじゃないだろうか.すなわち金銭枠入試である.

 先に出した裏口入学が問題なのは,大学が公表している選抜方法と異なることが理由だ.であるならば,あらかじめ定員の一部を規定の金額を納付することを条件に選抜すると公表していれば,そうした入試があっても良いことになる.

 こういうことを言うと,「金持ち優遇だ!,不公平だ!」という声が聞こえてきそうだ.だが,待ってほしい,不公平というなら地域枠だって不公平だ.これは特に地方の医師定着率の悪さが背景にあるのだが,特定地域出身の生徒を特別枠で優遇することは,他の生徒にとっては不公平そのものである(おまけに地域枠で入学した生徒が100%その地域で働いてくれる保証はない).地域枠がありなら,金銭枠があったっていいだろう.特に近年は国立大学でも独法化されて財政が厳しいのである.お金をたくさん払ってくれる保護者は有難い存在だ(裏口入学と違って,この金銭枠で得られた収入はすべて大学の会計に組み込まれる).

 もちろんこの金銭枠,「お金を払う=合格」という意味ではない.いくらお金を積んだとしても,大学の授業についていける基礎学力のない生徒は入学させるべきではない.特に医学部は修業年限6年と長い上に,最後は国家試験という学力以外に頼ることができない関門が待っている.入学段階で,明らかにそれにパスできそうもない生徒を入学させることは,その生徒や保護者にとっても不幸なことである(医学部は順調に進級しても卒業段階で24歳になる.途中で留年などをすると30歳近くになってしまうこともあり,その段階で進路変更というのも酷である).

 すなわち金銭枠とは言っても当然学科試験は行われるのであり,枠以上の応募があった場合の選考は学科試験の成績で決まることは言うまでもない(仮に応募者が定数以下の場合でも大学の設定した最低点をクリアしていないと入学は許可しない).この制度のメリットは一般枠に比べると合格最低点が低くなることにあり,大学の授業についていけるだけの学力はあるものの,一般枠での合格最低点に届かない生徒を金銭で救済するのが主眼である.もちろん入学後は一般枠・地域枠・金銭枠といった区別は全くなく,授業や試験によって進級・留年が決まっていくことになる.

 そんな入試制度もあっていいんじゃないかと思ってみた.もっとも自分が高校生の頃にこの制度があったとしても,当時の実家の経済状況から金銭枠での入学など夢のまた夢だったのは言うまでもない(それどころか私立の医学部自体が考えられなかったからなぁ 笑).

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2017年10月19日 (木)

第51回小田原市民合唱祭

Img171  趣味のひとつが合唱という自分,現在いくつかの合唱団に所属しているんですが,そのなかのひとつ,小田原医師会合唱団はなにかとステージの多い合唱団です.現在の活動のメインは年1回の定期演奏会にあるんですが,その他にも医師会関係の市民向けイベントや大規模な学会のウエルカムパーティの余興などに出演するケースが多いからです(そもそもの始まりがそっち系だったというウワサも).

 特に今月は1日に市の認知症関連イベントの演奏,15日昼には健康フェスティバルでの演奏,さらに同日夜には今年の春に叙勲を受けた先生の祝賀イベントでの演奏と小ステージが目白押しでした.そんなイベント三昧の10月で一番大きなものが表題の市民合唱祭です.

 これは市の合唱連盟に所属している合唱団が一堂に会して日頃の活動成果を披露するイベントです.規模や歴史は本当に様々で,広く活動しているところもある一方で,この合唱祭が唯一の発表の場みたいな小規模なところもあってバラエティに富んでいます.我々医師会合唱団は比較的新参の部類に入るんですが,団員が徐々に増えていることもあって,市の合唱連盟所属団体の中では一二を争うほど(笑)規模が大きくなりました.

22279880_1484317861665574_449881950  で,8月に記事を書いたんですが,今年は自分も合唱祭の役員で駆り出されたため,当日は朝早くから会場入りしました.自分に与えられた役は舞台係,参加団体によって指揮台や譜面台の要不要,ピアノの位置や蓋の明け具合が異なるため,演奏の合間にそれらの調整をする役割です.午前中はリハーサルを行う団体を利用してその段取りの習得をして,いよいよ本番を迎えます(ウチの合唱団は午前中に別なスタジオでリハーサルでしたが自分はこちらで拘束されているため不参加,ほぼぶっつけ本番でした 笑).

 舞台係は基本的に下手の袖に待機しています.開会ちょっと前に講師の先生方が袖にやってきました.今年の講師は作曲家の木下牧子さんと声楽家の多田羅迪夫さんです.自分と縁が全くない方々というわけでもないんですが,さすがに声をかけるのは憚られました(笑).ちなみに木下牧子さんはこの前日にNHKホールで開催されたNHK学校音楽コンクール高校の部の審査員をされていて,2日連続でたくさんの合唱を聴くことになるわけですが,昨日はムチャクチャ上手い団体ばかりで,一方今日は… とにかくお疲れ様という感じでした.

 そんなこんなで合唱祭は開演,私を始め数人の舞台係はサクサクと仕事をこなしていきました.ちなみに,先ほどの講師の先生以外にも袖には各合唱団の指揮者の先生やピアニストの方々が入れ代わり立ち代わりやってきます.普段人間観察が大好きな私は,そうした指揮者とピアニストなどの織りなす人間模様を眺めていました(けっこう面白いです 笑).

 普段合唱祭は歌うだけでしたが,こういう形で参加するのも面白いなと思ったのでした.

Dsc_0352  空き時間にちゃっかりこんな写真を撮って遊びます(笑).

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2017年10月18日 (水)

Smart Keyboardが壊れました

 普段使用しているタブレット,iPad Pro 9.7インチ,昨年の春に購入したものです.従来モデルと異なるのが,Smart Keyboardの存在でした.タブレットは持ち運びに便利で使い勝手はいいんですが,文字入力に難がありました.簡単なメールやSNSの記事程度ならタブレットの仮想キーボードでも問題はないんですが,長文のメールやブログの投稿,はたまたプレゼン用KeyNoteの編集になると仮想キーボードでは使い勝手が悪いのです(特に画面の半分がキーボードで埋まってしまうのは致命的).

 そんなタブレット用の外付けキーボード,従来はサードパーティから出ていたbluetooth接続のものを使ったりしていたんですが,充電が必要なことと,意外にかさばることなどから,買ったはいいが気が付いたら本棚の飾り状態というパターンになるのが実際でした.

 しかし,iPad Proの発売と同時に登場したSmart Keyboardは直接接触式の充電要らず,普段はカバーにもなるということで,(多少重量がある点を除けば)まさに願ったりの製品ということで,iPadと同時購入して使っていました.

 が,しか~し

 1か月ほど前から時々接触不良なのか,認識しない時が現れ始め,ここ2~3日,とうとううんともすんとも言わなくなってしまいました.本体を再起動したりもしましたがダメでした.

Pa180017 (写真) Smart Keyboardを接続すると本来は出ないはずの仮想キーボードが出現している

 どうやら寿命が来たようです.購入して1年半弱ですが,365日出張や旅行等で常に持ち歩き,しかも砂漠とか熱帯のジャングルとか苛酷な環境にも数多く晒してきましたから,仕方がないのかもしれません.

 とはいえ,ないと困るアイテムですから新しいのを買おうかなと思っているのでした.

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2017年10月17日 (火)

楽劇「神々の黄昏」

Img157  秋は芸術の季節です.特に世界のオペラハウスは秋に開幕し翌年の春まで公演が行われるパターンになっています.東京の新国立劇場もその例にもれず,だいたい10月から翌年6月までがシーズンになります.そして2017/2018年のシーズンがいよいよ始まりました.その最初の演目がワーグナー作曲の舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」の第3夜,「神々の黄昏」でした.私も10月4日の公演に行ってきました.

 新国立劇場の現在の音楽監督は飯守泰次郎さん,ワーグナーのスペシャリストです.2014年に同劇場の音楽監督に就任した時から,これは指環をやるための招聘だということは明らかでした.最初の2014/2015のシーズンは「パルジファル」の新演出と「さまよえるオランダ人」の再演版のスタートでしたが,翌2015/2016年のシーズンから新演出の指環が始まり,同年に「ラインの黄金」が,翌2016/2017年に「ワルキューレ」と「ジークフリート」が上演され,今回ついに「神々の黄昏」に至ったわけです.

 舞台祝祭劇ニーベルングの指環はワーグナーがその構想から完成まで実に30年近い年月を費やした大作です.本作は全体の総上演時間が15時間を越えるため,一気に上演することは現実的ではありません.全体は4つの部分からなっており,それぞれ序夜「ラインの黄金」,第1夜「ワルキューレ」,第2夜「ジークフリート」,第3夜「神々の黄昏」と名づけられています.

 今回の第3夜「神々の黄昏」は,前作「ジークフリート」でブリュンヒルデ(神々の長ヴォータンの娘にして元ワルキューレ)と結ばれたジークフリートの旅立ちから,ギービヒ家の当主グンターの異父弟ハーゲンの姦計による彼の死,そしてその後に続くブリュンヒルデの自己犠牲による魂の救済と神々の世界の終焉が描かれます.

Img_3273 (写真) 休憩を入れると16時開演で終演は22時です

 演奏時間は4時間半以上!(休憩除く)と全4作中最長ですが,鑑賞する側にとっての疲労度はそれほどではありません(私のような普段はイタリアオペラを愛好する者にとっては.根っからのワーグナー好き,いわゆるワグネリアンにとっては一番人気はワルキューレです).理由としては,登場人物が結構多く(特に前作ジークフリートにくらべて),人間も登場するためそれなりに人間ドラマが展開されること,合唱が初めて登場し華やかさが増すこと(実は全3作までは一般のオペラでは定番になっている合唱が全く出てきません)があると思います.

 しかし音楽はあくまでもワーグナー的で濃密です(笑).ワーグナー作品が他の,特にイタリア系のオペラと違う点はイタリアオペラが歌手の美しいアリアやアンサンブルを聴かせるのが主眼なのに対して,ワーグナーでは歌そのものよりもオーケストラを含めたトータルで物語を語るスタイルにあります.特に示導動機(ライトモチーフ)と呼ばれる旋律(登場人物や情景などに対してそれぞれ小さな旋律が設定され,場面場面に応じて使われる)が効果的に使われる様はまさにワーグナーという感じです.

Img_3274 Img_3275 (写真) 劇場内ホワイエの様子

 今回の一連の公演ではシュテファン・グールドがローゲ(ラインの黄金)→ジークムント(ワルキューレ)→ジークフリート(ジークフリート&神々の黄昏)と通して出演していたのが特筆されるんですが,一方でブリュンヒルデ役は全て異なるキャストでした(ワルキューレ:テオリン、ジークフリート:メルベート、神々:ラング).

 午後4時の開演でしたが,途中2回の休憩をはさみ,終演はなんと10時! とはいえ終盤ジークフリートの死からブリュンヒルデの自己犠牲までは息をつく暇もないほど一気の展開,最後の愛の救済の動機の締めを聴いた時は魂が抜けそうになっていました(一方でいつもながら残念なのはすぐに拍手したがる人がいること,せめて30秒くらいは余韻が欲しいだろう!と思ったのでした).

 ともかく,ワーグナーを観劇するとその後1~2週間はその音楽が頭の中に渦巻くんですが,今回もやっぱりそうなのでした(笑).

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2017年10月16日 (月)

10月になりました

 みなさんこんにちは,ものすごく久しぶりの更新になってしまいました.最後の投稿が9月30日でしたから,ほぼ半月ぶりということになります.この間いろんなことがあって走り回っていたというのが実際のところです.これから少しずつ最近の出来事をアップしていきたいと思います.

 10月に入って最初の頃はまだ温かく,残暑が続いていましたが今週に入ったころから急に冷えてきました.秋を通り越して初冬のイメージです.この気温の変動で周囲には風邪をひいてしまった人もいるようです.

Img_3271  そんな寒い時期には鍋だろう (^^♪ ということで,今シーズン初のきりたんぽ鍋になりました.もちろんお酒も一緒なのはいうまでもありません(笑).

 ちなみに10月最初のイベントは1日(日曜日)に市内で開催された「認知症をにんちしようイベント」でした.これは行政が主催して行われたもので,高齢化に伴い大きな問題となっている認知症について,様々な方面から取り組んでいる市民への啓蒙イベントです.自分にとっても専門領域の話題なんですが,今回はそうした医学的側面からの参加ではなく,所属している医師会合唱団としての参加でした.演奏曲は先月の定演でやった作品の一部で,特に歌謡曲は大ウケでした (^^)v

Img_3266 Img_3268  諸事情で夏季休暇の旅行は延期になってしまいましたが(笑),元気に活動している10月でした.

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