巴里祭
久しぶりの更新となりました.7月に入ってから先週は恒例の家族旅行に出かけていたりいろいろ活動していました(旅行の話題は後日こちらにアップします).
さて,暑い日が続いています.九州北部では豪雨で大きな被害がでているところもあるわけですが,当地はまだ梅雨が明けていないというのが信じられないような夏本番の日が続いています.
さて今日は7月14日はフランスの革命記念日です.1789年のこの日,折からの不景気等による生活苦から不満を募らせた民衆がパリのバスチーユ牢獄を襲撃,この暴動が全国に波及することでフランス革命が始まったとされています.このため同国ではこの日は祝日とされ,市内では様々な行事が行われています.
(写真2) パリの目抜き通りシャンゼリゼ通り(2008年3月訪問時)
フランスという国は独特の文化や風土のある国です.日本から見ると欧米諸国,西ヨーロッパ諸国と一緒くたにされたイメージがありますが,政治的には現代のグローバリゼーションの中心にある米英とは常に一線を画した行動をとっています.文化的にも禁欲的なプロテスタントのイメージがある(特にアメリカ)とちがい,たとえば以前話題になった風刺画文化など,時にはちょっと??なことも平気で行ったりします.食事関しても,お世辞にも質素&ジャンクなイメージでお世辞にも美味といいにくい(笑)米英とはきわめて対照的にフランスの食は洗練されています.
このような現代に続くフランス人のアイデンティティの原点となったのがフランス革命なのです.
この革命記念日をテーマにしたフランス映画がQuatorze Juillet で意味はそのまま7月14日です.これはルネ・クレール監督によって1933年に作られた作品で,特に革命をテーマにしているわけではなく,1930年代のこの日に繰り広げられた庶民の恋愛劇です.,日本では巴里祭という題で公開され人気を博しました.
自分も学生時代ある年の7月14日にレンタルビデオ店でこの作品を借りてきて,観たのを覚えています.
そんなことを思い出した2017年7月14日でした.
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