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2017年6月30日 (金)

ハンバーガー

 若い頃に比べると断然頻度が減ったが,今でも時々ハンバーガーショップに入る.お店としてはモスバーガーが一番多いような気がするが,時にはマックにも入る.

 で,今日何気にマックに入って注文したのがこれ

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 ハンバーガー (^.^)

 ハンバーガーショップというくらいなんだから,最も代表的なメニューなハズなのだが,実は一番地味なメニューである.実は自分,マックでハンバーガーを注文したことは人生の中で片手で足りるくらいしかない.チーズバーガーならそれこそウン百個は食べてるのに.

 思うにハンバーガーに入っているピクルスが子供にとって苦手で,そのイメージが強かったからではないかと分析している.

P5260830  と,書いてきて,「あれっ?チーズバーガーにもピクルスは入っていたかな」と思い調べたら,チーズバーガーにもピクルスは入っているらしい(抜いてもらうことは可能なようだが).それでもチーズバーガーにピクルスの思い出がないのは,あの濃厚なチーズの味にかき消されいるからなんだろう.

 今回,何年ぶり(何十年ぶり?)かでハンバーガーを食べたが,やっぱりチーズバーガーの方がいいなぁと感じたのだった(嘉門達夫の”ハンバーガーショップ”でも出てくるのがもっぱらチーズバーガーなのは,それだけチーズバーガーがマックの代表的メニューと認識されていることなのだろうと思う).

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2017年6月26日 (月)

江ノ島海岸

 江ノ島海岸はどこにあるでしょうか?

 と聞くと,「サザンオールスターズの曲なんかによく登場する,神奈川県藤沢市にある江の島周辺の海岸のこと?」という答えが返ってきそうです(少なくとも関東在住の人間なら90%以上の人はそう答えそう).

 が,残念ながらそれは不正解です.神奈川県には江ノ島(正確には江の島)はありますが,その周辺の海岸は湘南海岸であって江ノ島海岸という名称ではありません.おそらく周辺に江ノ島水族館とか江ノ島電鉄とか、「江ノ島~」を頭に着けたモノが多いことからくる誤解だと思われます.

 で,正解はというと北海道.札幌や小樽から積丹半島をはさんで反対側,渡島半島の付け根部分に位置する島牧村にそれはあります.

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 その名もズバリ「江ノ島海岸」,実は日本の渚100選にも選ばれている,その筋では有名な海岸なのです.

P6251039  今回学会でわざわざ北海道まで来たんですから,終わってすぐ帰るなんてもったいないことはしません.最終日の帰りの飛行機は夜9時発を購入したこともあり,半日は十分に北海道を堪能できます.ということでかねてから行ってみたかった江ノ島海岸にやってきました.

 ここの海岸はいわゆる南国系の白砂ではなく,玉砂利で構成された北方系の海岸です.残念ながら時おり小雨の降る曇り空ということで,絶景の海岸という雰囲気ではありませんでしたが,晴れていたらきっと素晴らしいんだろうなと想像を膨らませてみました(笑).この日はほとんど人影がありませんでしたが,真夏には海水浴やキャンプ,さらには釣りを楽しむ人で賑わうんだそうです.

P6251044  江ノ島海岸の近くには「よってけ!島牧」という名の道の駅があります.地元の物産品の販売のほか,レストランでは生簀にいる魚介類をその場で焼いて食べるバーベキューが人気です.すごく惹かれたんですが,自分の場合魚介のバーベキューを食べてアルコールが無いのは逆に拷問のため(この日はレンタカー利用),諦めて地物のフノリ入り蕎麦にしました(こちらも美味しかったです).

P6251055 P6251056 (写真左) フノリ入り蕎麦,(同右) レストランから見える海辺の原生花園

 食事の後は,島牧村にやって来たもう一つの目的である賀老の滝へ.ここももちろん日本の滝100選に入っている滝です.道の駅近くから細い道を内陸に入っていきます.

P6251047  狭い道で一部すれ違いが難しそうなところもありますが,幸い対向車の姿はほとんどありませんでした.

 どんどん山奥に入っていくと,賀老の滝を示す案内板を発見,そのままさらに進んでいきます.

P6251049 P6251050  そのままさらに進んでいったんですが…

P6251051  き,霧が… ( ̄▽ ̄)

 しかも進むにつれてどんどん濃くなっていきます.なんとか滝に向かう駐車場にたどり着いたんですが(駐車場から滝の展望台までは徒歩10分程度らしい),先が見えないほどの霧です.ヒグマも生息しているらしいこんな山奥,周囲が見えないとクマに遭遇する確率も上がるでしょうし,仮に辿り着いても滝は見えそうにありません.残念ですがこの日は断念することにしました.

P6251052 P6251053 (写真左) 駐車場の案内板,(同右) 滝に向かう遊歩道ですが,ご覧のような霧です(泣).

 滝を見ることはできませんでしたが,「道の駅のバーベキューといい,またここに来る大義名分ができたのだからいいとするか」と例によってポジティブに考えることにしたのでした.その後は洞爺湖から支笏湖を抜けて空港に向かいます.洞爺湖ではちょうど自分の学会と同じ日程でマンガ・アニメフェスタが開催されていたようで,大勢のレイヤーさんが歩いていました.

 空港に帰着後は時間があったので空港内の居酒屋さんへ.北海道の食を堪能したのはいうまでもありません.

Img_3119 19399663_1361216290642399_229123151 こうして金曜日の演奏会から始まった怒涛の週末が終わったのでした.

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北海道に行ってきました

 週明けの更新です.

 この週末は,23日(金)の夜に東京赤坂の霊南坂教会でのコンサートに参加,その後の打ち上げを経て都内に宿泊しました.で,翌24日(土)は朝9時の全日空機で北海道に飛びました.

Img_3096 (写真1) 羽田空港第2ターミナルにて

 目的は第82回日本温泉気候物理医学会(以下温気会)に参加するためです.名前だけ聞くと,「ん?」となる(笑)学会ですが,今年で82回を迎えることでもわかるように,戦前(昭和10年)から歴史のある古い学会です.

 自分も入会してかれこれ17年になります.温泉の名が付くように毎年の学術大会は温泉地で開催されることが多い学会ですが,別に「温泉に浸かれば体にいい」とだけ言っているわけではなく,温泉を利用した健康増進だけではなく,タラソテラピーなどの気候療法やリハビリテーションなどの物理療法なども扱う横断型の学会です.自分もできるだけ参加しているんですが,名前のイメージからかただ参加するだけだと「遊びに行ってるんじゃないか」と疑われる危険性があるため(笑),毎年演題を発表することで,そうした疑念を払しょくして参加しています.

 そんな温気会の今年の会場は北海道南部赤井川村にあるキロロリゾートでした.

Img_3112 (写真2) キロロリゾートのホテル

 ここは冬季にはスキー場としてにぎわう所ですが,夏場には各種イベントなどが行われるようで,今回のような学会もその一部らしいです.ホテルに入ると,学会の名札をぶら下げた人に交じって親子連れなどの観光客の姿も多数ありました.

Img_3110 Img_3111 (左写真3) 学会場であることを示す看板,(右同4) ホテル内部

 受付を済ませた後は発表者用のPCデスクへ.ここで自分が発表するパワーポイントが正常に動くか最終確認をします.OKなら受け付けは完了です.自分が発表するセッションまではまだ時間があるので,シンポジウムや特別講演を聞いて過ごします.今回は北海道での開催ということもあり,近年アトピーや乾癬に効能があると人気が高まっている,道北の豊富温泉からの発表が興味深かったです.

 やがて時間が来たため自分のセッションへ.発表は5分で討論は2分という段取りです.演題のところには残り時間を知らせるデジタル表示がされます(残り1分を切ると赤くなるウルトラマンのよう 笑).発表は順調に進み,ちょうど残り10秒で終わります.その後は参加者からの質問等がありましたが,総じて事故もなく自分の発表は完了したのでした.

 夕方になりこの日の日程は終了,夜は懇親会も行われるんですが自分はパスしてほかの場所に繰り出したのでした.

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2017年6月21日 (水)

角館にも行ってきました

P6150969 (写真1) 角館の武家屋敷通り

 一週間以上たってしまいましたが,能代の寮歌イベントの翌日は,帰りの飛行機が夕方ということもあって,前日の男鹿半島に続き,少し観光して歩くことにしました.行先は角館,春は桜の名所としても名高い趣のある街です.

 角館は秋田を本拠とする久保田藩の支城(角館城)があった場所です.城郭自体は後の一国一城令によって破却されたものの,当初は蘆名氏,その後は佐竹氏の分家筋の佐竹北家が支配していました.元々城のあった古城山の南麓,檜木内川の左岸に市街地が形成された.街は北側の武士の居住区である内町と南側の町人居住区の外町に分けられ,両者の間には火除け地が置かれています.

P6150925 (写真2) 人力車にて

 明治以降大きな災害がなかったことや,地域の政治経済の中心が隣の大曲に移ったことから市街地の大規模な再開発が行われず,このことが結果として昔ながらの町並みを保存する結果となります.昭和51年(1976年)に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されて以降観光客が増加,さらに平成9年(1997年)の秋田新幹線の開業によってその数は一気に増え現在では外国人観光客の姿も見られるようになっています.学生時代には桜の季節に訪問したこともありましたが,今回は6月の新緑時期の訪問となりました.

P6150914 (写真3) 青柳家の薬医門,当時馬を繋いだとされる石もあります

 まずは人力車にて武家屋敷地帯の散策,有名な青柳家や石黒家の外観や庭の木々を見学,樹齢300年の樅ノ木やしだれ桜が見事でした.角館のしだれ桜は藩政時代,佐竹家二代目義明の妻が京都から輿入れしてきた際に持ってきた苗木が枝分けされて増えて今に至っているといわれているそうです.

 人力車の後は武家屋敷内部の見学です.青柳家は現在人は住んでおらず市が管理する施設となっています.内部は武家屋敷の他,各種の博物館的な要素も兼ね備えています.自分的に注目したのは昔のレコードがたくさん展示されていたコーナー,トスカニーニのベートーベンの英雄のレコードには感動しました(笑).

P6150952 P6150954 (写真4,5) 昔のレコード(SP版)

 青柳家の見学の後は隣の石黒家へ.ここは現在も同家の方が住んでおり,屋敷の一部が一般公開されています.現在角館では座敷に上がれる唯一の武家屋敷となっており,係員の案内で見ることができます.建築から200年は経っているだろう重厚な屋敷は素晴らしいの一言ですが,面白いのは正面の玄関は殿様など偉い人が来た時しか開かず,当主でも横の入り口から出入りしていたらしいことです.当時の身分制度が伺える話です.身分といえば屋敷周囲の塀の高さも身分に寄るらしく,青柳家と石黒家の土塀の境も高さの違いがあり,両家の身分さを反映しているのだそうです.

P6150976_2 P6150966 (左写真6) 石黒家,(右同7) 両家の塀の境

P6150984 P6150986 (写真8,9) 小野田家

P6150979(写真10) 日本の道100選ほかの顕彰碑が埋め込まれた岩

 その後もいくつかの武家屋敷を見学しました.ちなみにこの角館武家屋敷通りは日本の道100選に認定されているところでもあり,100選マニアの自分はもちろん顕彰碑を探したのでした.

 夕方になったので秋田空港へ.フライトまで少し時間があったので,レストランに入って秋田の地酒やおつまみを堪能したのはいうまでもありません.

Img_3092 (写真11) 地酒の利き酒

 こうして今年の能代遠征も無事に終了したのでした.

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2017年6月20日 (火)

アクセスカウンター

 自分のホームページの歴史は意外に古く,開設は2001年なので今年で16年になる.もっとも当時はほぼ,ほったらかしで記事も海外旅行記がひとつふたつと,学生時代の出来事(今の非日常の世界の一部)のみという状態だったので,訪問者も極めてまれな超辺境サイトだったはずだ.

 そんな状況が変化したのが2006年で,この年参加したひの新選組まつりのレポを載せるためにサイトの充実化に取り組み始めた.その後順調に記事が増え2013年に現在のデザインに変更して現在に至っている.

 そんな自分のサイトにアクセスカウンターが付いたのは2007年,当時プラットホームを置いていたニフティの@homepageに付属しているアクセスカウンターを利用したものだった.その後同サービスでは容量が少なく手狭になってきたことから,2011年には同じニフティの@nifty ホームページサービスに移行したが,カウンターはそれ以前のを流用した(この時に一度リセットしている).

 ところが2016年秋に一応細々と存続していた@Homepageサービスが完全終了となり,この瞬間からアクセスカウンターも使用不能となってしまった.@nifty ホームページサービスにはアクセスカウンターのサービスはなく,仕方ないのでネット上に出回っている無料のカウンターを設置した.その後はそのまま運用していたのだが,2017年3月ごろから時々表示されないことがあった.ただ1~2日で復活したので「まあメンテナンスでもしているのかな」とそのまま様子を見ていた.しかし,6月に入ってからとうとうまったく表示されなくなり,プログラムを提供している(いた?)サイトに行こうとしたが,閉鎖されてしまったのかエラーの表記が((+_+)).どうやらひっそりとサービスが終了になった模様である(まあ元々無料だから文句を言う筋合いもないのだが).

P6210994  というわけでまた新しいカウンターを設置する作業を行った次第である.今回も無料なのでいつまでサービスが続くのかは不明だが,まずは様子を見ていきたいと思ったのだった.

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2017年6月17日 (土)

男鹿半島

 さて,能代の寮歌に行ってきたわけですが,ただ往復するだけではもったいないのでその前後に秋田県内の観光にも行ってきました(本当は寮歌の方で翌日から1泊2日で白神山地の観光に行くのですが,そうするとさらに1日休暇を延ばす必要が生じるためこちらは断念 泣く).

 まずは14日寮歌祭の前に秋田空港から男鹿半島に向かいました.実は自分が小学校の時の修学旅行先がこの男鹿半島でした.以来学生時代に何度か来たことがあるんですが,卒業して就職してからは初めての訪問になりました(すなわち必然的に20年以上ぶりということ).朝の段階での天気予報はいま一つだったんですが,日頃の行いがいいのか(笑),着いた時には晴れの良いお天気でした.

Img_3082  まずは半島南西部にある通称ゴジラ岩へ.怪獣ゴジラが口を開けた状態に見えることからそう呼ばれている岩です.夕方に来ると,ちょうど太陽が口のところに来て,ゴジラが火を吐いているように 見え るそうです.

Img_3087  続いては男鹿水族館GAOへ.昔はただ”男鹿水族館”だったんですが,いつの間にか”GAO”が付いた模様です(由来は不明).ここには日本海の魚を中心に,秋田県の淡水魚な水棲動物をはじめ,さらには熱帯地方の魚や,北極のシロクマや南半球のペンギンやアマゾンの淡水魚など多くの水棲動物が展示されています.水族館は各地にありますが,最近はそれぞれ独自のカラーを打ち出しているところが増えた印象です.

Img_3089_2 P6140856  水族館を後にして次は男鹿半島北西部の突端,入道崎へ.荒涼とした原野が広がる岬の風景は北国に来たなぁという感慨を抱かせます(これが南国鹿児島の佐多岬なんかだと原野ではなく,鬱蒼とした森が広がっている).岬といえばなんといっても灯台が定番で,もちろんここにもあって,しかも日本の灯台50選にも選ばれています.さらにここはちょうど北緯40度に位置するとのことで,それに関するモニュメントも建てられていました.

P6140859_3 P6140870  入道崎は男鹿半島でも多くの観光客が訪れるスポットなので,付近には土産物屋が並んでいるんですが,中でも目を引いたのがこちら.

P6140887  一見普通の海産物を食べさせるお店のようですが…

P6140886 P6140888  なんと!UFOラーメンが ( ゚Д゚).なんでもここの店主がUFOを目撃したとか.頼めばビデオを見せてくれるようです.で,話題のUFOラーメンがこちら.

P6140890  どの辺がUFOなんだろうと思ったんですが,どうやらゆで卵がUFOの光る部分,真ん中に乗ってるタコが宇宙人を表しているようです(笑).

 こうして入道崎を観光後能代に入ったのでした.

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2017年6月16日 (金)

第57回能代寮歌を愛する会

Img163  さて,昨日一昨日と2日間年休を取って秋田県に出かけてきました.恒例となっている能代寮歌を愛する会に参加するためです.普段はクラシック音楽を愛好している自分ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,何かの折には無性に歌いたくなってくるのです.

 寮歌とは呼んで字のごとく,寮の歌ですが,現実には旧制高等学校や大学の予科といった戦前の日本の高等教育機関の寄宿舎の歌を指し,作詞のみならず作曲も寮生自身によりなされたものが多いという特色があります.当時全国には官立私立合わせて50校近い高等学校や大学予科があり,作られた寮歌の総数は3000曲にもなると言われています.まさに当時の学生たちの青春の歌であったわけですが,戦後の学制改革や寄宿舎自身の衰退もあり新曲はほとんど作られなくなりました.ただ当時を知る人々によって全国各地で寮歌祭が盛んに行われてきました.

 しかしながら,当時を知る人々の高齢化もあり近年各地の寮歌祭が規模縮小あるいは終了という流れになっているのは残念ではあります.ただ一方で戦後世代の中にも自分のように寮歌を愛好している人間もいるのはたしかで,近年の寮歌祭にはこうした若い人たちの姿も見られるようになているのはうれしいことです(この世界では自分は若い方です 笑).

P6140896  私が能代の寮歌にお世話になったきっかけは,能代の会長さんの御子息がかつての勤務先の同僚だったというまったくの偶然からです.以来時々参加できなかった年もありましたが,ついに今年でめでたく10回目の参加と相成りました.例年10回参加者は別枠であいさつと何か1曲歌うという習慣があります.今年は自分が10回目ということで事前にその旨の打診がありました.

 で,問題は何を歌うかです.自分は旧制弘前高等学校の関係者というわけで,当然歌うのは弘前高校の歌になります.同校の代表寮歌である「都も遠し」は当然のように一般枠で歌われるので除外されます.また同じく代表的な歌である「虚空に羽ばたき」も,実は同じく今年10回参加となる大先輩(リアルに旧制を過ごした方)が歌うということで除外されることに… さあどうしようと思った私,寮歌祭の大先輩とは違って実は知っている寮歌はそんなに多くないんです(各校の代表的な歌をちょこちょこ知ってる程度).悩んだ挙句,在寮時代にちょっとかじった「図南歌」という作品を選択したのでした.

P6160993  6月14日(水)に空路で秋田入り,夕方に会場となる能代キャッスルホテルにチェックインしました.会は6時半にスタート,開会の言葉や檄文朗読等に続き,いよいよ高歌放吟の開始です.自分の図南歌も無事に終了し,全国各地の寮歌が歌われます.例によって料理やお酒を堪能して言ううちに,ちょっとお腹がキューンとなりました.そこで席を外してトイレに行って帰ってきたら…

 ちょうど弘前高校の出番になっていました( ゚Д゚).

 あわてて登壇しましたが,一番肝心な「都も遠し」が歌えませんでした(申し訳ございません<(_ _)>).

P6140902  その後も会は続いていきます.こうしたイベントの場合,特にお酒が入ってくるとプログラムが押してくるいうケースが多いんですが,能代の寮歌では司会の会長さん直々に,「早く始めてください」,「あいさつ無しでお願いします」などダメ出しが出るので進行はスムーズでした.結局10時15分過ぎに予定通り会は終了,この日は市内のスナックでの二次会にもお誘いいただき,さらに楽しい時間を過ごしたのでした(相当飲んだはずなのに翌日具合が悪くならなかったことから,よっぽと体調がよくかつ楽しかったと思われた).

 来年は秋に開催ということで,また参加したいイベントなのでした.

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2017年6月10日 (土)

東京21合唱団第14回コンサート

 今回は宣伝です.

Img160  自分が活動している合唱団のひとつである東京21合唱団の第14回コンサートが,来る6月23日(金)に開催されます.場所は赤坂の霊南坂教会,開演は19時です.

 日本語の讃美歌と西洋の教会音楽を柱として活動している合唱団で,今回のテーマは”主を待ち望む”として,第1部では讃美歌21とそれを基に編曲した合唱を,第2部はJ. S. バッハのオルゲル・ビュッヘライン(教会暦では待降節からクリスマスまで)をベースに,その元ネタとなったコラールも交えながら演奏します.

 そして第3部はJ. S. バッハのカンタータ131番「主よ,深き淵よりわれ汝を呼ぶ」を取り上げます.これはバッハの中では比較的初期に作られたといわれるカンタータです(有名な106番と同じころ).後期の特にライプチヒ時代のコラールカンタータとは違って,1・3・5曲目に合唱フーガが,2・4曲目がアリア付の合唱コラールという構成になっています.

 梅雨時で夏至の遅い夕暮れ,教会音楽などいかがでしょう (^.^).

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2017年6月 8日 (木)

楽劇「ジークフリート」

Img_3048  2週間ほど前の土曜日に休日出勤をして丸1日拘束されたんですが,その代休を取っても良いといわれていました.ただいつでも良いわけではなく,6月7日までの期間限定… さあどうしようと思っていたんですが,その最終日に新国立劇場で,楽劇「ジークフリート」公演があるじゃないか!というわけで,午後2時開演のマチネの公演に行ってきました.

 ワーグナーのジークフリートは彼が半生をかけて作り上げた舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」四部作の3番目(第2夜)にあたります.ニーベルングの指環は全演奏時間が15時間を越える超大作で,演奏難度も非常に高いため,その知名度の割には演奏される機会が非常に少ない作品です.日本でも(特に4作シリーズとして)演奏される機会はめったにありません.新国立劇場での上演としては2001年から2004年にかけてでキース・ウォーナー演出による全曲演奏(いわゆるトーキョーリング)と,2009年から2010年にかけての同再演があり,自分も再演で全曲観劇しました.その後5年の歳月を経て新演出の公演が始まり,2015年に序夜「ラインの黄金」が,2016年に第1夜「ワルキューレ」が上演され,今回ついに第2夜「ジークフリートの」登場と相成ったわけです.

Dsc_1588 (写真2) ワーグナーは幕間が長いのでホワイエはちょっとした縁日状態になります

 ニーベルングの指環のストーリーを概説すると,世界を支配する力を秘めた黄金の指環をめぐる神々と巨人族,小人族そして人間の争いを背景に,英雄ジークフリートの誕生と成長,彼の死と神々の没落,気高い女性の自己犠牲による救済ということになります.

 前作のワルキューレはジークフリートを宿したジークリンデが神々の長ヴォータンの娘にしてワルキューレの一人であるブリュンヒルデによって逃がされ,一方ヴォータンの怒りにふれたブリュンヒルデは神格を剥奪されて岩山で眠りに着くところまででした.そして今回のジークフリートで,いよいよ英雄ジークフリートが登場,天真爛漫な彼が成長し大蛇を退治して指環を手に入れ,ついには岩山のブリュンヒルデの眠りを覚ますというメルヘンチックな展開です.演奏時間は3幕全体で約4時間,第1幕だけで1時間20分かかります(ジャンニ・スキッキ道化師なら全編が終わっています 笑).音楽はいかにもワーグナー的な重厚で濃密(かつ大げさ)です.

Img_3046 (写真3) 休憩が長いのは歌手の疲労を回復させるためと思われます

 ワーグナーの作品ってストーリーだけを記せば2~3行で終わるところを1時間以上引っ張るので,やたらと問答や独白が多いのも特徴です.その音楽の濃厚さと長大さから,時には「わかった。君たちの気持ちはよ~くわかったから、早く先に進んでくれ ( ゚Д゚)」と叫びたくなることもあります.特に主役とも言えるジークフリートは全編ほぼ出ずっぱりで歌い続けます.ラストの3幕後半では,ここで初登場となる,スタミナ十分のブリュンヒルデと,1~2幕出ずっぱりでかなり疲労している(だろう)ジークフリートが長大な二重唱を歌うので頭が下がります.今回のステージでジークフリートを演じたのはステファン・グールド,世界各地で活躍しているワーグナー歌いです.今回の指環連続公演ではラインの黄金でローゲを,ワルキューレではジークムントを,そしてジークフリートと次回の神々の黄昏ではジークフリートを歌っています.一方でブリュンヒルデを歌ったのはトーキョーリングや昨年のワルキューレで同役を歌った定番のテオリンではなくリカルダ・メルベートでした.

Img_3052_2 Img_3055 (写真4&5) 夕食は牡蠣!

 2時開演のステージも終演はなんと8時過ぎ,さすがに疲れました.で,終演後は新宿で牡蠣三昧の夕食をいただいたのでした(笑).

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2017年6月 4日 (日)

医師会合唱団の合宿

 現在いくつかの合唱団に所属している私ですが,その一つ小田原医師会合唱団の合宿がこの週末に行われました.

20834  場所は箱根湯本ホテル.その名の通り箱根湯本にある古いホテルです.一般に〇△ホテルのように地名がストレートな名前のホテルは創業当時他にホテルがなかったからこそ名乗れるわけで,これが後発になると○△観光ホテル○△グランドホテル○△ロイヤルホテルという風に装飾語が必要になってきます.今回の会場はそうした老舗のホテルでした.合宿初日6月3日は快晴の陽気の中会場入りしました.

16641080_1229805243783505_181497841  現在合唱団では9月の定期演奏会に向けての練習に取り組んでいます.今回は太田桜子さんの混声合唱組曲「私が一番大切にしたいもの」をメインステージに,歌謡デラックス(歌謡曲を合唱にアレンジした作品),ロシア民謡,そして宗教曲の小品をいくつかというステージ構成になる予定です.

Dsc_1579  団員みな普段は忙しい人間が多いので,こうした機会に徹底的に練習するわけです.今回も非常に充実した練習になりました.

 で,大人の合唱団の場合練習と並んで重要なのが夜の懇親会です(学生合唱団の場合はひたすら練習の音楽漬けであるが).今年も各種料理に加えて様々なお酒を堪能した晩となりました(その後二次会にも参加してお勧めの日本酒を痛飲したのでした).

Dsc_1577_2  翌日(6月4日)も朝9時から練習,昨夜のお酒の影響が残っていてちょっと具合が悪かったです(プチ二日酔いという感じか 笑).

 この日も途中1時間の昼食をはさんで夕方までみっちりと練習が行われたのは言うまでもありません.この成果は9月の定期演奏会で発揮される(ハズ)です.

Dsc_1573  合宿中にお誕生日だったドクターもいてバースデーケーキでお祝いされていました !(^^)!

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2017年6月 1日 (木)

6月になりました

 みなさんこんにちは,気が付いたら6月になっていました.

 5月はGW後のひのパレがあって,それ以降は日常業務に追い回される生活となっていました(このため5月後半の記事がほとんどない 泣).そうこうしているうちに6月に突入したわけです.

 6月はまず最初の週末に所属している医師会合唱団の合宿があり,中旬の14日には恒例の能代寮歌イベントが,後半の23日(金)には東京21合唱団のコンサートがあるなど趣味方面のイベントが目白押しです.これに学会や出張も加わるので,今月の移動距離は果たしてどれほどになるのやら… と想像しているのでした.

 そんな6月の直前,5月の末はウチのKの誕生日祝いということで横浜ベイシェラトンの28階のレストランでバースデーディナーと洒落こんできました(笑).

 この日のメニューは”港”というコース,アミューズ・前菜から始まってお魚,お肉と進んでいきます.ワインはブルゴーニュの赤ワインをいただきました.

Dsc_1557_2 (写真1) アミューズ,真ん中のがグ〇コカプリコみたいな感じでよかった

Dsc_1559_2 (写真2) 前菜「魚介と野菜のテリーヌキャビア添えサフラン風味のムースリーヌソース

Dsc_1561_2(写真3) 冷製スープ「雲丹のババロアとホワイトアスパラのクリーム」

Dsc_0278_2 (写真4) メインお魚「カマスのロールとスカンピのポワレ」

Dsc_1566_2 (写真5) メインの肉「黒毛和牛サーロインのコンフィ」

 途中にはもちろんパンも出てきます.これがまた美味しいんですが,調子に乗って食べているとメインの料理が入らなくなってしまう危険性があるのでセーブしながらいただきました.

Dsc_0275_2  せっかくなので記念撮影も (^.^).普段は寿司など和食メインが多いので,本格的なフレンチは久しぶりでした.

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