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2017年3月 8日 (水)

ラオス旅行記③

 ラオス旅行記その3は2月4日の後半です.

 昼食後,午後の観光に出発です.まずはレストランから徒歩でルアンパバーン旧市街のメイン通りに向かいます.途中の路地には紙漉きをして売っている人がいました(日本の和紙と同様の製法).通りにはあちこちに露駐の車があったんですが,ガイドさんが一台の車を指して,「あれは中国の車ですね」と言いました.見ると青いナンバープレートで漢字が書かれています(ラオスのナンバープレートは一般に白い).実は中国の雲南省あたりとルアンパバーンは意外に近いので,こうして車で観光にやってくる中国人は多いのだそうです.それだけ国境地帯の治安も安定しているということでしょう(これが中国とミャンマーの国境付近なら… ( ゚Д゚)).ちなみに漢字の川は四川省を,云は雲南省を表すのかなと勝手に推測しました.

P2040205 P2040217 (左写真1) 紙漉をしています.(右同2) 漢字が入った中国のナンバー

P2040226 (写真3) サッカリン通り

 そのまま少し歩くとメイン通りに出ます.ここはサッカリン通りというなんだか甘そうなイメージの通りなんですが,このサッカリンは人工甘味料のことではなく,19世紀のルアンパバーン国王の名前に由来しています.この地は19世紀の末から20世紀の中盤までフランス領となっていたために,今でもフランス風の建物が立ちならんでいるのでした.このあたりには地元の小学校や幼稚園が並ぶほか,ラオス王国の元王族のお姫様(ガイドさんはそういっていたが,相当な高齢な方)が住む宮殿(?)もありました.

P2040221 P2040229 (左写真4) 地元の小学校,(右同5) お姫様の館

P2040237 (写真6) シーサワンウォン通り

 お姫様の宮殿の角からメイン通りはシーサワンウォン通りと名前が変わります.名前の由来は1904年に即位したルアンパバーン国王の名で第二次世界大戦やその後のインドシナ戦争といった激動の時代を生きた人物です.シーサワンウォン通りに入ると道の両側に商店やレストラン,カフェが立ち並ぶなど華やかさが増します.夕方以降毎日開催されるナイトマーケットの会場もこのエリアです.

P2040240 (写真7) 王宮の正面

 通りをしばらく歩いていくと,右手に大きな建物が見えてきました.これがかつてルアンパバーン国王の宮殿だったところで,現代は王宮博物館(国立博物館)となっているところです.さっそく見学に向かいます.門から入ってすぐ右手にあるのはパバーン像安置祠という仏像が納められた祠です.祠といっても立派な建物で,壁には金ぴかの装飾が施されているほか,午前中に訪問したワット・シェントーンと同様に反った屋根などラオス風味の建物です.その反対側を見ると,この宮殿の主だったシーサワンウォン王の銅像が立っています.これは旧ソ連から贈られたものだそうで,言われてみると重厚な感じがソ連っぽいです.

P2040241 P2040243 (左写真8) パバーン像安置祠,(右同9) シーサワンウォン王の像

 そしていよいよ宮殿の中に入っていきます.ここでは靴を脱ぎ,荷物はロッカーに預けてからの見学となります.内部は写真撮影も禁止なのでカメラも持ち込めません(スマホ程度はポケットにしまうなどしていればOK).中には国王が公式の謁見を行った部屋や各種儀式が行われる部屋を始め,国王や王妃の寝室や王族が食事を行った食堂,国王の書斎などのプライベート空間などがあります.また王族が使用していた装備品や,諸外国から贈られた宝物なども展示されていました.宮殿そのものが建設されたのは1909年でフランスの保護領だった時期になり,建設に当たってはフランスの援助もあったため,周辺にある寺院とは違いここは西洋風の造りになっています.

P2040246 (写真10) 巨大なニワトリ

 王宮内部の見学の後は,裏手にあるガレージにあるかつて国王が使用した自動車を見学,年代物のリンカーンなど見る人が見れば感動モノの車体が並んでいたんですが,自分が注目したのはそこではなく,向かい側の建物から顔を出していた巨大ニワトリ!,いったいこれは… ガイドさんに聞いてもよくわからないという謎の存在でした.

P2040264 (写真11) ワットマイの本堂内

 王宮博物館の見学の後はその西隣にあるワット・マイへ.ワットとはラオス語で寺,マイは新しいの意ですから,日本語でいえば新寺という意味になります.実際にこのお寺の建立は18世紀末ですから,午前中に見学したワット・シェントーンより200年以上新しいことになります.ここも屋根は基本的にルアンパバーン様式ですが,後代の王が改築を繰り返したためその他の様式も混在しているのだそうです.このお寺は外壁に見事な黄金の浮彫が描かれているのも特徴なんですが,これはラーマーヤナの物語なのだそう.ラーマーヤナは古代インドの叙事詩で,元々ヒンズー教のものですが,東南アジアの仏教圏に広く知られている物語となっています(カンボジアのアンコールワットにもある).本堂の中では,ちょうどこれから出家するらしい若者を囲んで一族(?)の人たちがイベントをやっていました.なお境内には本堂の他に卒塔婆などが並んでいました.

P2040260 P2040263 (左写真12) ワットマイの外観,(右同13) 外壁はラーマーヤナの物語

P2040344 (写真14) ホテルのプールサイド

ワットマイ見学の後は一旦ホテルに戻っての休憩時間です(次は夕方からプーシーの丘で夕日見学).2時間ほどの自由時間だったので,せっかくだからとホテルのプールに繰り出しました.実際旅行の際にプール付きのホテルに宿泊する機会は多いんですが,観光が忙しすぎて(笑)プールを利用する暇がないのが実情です.今回は貴重な機会となりました(気持ちよかったです).

P2040267 (写真15) ワットマイからプーシーの丘の仏塔が見えます

 夕方になり迎えがやってきて出発です.今度の目的は世界遺産ルアンパバーン市内を一望できるプーシーの丘,特にここから眺める夕日が素晴らしいということです.さっき見学した王宮博物館そばのシーサワンウォン通りから階段を上っていくんですが,市内との標高差は150メートルで,なんと会談が328段もあり息が上がります.それでも15分ほどで丘の上に到着,山頂は世界遺産の夕日を見ようという観光客でごった返していました.まさに立錐の余地もないという感じです.3年前に行ったミャンマー・バガンのシュエサンド・パゴダも大混雑だったがここまでではありませんでした(笑).ここからはほぼ360度のパノラマが堪能できます.市街地(自分が宿泊しているホテルも見えた)やメコン川,支流のナムカーン川が一望できました(すさまじい人混みの隙間からなんとか写真を撮った).

P2040272 P2040323 (左写真16) プーシーの丘への階段,(右同17) 山頂はすごい人!

P2040282 P2040317 (左写真18) ナムカーン川,(右同19) メコン川と夕日

P2040339

(写真20) ナイトマーケットの始まり

 日没後来た道を戻ります.登りと違って下りは楽で,10分もかからないで下界に到着します.降りてみると,さっきまではただの道路だったシーサワンウォン通りにたくさんの露店が出現しています.これがルアンパバーン名物のナイトマーケットです.もっぱら外国人観光客相手の露店なので,野菜などの食料品や日常雑貨はなく,売ってるのはもっぱらお土産物でした(あとはファストフード的な屋台はある).キーホルダーなどの小物に加えて,織物をよく見かけました(ラオスの名産らしい).道路に整然と露店が並ぶさまを見て,店同士でけんかになったり,場所取りで揉めたりしないのか心配になったんですが,ガイドさんによると,どのスペースに出店すのかあらかじめ決められているとのことだった(たしかにそうでもしないと大変なことになりそう.ナイトマーケット実行委員会とかがあるんだろうか 笑).

P2040348 P2040352 (左写真21) アジア的な熱気です,(右同22) これから開店準備です

 そんなナイトマーケットの散策の後は夕食の時間,この夜のレストランはシーサワンウォン通りよりも一本メコン川側に入った通りにあるソン・パオレストランという郷土料理のお店です.ここは日本人が経営しているらしく,日本語表記のメニューもありました.この日のコースは最初に菜の花スープ(塩味あっさり系で美味しい),その後に各種料理の盛り合わせが登場,昨夜のラープは豚肉でしたがこの日は鶏肉,やっぱりハーブ(というかパクチー)が効いています.その他ラオス風の春巻きや野菜炒めがあったんですが,ひときわ注目をひいたのがご飯です.実はラオスの主食はコメはコメでももち米なのです.昨夜のレストランは普通のうるち米だったんですが,この日はついにもち米が登場,赤米を使っているらしく,ぱっと見は赤飯かと思いました.食べてみると確かにもち米で,ごま塩をかけるとまさにお赤飯という感じでした.

Dsc_1293 Dsc_1295 (左写真23) ラオスの郷土料理,(右同24) ラオスの主食はもち米です

 食事をしていると踊り子さんと楽器の人が登場,ここからはラオスの民族舞踊ショーの時間となりました(この日はお客さんが少なくて貸し切り状態,お店のマスターは「いつもはこんなことはないんですが,今日に限って貸し切りなんですよ~」とおっしゃってました 笑).

P2040356 (写真25) 踊り子さんとの記念撮影

 食事後はホテルに戻ります.明日はルアンパバーン名物,早朝の僧侶の托鉢を見学するため,さっさと寝ることにしたのでした.

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