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2017年2月14日 (火)

歌劇「蝶々夫人」

Img135  今日2月14日はバレンタインデー,日本ではお菓子屋さんの陰謀デーとして知られています.職場では義理チョコが飛び交うわけですが,チョコレート自体にあまり興味のない自分は,「どうせ飛び交うなら義理チョコじゃなく義理ワインや義理ビールならいいのに」と思ってるんですが,残念ながらそういう世の中にはなりそうにありません(^.^).そんな2月14日からもう10日以上前の話なんですが,2月2日の夜,新国立劇場でプッチーニの歌劇「蝶々夫人」を観劇しました.

 19世紀末から20世紀初頭に活躍したプッチーニは,ロッシーニからベルリーニ,ドニゼッティ,ヴェルディと連なるイタリアオペラの本流となる作曲家です.出世作となった「マノン・レスコー」から「トスカ」,「ボエーム」,絶筆となった「トゥーランドット」まで非常に人気の高い作品が多く,現在でも世界中の歌劇場で重要なレパートリーになっています.

 この「蝶々夫人」はそんなプッチーニの絶頂期とでもいえる1904年に初演された作品です(作曲順で言えばボエーム,トスカの次).日本の長崎を舞台にした蝶々さんの悲恋をテーマにした作品です.随所に日本の旋律が使われていることもあり,日本ではとりわけ有名な作品となっています.新国立劇場でも栗山民也さん演出の舞台は定番のレパートリーとしてこれまで何回上演されたかわからないほど取り上げられています.今回の蝶々さん役は安藤赴美子さん,素敵なステージに仕上がっていました.

 で,自分的にもこの「蝶々夫人」は非常に思い入れの深い作品です.それは学生時代に市民オペラに参加する機会があって,そこでこの作品に触れているからです.客席で聴くのももちろんですが,舞台に参加するのも夢のような瞬間で懐かしいのでした.

Img_1  写真は1995年,右端が当時の私です(蝶々さん宅の下男役でした.その隣の女性が蝶々さんの侍女のスズキです).

 ところで日本ではプッチーニはとりわけ人気の高いオペラ作曲家のように感じますが,それは彼の叙情的な音楽が日本人好みなところもあるのでしょうね(絵画の世界における印象派は日本人に人気があるのと共通してるかも).

C3qq3fyvcaa3p2zjpg_large  終演後はレストランでディナーをいただきました \(^o^)/.

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