ラオス旅行記①
さて先日のラオス旅行,正式な旅行記はホームページの旅行記録にアップされるハズなんですが,いったいいつになるのか見当もつかないので(笑),忘れないうちにこちらに備忘録的に載せていきます(そういいながら昨年のイスラエル旅行も未完じゃないかというツッコミはなしで <(_ _)>).
今回の旅行出発は2月3日朝ですが,前日は新国立劇場でプッチーニの歌劇「蝶々夫人」を観劇したため,その後日暮里に移動して駅前のホテルに前泊しました.当日は京成スカイライナーに乗って成田空港へ,事前に送っておいた荷物を受け取ってJTBの団体カウンターに行きます(団体とはいいつつ今回は我々2人だけのツアーなんですが).ここでeチケットをもらい今度はベトナム航空のカウンターへ.行ってみると激混み!! まさに長蛇の列でした(ハノイ行きとホーチミン行きがほぼ同時に手続きされていたためらしい).それでも30分くらいでどうにか手続きは完了しました.今回の行程はベトナムのハノイ乗り換えでラオスのルアンパバーンに入るのですが,ハノイから先の航空会社が異なるとかで搭乗券はハノイまでのみ,現地のトランジットカウンターで続きの搭乗券をもらう流れとなります.
チェックイン終了後,特にすることもないのとこの先も混むことが予想されたため,さっさとセキュリティを抜けることにします.が,意外にも空いていてあっさりと完了(笑),出国審査も終わって搭乗まで時間が余ってしまいました.こういう場合の強い味方(?)ラウンジで時間をつぶすことにしたんですが,今回は旅行会社の方からラウンジ利用サービスが付いていたのでそちらのラウンジへ入ります.アルコールの他軽食が無料サービスだったので,朝食を兼ねていただきました(Kは醤油ラーメン,私はチキンカレー,その他ワインを飲んだのは言うまでもない 笑).かくして朝っぱらからほろ酔い気分で搭乗ゲートに向かうことになりました.
9時15分に搭乗開始となり機内へ,この日の飛行機はボーイング787でした.定刻に出発し本州を関東から関西,中国地方へと横断して東シナ海に抜けるルートです.安定飛行に入るとさっそく飲み物と昼食のサービスが始まりました.食事は和食と洋食の選択で自分は和食でKは洋食,飲み物は2人ともワインでした(笑).昼行便なので無理に眠っていく必要はないんですが,昨夜の睡眠時間が少なかった(日暮里のホテルに入ったのが0時過ぎ)こともあってうつらうつらしていました.気が付いたら飛行機はいつの間にか中国の上海あたりから大陸に入り南西へ進みやがてベトナム領空に入っていきます.その後降下を開始して,現地時間の13時56分(日本時間の15時56分)にハノイのノイバイ国際空港に着陸しました.
飛行機を降りた感想は,「う~ん,ちょっとぬるいかな」という感じ,ベトナムというと常夏の国のイメージがありますが,南北に細長く南のホーチミンはそれこそ常夏なんですが,北に1500キロ離れたハノイの冬は朝晩など結構冷えるのです.
人の流れに沿ってイミグレーション方面へ.ただ今回はベトナムには入国しないため,入国審査場直前で横にそれてトランジットカウンターに向かいます.ここでルアンパバーン行きの搭乗券をもらうことになりますが,我々の前に4人の日本人観光客がいました.なんでも阪急交通社のツアーとのことでした(こちらもルアンパバーン行き).ここでは受付のお姉さんがのんびり作業のため手続きはゆったりでした.まあ乗り継ぎ時間はほぼ5時間あるので,まったく焦る必要はないのですが(笑).
搭乗券を受け取ると近くのエスカレーターを登ってセキュリティになります.ここでは靴も脱がされるほか,成田では大丈夫だったベルトのバックルが引っかかってしまいました.それでもここを通過して出発の制限エリアに入ります.まずは今度の飛行機が出るゲート26の場所の確認,その後は4時間ちょっとの長~い待ち時間です(本当は5時間だったが,さっきのトランジットで結構時間がつぶれたので4時間になった 笑).ラウンジでゆったりしたいところなんですが,残念ながらハノイの空港は自分のクレジットカードもプライオリティパスも使えるラウンジがありません(ホーチミンにはあるのに 泣).仕方ないので少し空港を散策することにします.ハノイの空港は2013年2月にアンコールワットを訪問した際,帰路のトランジットでも利用したことがあるんですが,その際はもっと小さい空港でした.ここ数年で大きく拡大されたもののようです(調べたら国際線用の新ターミナルとして2014年末に完成した模様,作ったのは日本の大手ゼネコン大成建設).ただ広いとはいっても東西に長いだけなので迷う心配はなさそうです.
散策程度ではまだまだ時間が余るので,ゲート付近にあるカフェに入って時間をつぶします(東南アジアでは有名なタイガービールと軽食にピザをいただく).ネットを使ったりして時間をつぶし,搭乗開始時間が近づいたところでゲートに向かいました.
26番ゲートは階段を下りていくパターン,どうやらボーディングブリッジではなくバスで連れていかれるパターンのようです.ゲートで搭乗券とパスポートのチェックを行い,そのままバスに乗り込みます.車内を見渡すと欧米系の観光客が多い印象でした(先ほどの阪急の人たちもいた).全員が乗り込んだところでバスは発車,ハノイ-ルアンパバーンは国際線ですが,乗り込む飛行機はプロペラ機でした.
18時50分定刻にプロペラ機は離陸します.安定飛行に入ると飲み物と軽食が配られましたが,むこうに着いたらすぐに夕食なので軽食はパスして飲み物だけをいただきました.その後ラオス入国のための入国カードが渡されます.カードとはいいつつ,裏に広告が印刷されたペラペラの紙でした.この時欧米系の観光客にはなにやら白い紙も配ってたんですが我々にはなし,どういうことだろう?渡し忘れなのかとちょっと不安を感じます.そうこうしているうちに飛行機は降下体制へ,約1時間ほどのフライトでルアンパバーンの空港に到着しました.
降りてみるとほどよい涼しさという感じ,タラップで降りてそのまま空港のターミナルまで歩いていきます(とても小さい).まずはイミグレーションに向かいますが,ここで先ほどの白い紙の謎が判明,あれはビザ申請用の用紙だったようです.ラオス入国に当たって日本人は14日間以内の滞在ならビザは不要ですが,国によってはビザが必要なため入国前にここで取得する段取りになっているらしかったです.
欧米系を中心に大半の乗客がビザカウンターに行ってしまったため,イミグレーションはまだがら空き状態,ほぼ一番乗りで通過できました(この便には地元民らしきひとはほとんどいなかった).その後ターンテーブルで荷物のピックアップ,幸いロストバゲージになることもなく出てきました.その先の税関は申告無しゲートを進み,到着ロビーへ.ここで現地ガイドさんと合流になります.我々の名前を掲げたガイドさんは現地人の男性でチャンポンさんという方でした(名前のイメージから長崎で日本語を勉強したのかと思いましたが,後から聞いたらそうではないらしい 笑).
そのまま車に乗り込んで出発です.ルアンパバーンは世界遺産に認定されたラオスの古都(日本でいえば京都や奈良みたいなイメージか)ですが人口は8万人ほどの小さな町です.空港から少し走るとすぐ市街地ですが,大都会のような煌々とした灯りはありません.約10分ほどで夕食のレストランに到着しました.
この日の料理はラオスの郷土料理が並びます.まずはラオス北部を代表する麺料理カオ・ソーイです.きしめん風の温麺に辛味噌が乗った担々麺風の一品,見た目ちょっと辛そうでしたが辛かったです(笑).
続いては各種ラオス料理,定番の豚のラープ(挽肉を各種香草を混ぜて炒めたラオス風そぼろ)や瓜の炒め物,川魚の唐揚げなどが出てきました.ラオスは内陸国で海がないので魚と言えば淡水魚なんですね.これらは他の東南アジア諸国に比べると辛くはなく食べやすかったです.飲み物はラオスのメジャービールであるBeerLao,あっさりした感じのビールでした.
夕食後はホテルへ,この日から2泊するのがルアンパバーン中心部からちょっと登った丘に建つル・レジデンス・プーヴァオというホテルです.到着するとまずはハイビスカスジュースが登場(自家製石鹸のサービスもあった),チェックイン後部屋に移動となります.リゾート風味満点の部屋でした.
この日は移動の疲れと明日からの英気を養うためもあってさっさと寝ることにしたのでした.
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