風邪の日
自分のホームページのトップ画面の右下に,「今日は何の日」というパーツが張り付けてあります.それによると,今日1月9日は「風邪の日」なんだそうです.どういうことかと思って調べてみたんですが,どうやら江戸時代後期の大横綱,2代目谷風(谷風梶之助)が寛政七年(1795年)のこの日に流感(流行性感冒,おそらくはインフルエンザだったんだと思います)のために亡くなった故事に由来するのだそうです.
なるほど統計学園 今日は何の日?(総務省統計局のサイト)
谷風梶之助といえば,雷電為衛門や小野川喜三郎と並ぶ,江戸時代の大横綱です.特に安永七年(1778年)から天明二年(1782年)にかけての江戸本場所63連勝は,150年後に双葉山の69連勝が出てくるまでは大相撲の最多連勝記録でした.
そんな強い横綱だった谷風ですが,寛政七年当時流行っていた流感に罹り,あっけなく亡くなってしまったのです.まだ現役の横綱でした(享年44).人並み外れた体力があるはずの横綱でさえも命を落とす風邪,おそらくはインフルエンザだったと思われますが,甘く見るととんでもないことになる病気であるのは現代でも変わりません(抗インフルエンザ薬など,江戸時代に比べて格段に医学が進歩した現代でも毎年インフルエンザで亡くなる人はいます).
1月9日といえば,お正月も終わって疲れが出る時期,また大寒に向かって1年でもっとも寒さが厳しくなる時期でもあります.風邪の予防は手洗いとうがいですが,栄養補給と休息も大事な要素です.先に挙げた統計局のサイトでは,風邪対策としてネギの話が出ていました.寒い時期にネギをたくさん摂取できるものといえば鍋料理,まさにピッタリの献立ですね(これに熱燗が付けば最高だ !(^^)!).
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