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2017年1月31日 (火)

ヨハネ受難曲演奏会

 非常に寒かった週末から少し気温が上がった週の初めでしたが,1月29日の日曜日盛岡に行ってきました.目的は2か月後に迫ったコンサートの強化練習に参加するためです.

Img144  これは私が20年間参加している盛岡の合唱団(盛岡バッハ・カンタータ・フェライン)が活動40周年を記念して行う演奏会です.

 曲目はJ. S. バッハのヨハネ受難曲,新約聖書のヨハネによる福音書に基づくイエスの受難をテーマとした受難オラトリオです.マタイ受難曲,ロ短調ミサ曲,クリスマスオラトリオと合わせて4大合唱作品などとも呼ばれる大曲です.長さ的にはマタイ受難曲の3分の2程度ですが,ソロが多いマタイに比べてヨハネは合唱のウエイトが大きいので合唱団としての大変さはマタイと変わりません.昨年の春から練習を続けてようやくここまで来たという感じです.

 今回の演奏会ではソリストも合唱団ゆかりの人たちで構成されたメンバーとなっています.素晴らしい作品なので,ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです.

C3vqxpfumaa2n1xjpg_large  なお,練習の後は盛岡駅ビル地下の清次郎でお寿司とお酒をいただきました.獺祭最高です (^.^)

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2017年1月26日 (木)

ブログパーツ

 20世紀と21世紀で大きく異なるのは情報通信インフラの著しい進歩にあるといわれています.とりわけインターネットの発達は世の中に情報通信革命ともいうべき変化をもたらしました.たとえば買い物ひとつとっても,20世紀なら自分の足で店を回るしかなかったのが,今では居ながらにして世界中のお店で商品を探すことができます.

 そんなネット時代はまた,それまで情報の一方的な受け手だった大衆が,自ら情報を発信できる手段を手にした時代でもあります.こちらも当初は個人のホームページの作成が主体でしたが,これらは結構手間がかかることやある程度の知識が必要なことから誰でも作っているわけではありませんでした.しかし2000年代前半には,よりリアルタイムかつ簡便な手段としてウェブブログ(略してブログ)が出てくると,個人とインターネットはより身近となり利用者も激増しました.そしてスマートフォンが普及し,ネット環境へのアクセスがより身近になった2010年以降はツイッターに代表されるSNSが世間を席巻し,まさに国民の半数以上がこうしたツールを使っているんじゃないかという時代になっています.こうしたネットによる情報発信の変化は,時代と共によりリアルタイムに,よりシンプルにといった流れに感じます.

 で,自分とネットという点で行っても,まさにその通りの流れになっていて,自分のホームページであるビザンチン皇帝の部屋の開設が2001年,メインブログであるビザンチン皇帝の日常(当ブログ)の開始が2006年でした.そして世間の風に流されるように(笑),Twitterやfacebookも始めて今に至っています.

 一方でかつてブロガーだった人たちがツイッターに流れるというのは一般的な現象らしく,SNS開始後はブログの更新頻度が落ちた,もしくはやめてしまったという人も多いようです.自分もSNS後は明らかにブログの更新頻度が落ちています.とはいえ自分にとってはホームページもブログも必要なものであることは変わっていません.自分の場合,情報発信ツールとしてツイッターは速報性の高い新聞の号外,ブログは旬な話題をまとまった文章として発表する雑誌,そしてホームページは時代にかかわらず自分が興味を持っていることを発信する百科事典的な位置づけで利用しています.つまりはそれぞれが必要な立ち位置をもって連携しているわけです.

 そんなわけで,自分のホームページやブログ上に自分のツイートを載せたくなるのも必然なんですが,そんな時に重宝するのがブログパーツというヤツです.これは極めて簡単な操作でホームページやブログ上にツイートを張り付けるアイテムです.かつてはTwitteenやついめ~じといったパーツがあって視覚的にも面白いので使っていたんですが,ツイッター自身のバージョンアップによって使えなくなり,2013年頃からはTweetsWindというパーツに切り替えていました.

 しか~し! 先週半ばごろから突然このTweetsWindがエラーが出ました画面になり,一切のツイートが表示されなくなってしまったのです(泣).数日様子を見てたんですが復活の気配はなく,これは100%サービス終了だなと直感じたため,昨日パーツの変更を行いました.今回はツイッターの公式パーツのTwitter/ウィジェットというものです.まあ公式で出してるものなので,突然消えることはないだろうと思ってますが.

 ただこのパーツ,横幅の最低値が220ピクセルなため,ココログの自分のテンプレートだと右端が少し切れてしまうという大きな欠点があるのでした(ホープページの方は自由度が高いので問題なし).テンプレートは変えたくないし,どうしたものかと思案しているのでした.

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2017年1月23日 (月)

演奏会と牡蠣

 正月から結構仕事漬けで,新年になってから遊びで出歩く機会がなかった自分ですが,昨日の日曜日はホント,久しぶりに遊びに出かけた一日でした.

 この日はまず,大学合唱団時代の先輩が参加している合唱団(モーツァルト記念合唱団)の演奏会を聴くために錦糸町に向かいました.

Dsc_1280  演目はバッハのロ短調ミサ曲,合唱曲,特に宗教曲を愛好する人間にとってはあこがれの存在みたいな曲ですが,もちろん自分もムチャクチャ好きな作品です.今回は古楽器を用いたバージョンでした(古楽器のピッチだとA=415Hzくらいになるので,一般のものより半音程度低く,ソプラノやテノールには歌いやすくなる).

 ちなみに,ここの合唱団の合唱アシスタントが知っている人で,世の中狭いなと感じたのでした.会場では大学時代の先輩や後輩の姿もあり懐かしかったです.

 で,終演後は横浜に移動,2017年初の贅沢をということで牡蠣をいただきました!(^^)!).

Dsc_1282  牡蠣というと,自分的には松島や三陸,北海道の厚岸がイメージされるんですが,この日の牡蠣は西日本のものでした.生はもちろんですが,焼きや蒸しなどいろんなパターンでいただいたのは言うまでもありません(もちろんワインも 笑).

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2017年1月20日 (金)

五次元世界のぼうけん

 今日は大寒,二十四節気のひとつで暦の上でもっとも寒い日になります.その名に恥じぬ(?)よう,今日は全国的に荒れ模様で,関東地方でも雪が降るのではとウワサされています(お昼現在,当地は曇り空).現実にはこの大寒から2月初めの立春までの約2週間が1年でもっとも寒い時期で,有名な陸別町のしばれフェスティバルが開催されるのも2月頭です.

 そんな寒い季節は何となく外に出るのも億劫になりがちですが,先日ネットで1冊の古書を発見し衝動買いしてしまいました.

Img_2878  タイトルは五次元世界のぼうけん,マデレイン・レングルによる1960年代のアメリカ児童文学です.少女メグとその弟チャールズが行方不明になった父親を探して宇宙に旅立つというSFタッチの小説です.

 この作品と自分がどういう関係にあるのかというと,実は小学校4年生の時に学芸会でこのお話をやったからです.現実にはこの小説を基にした演劇用の脚本があって,それを当時取り上げたわけです(歌も登場する音楽劇だった).演劇用なので登場人物やストーリーも微妙に改変されていて,主人公のメグは眼鏡をかけているキャラだったことからメガネという名に,弟のチャールズはケンという日本人風の名前に変更されていました.

Img_2877  思えば当時の担任の先生の趣味だったんでしょうが,自分がSFに目覚めるきっかけとなったのがこの作品でした.そして,この後NHKの少年ドラマシリーズにハマっていくことになります.

 ちなみに5次元とはこの作品によると,1次元=線,2次元=面,3次元=立体に加えて,4次元目は時間軸で,5次元とは空間を瞬時に跳躍する軸だと説明されています.劇中おばさんがそのことを説明するのですが,

 「わたしのスカートの端から端を虫が歩いていくとするとこんなに遠くて時間がかかるわね.けどこうしてスカートの端と端をくっつけてしまえば,ほらすぐに着くでしょう」

 といっていました.後の宇宙戦艦ヤマトにおけるワープ航法と同じ原理です(作品ではこの移動方法を五次元運動と呼んでいました).

 メグとチャールズ(演劇ではメガネとケン)はこの五次元運動を利用して惑星カマゾッツに渡り,そこでその星を支配すると対峙することになるのです.すべてが中央センターによって計画され統治されるカマゾッツは宇宙でもっとも科学が進んだ星という設定になっており,自分たちがやった劇では「♪宇宙で,一番,優れている星カマゾッツ♪」という歌が出てきます.ちなみにこの劇で自分がやった役がカマゾッツの支配者でした(最後は主人公たちに倒されてしまう 笑).

 そんな懐かしの五次元世界のぼうけん,寒い季節にゆっくりと懐かしさに浸りながら読んでいきたいと思います.

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2017年1月16日 (月)

大学入試センター試験

 この週末,日本列島にこの冬最大級の寒波がやって来たということで,北日本や日本海側を中心に各地で大雪になっていた模様です.当地は幸いにも雪は降りませんでしたが,それでも朝夕は結構気温が下がっていました(まぁ北国感覚でいえば寒いうちには入らないが).

 そんな週末,同時に大学入試センター試験が行われていました.自分が現役だった頃は共通一次試験で,もっぱら国公立大学専用の試験でしたが,平成に入ってから大学入試センター試験と名前を変え,私立大学も参加できるほか,受験科目についても各大学で自由に扱うことができるようになりました(共通一次時代は全国公立大学5教科7科目必須だった).

Img_2874  自分が受験していた時代からすでに30年くらい経っているわけですが,試験翌日の新聞を見ながら,世界史の問題のみ毎年やっています.なぜ世界史なのかというと,自分が大の歴史好き,特に世界史好きだからです.

 まあ,もちろんこの日のために特別な勉強をしているわけではないので,そんなすごい高得点というわけにはいきませんが,それでも毎年平均点よりは上になっているので,仮に世界史1科目だけでいいのなら,どこかの大学に引っかかる自信はあります(笑).ちなみに今年は4問間違いの89点でした.ここ数年の中では一番点数が良かったんですが,思うに問題が易しかったものと思われます.

 ちなみにセンター試験の世界史の問題は,基本4択で,文が正しいものを選べというパターンが多いんですが,毎年誤った選択肢を見て笑うのも一興です.自分的に今年の問題で笑えた誤選択肢を紹介します(カッコ内は正しい答え).

 ・曹操が焚書・坑儒を行った焚書坑儒は始皇帝).

 ・ヴァレンシュタインがスウェーデン軍を指揮したスウェーデンの指揮はグスタフ・アドルフ,ヴァレンシュタインは神聖ローマ帝国側の将軍).

 ・アイバクがカジャール朝を開いたアイバクが開いたのはムガール朝,カジャール朝はイランの王朝).

 ・ミッドウェー海戦でアメリカ艦隊が敗北した(言わずもがな).

 かつては年号や人物を選ばせるなど,丸暗記科目というイメージの強かった世界史ですが,最近は文章を吟味して答えるものが多く,知的な遊びとして取り組むのも面白いものです.

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2017年1月11日 (水)

新元号は?

 昨年以来政治的に話題になっているものに天皇陛下の譲位の問題があります.

 天皇の譲位は古代からたくさん例があるので,たとえ前例主義に固まった役所でもその点では問題になりません.問題なのは法律的な裏付けの方で,現在の日本国憲法も皇室典範も天皇の生前退位を想定しないからです.特に日本が法治国家となった明治22年以降,皇位の継承は天皇の崩御の場合に限るとなっています.生前退位に関しては明治の旧皇室典範制定の際に議論になったといわれています.しかし最終的には皇室典範には盛り込まれませんでした.これは譲位の規定を作った場合,実力のある臣下によって皇位が政治的に利用される可能性があります.それゆえそういった厄介な問題の種を排除したかったと思われます(平安時代の摂関政治など).その一方で,昔は平均寿命く,高齢で公務に支障をきたす事態が考えられていなかったこともあるでしょう.いずれにせよ今後国会等で議論がなされると思います.

 で,昨日譲位に伴う改元の話題が出ていました.

 19年元日に新天皇即位、元号は半年前までに

 日本では国際的に使われている西暦の外に元号が存在します.これに関しては元号法という法律の規定があり,その第2条によると,皇位の継承の際に元号の変更が行われることになっています.これまで皇位の継承は天皇の崩御の場合に限定されていましたから,元号の変更もそれに合わせて行われました.崩御の時期は誰にも読めませんから,元号の変更も緊急に行われるのが常でした.

 しかし今回はあらかじめ皇位の継承が予定されることになるため,事前に次の元号が周知されることになるようです.カレンダーや手帳を作る会社に配慮しているのかもしれません.

 で,その新元号,自分的には「光文」だったら面白いなと考えています.光文は大正から昭和への改元の際に,東京日日新聞(今の毎日新聞)がやらかした誤報事件で登場した幻の元号です.実は宮内庁(当時宮内省)が用意した候補に光文はなかったらしいんですが,「本当は光文だったが,毎日のスクープに腹を立てた宮内省が昭和に変更した」という都市伝説も出るなど話題になったお話です.さらには眉村卓さんのSF「名残の雪」を原作にしたNHKの少年ドラマシリーズ「幕末未来人」では,歴史が徐々に変わってしまい,劇中慶応の次の元号として公示されたのが光文でした.

 このように非常に思い出深い幻の元号が光文でした.

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2017年1月 9日 (月)

風邪の日

 自分のホームページのトップ画面の右下に,「今日は何の日」というパーツが張り付けてあります.それによると,今日1月9日は「風邪の日」なんだそうです.どういうことかと思って調べてみたんですが,どうやら江戸時代後期の大横綱,2代目谷風(谷風梶之助)が寛政七年(1795年)のこの日に流感(流行性感冒,おそらくはインフルエンザだったんだと思います)のために亡くなった故事に由来するのだそうです.

 なるほど統計学園 今日は何の日?(総務省統計局のサイト)

Tanikaze_2  谷風梶之助といえば,雷電為衛門や小野川喜三郎と並ぶ,江戸時代の大横綱です.特に安永七年(1778年)から天明二年(1782年)にかけての江戸本場所63連勝は,150年後に双葉山の69連勝が出てくるまでは大相撲の最多連勝記録でした.

 そんな強い横綱だった谷風ですが,寛政七年当時流行っていた流感に罹り,あっけなく亡くなってしまったのです.まだ現役の横綱でした(享年44).人並み外れた体力があるはずの横綱でさえも命を落とす風邪,おそらくはインフルエンザだったと思われますが,甘く見るととんでもないことになる病気であるのは現代でも変わりません(抗インフルエンザ薬など,江戸時代に比べて格段に医学が進歩した現代でも毎年インフルエンザで亡くなる人はいます).

Kiritanpo  1月9日といえば,お正月も終わって疲れが出る時期,また大寒に向かって1年でもっとも寒さが厳しくなる時期でもあります.風邪の予防は手洗いとうがいですが,栄養補給と休息も大事な要素です.先に挙げた統計局のサイトでは,風邪対策としてネギの話が出ていました.寒い時期にネギをたくさん摂取できるものといえば鍋料理,まさにピッタリの献立ですね(これに熱燗が付けば最高だ !(^^)!).

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2017年1月 7日 (土)

ユリウス暦のクリスマスの朝

 一夜明け,今朝はユリウス暦のクリスマスです.この日各地の正教会ではキリスト(正教ではハリストス)の降誕を祝う降誕祭聖体礼儀が行われています(カトリックで言うクリスマスミサ).

 で,昨夜は病院籠りだった私にクリスマスの朝に与えられたものは

15940493_1190255174405179_262880420  七草粥…

 そう,今日はご節句のひとつ人日の節句で,日本では七草粥を食べる習慣があるからでした.

 年末からお正月にかけて豪勢に飲み食いをする機会が多いことから,毎年この時期には胃腸が悲鳴を上げている人も多いハズ,そんな人々の胃腸を慰め整えるのが七草粥です.もちろん美味しくいただきました.

 クリスマスの朝と七草粥,由来も異なる偶然の一致ですが,なんでも自分風にアレンジしてしまう日本人です.この機会に,「クリスマスの朝には七草粥を食べよう」なんて感じに世間を盛り上げたらどうだろうか? 

 などと考えた,ユリウス暦のクリスマスでした.

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2017年1月 6日 (金)

ユリウス暦のクリスマスイブ

 今夜はクリスマスイブです

 といっても,多くの方々は????となると思います.

 クリスマスは12月25日,ただしユダヤ教の暦は日没から始まるため,12月24日の日没からクリスマスが始まり,翌25日の日没で終わります(24日の日没から25日の夜明けまでがクリスマスイブ).

 「それはわかってる.でも今日は1月6日じゃないか!」という声が聞こえてきそうです.その通り,今日は1月6日です.グレゴリオ暦では…

 そう,今日が1月6日というのはグレゴリオ暦での話で,暦が違えば日にちも変わってくるのです(江戸時代の日本は和暦を使用していたため,例えば池田屋事件は和暦だと元治元年6月5日ですが,グレゴリオ暦では1864年7月8日となります).

 「とはいえ,グローバリズムが浸透した21世紀,世界中の地域で使用されている暦はグレゴリオ暦,イスラム暦とかもあるけど,キリスト教のイベントで違う暦を持ち出してもしょうがないんじゃ」という声も聞こえてきます.

 しか~し! キリスト教だからこそ異なる暦が問題になってくるのです.イエスやその使徒たちの時代に使われていた暦はユリウス暦です.これは共和政ローマ末期の政治家,ユリウス・カエサル(英語だとジュリアス・シーザー)が制定した暦です.それによると1年を平年365日とし,4年に1度うるう年を設けて366日となります.この暦を使うと1年は365.25日の計算ですが,実際の地球の公転周期(太陽の周りを1周する時間)は365.2422日なので,1年に0.0078日の誤差が生じます.ただ制定当時としては実用上問題ないものでした.

800px0092__wien__kunsthistorisches_ (写真1) ユリウス暦を制定したユリウス・カエサル

 しかし,塵も積もれば…の例えもあるように,その後ローマ帝国が衰退し中世を経てルネサンス期になると,その誤差が無視できないようになってきました.具体的には復活祭の基準になる春分の日が明らかに遅くなってきたからです.すなわちユリウス暦制定から1600年を経て,当初の誤差0.0078日が10日ほどの誤差になってきたのです.そこで16世紀のローマ教皇グレゴリウス13世の肝いりで新しい暦が制定されました.これがグレゴリオ暦で,この暦では3年の平年と1年のうるう年という基本概念はユリウス暦と一緒ですが,例外規定として西暦で100で割り切れる年は基本うるう年とはせず,さらに400で割り切れる年はうるう年とするというものです.この暦を使うと1年は365.2425日となり公転周期との誤差は0.0003日となり,さらに精度の高い暦となりました.

14390800_1079424832154881_3075860_2 (写真2) 東方正教の聖堂

 このグレゴリオ暦が現在基本の暦なわけですが,ここで問題が発生しました.それは暦を制定したのがローマ教皇だったこと.すなわち当時ローマカトリックと対立していたプロテスタントや東方正教はこの暦を認めなかったからです.特に東方正教諸教会は自分たちこそが正統という意識があるため,「ローマ教皇なんていう異端の頭目が作った暦なんか使えるか!」という感じで拒否反応が強かったようです.しかしながら国際交流が盛んになる近代以降になると,さすがに日常生活でも独自にユリウス暦を使い続けるのは困難となり,現在ではこれらの地域でも世俗生活ではグレゴリオ暦を使っています.ただ教会暦だけはかたくなにユリウス暦の使用にこだわっているということです.

 なので,東方正教会の多くでは教会暦はユリウス暦であり,クリスマスもユリウス暦の12月25日,グレゴリオ暦では1月7日となっているのです(このグレゴリオ暦で1月7日というのも絶対ではなく,22世紀にはさらに誤差が広がり,今より1日遅れの1月8日になる予定).

C1fetmaukaeu2upjpg_large (写真3) 私のクリスマスケーキ(笑)

 ちなみにグレゴリオ暦のクリスマスイブ同様,ユリウス暦のクリスマスイブも当直の自分,一人でケーキを食べています(笑).

 追記: 東方正教のひとつロシア正教のあるロシアは世俗的にもグレゴリオ暦の採用が遅く,なんと!20世紀のロシア革命後のことになります.ロシア革命の局面である3月革命,11月革命をそれぞれ2月革命,10月革命と呼ぶのも当時のロシアが公式にユリウス暦を使っていたからです.ちなみに日本がグレゴリオ暦を採用したのは1873年(明治6年)である.このため1904~1905年の日露戦争時,日本はグレゴリオ暦だったのに対してロシアはユリウス暦であり,有名な日本海海戦も日本では5月27日とされていますが,ロシアでは5月14日となります).

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2017年1月 5日 (木)

今年は何の記念イヤー?

 正月三が日もあっという間に終わってしまい,昨日からすでに日常が始まっています.とはいえ,すぐに日常のネタに戻るのも面白くないので,今日は今年記念イヤーとなる出来事を探してみることにします.

① ロシア革命100年 

Russian_revolution_of_1917  ロシア革命が起こったのが今から100年前の1917年のことである.当時は第一次世界大戦の最中で,相次ぐ敗戦と食糧不足に不満を抱いた民衆のデモやストライキが頻発,これに軍の反乱が加わって革命に至った(2月革命).ただこれによって成立した臨時政府は戦争継続の方針だったために,やがてレーニンによる10月革命に至り,世界初の社会主義国家ソビエト連邦が成立した.

② 江戸町奉行大岡越前誕生300年 

Ohokatadasuke_2  時代劇「大岡越前」で知られる大岡忠相が江戸町奉行(南町奉行)に任命されたのが1717年(享保二年)のことである.以後八代将軍徳川吉宗の享保の改革で活躍,元文元年(1736年)に寺社奉行に転任した(同じ奉行という名前だが,旗本が就く町奉行と異なり,寺社奉行は大名が就く役職でありこれは栄転である).

③ 宗教改革500年 

Augsburgerreichstag  今年最大の記念日はこれかもしれない.マルチン・ルターが当時のカトリック教会を批判してヴィッテンベルクの教会に95か条の論題を掲げたことから宗教改革が始まり,現在あるプロテスタント諸教会の先駆けとなった事件が発生したのが今から500年前のことである.

④ シスマ(教会大分裂)収束600年 

Palaisdespapes116475_960_720  もう一つキリスト教関係の話題.14世紀の後半(1378年)にローマで教皇位についたウルバヌス6世に対して,主としてフランス人の枢機卿たちが反発してアヴィニヨンにクレメンス7世が立ち,2人の教皇が対立する事態となった.これが教会大分裂(シスマ)と呼ばれるものだが,それが終息したのが今から600年前のことである.

⑤ 藤原頼道摂政就任1000年

800pxfujiwara_yorimichi  もっともキリがいい記念イヤーがこちら.父藤原道長とともに平安中期の摂関政治の全盛期を担った頼道が摂政に任命されてちょうど1000年です.彼は同じ年に藤原氏の氏長者にも任命されているが,父道長が健在であり,あくまでもその後見を受けた存在であった(徳川家康存命中の2代将軍秀忠みたいな感じ).

⑥ レオン3世即位1300年

Solidusleo_iii_and_constantine_vsb1  もっとも当ブログにふさわしい記念イヤー.ビザンチン帝国史にその名を残すレオン3世が即位して1300年である.当時はイスラム帝国(ウマイヤ朝)による地中海世界席巻の時代であり,ビザンチン帝国の領土は大幅に後退し,首都のコンスタンティノポリスもしばしばイスラム教徒の包囲にさらされていた.そんな時代に即位したレオン3世は翌718年にイスラム軍を撃退し,帝国の危機は一段落し,その後徐々に復興の時代になる.そんなビザンチン帝国のどん底を支えた皇帝の即位イヤーである.

⑦ ローマ帝国最大版図1900年

Traianus_glyptothek_munich_72  古代ローマ帝国の全盛期であった五賢帝時代.その2人目がトラヤヌス帝である.彼は117年に現在のイランにあった強国パルティアを破り,ローマ帝国の最大版図を実現した(ただしその翌年には反乱がおこり,その版図は縮小に向かう).

⑧ 済西の戦い2300年

Img_0_2  中国の戦国時代後半,燕の楽毅将軍が秦・燕・韓・魏・趙五か国連合軍を率いて斉を打ち破った済西の戦いから2300年の年である(燕の楽毅は斉の管仲と共に諸葛亮が自らを重ね合わせた人物でもある.斉の国を滅亡一歩手前まで追い込んだが,敵将田単の離間の計によって亡命を余儀なくされた).

⑨ アリストテレス生誕2400年

200pxaristotle_altemps_inv8575_2  古代ギリシャの著名な哲学者アリストテレス生誕2400年である.プラトンの弟子である彼は,同時にオリエント世界とギリシャ世界を統一するアレキサンダー大王の家庭教師でもあった.今で言うなら哲学者兼科学者兼教育者という感じの万能人のイメージである(代表作は二コマコス倫理学).

⑩ 伍子胥没後2500年

020355ec0_3  司馬遷の史記にも登場する伍子胥,元は楚の人間だったが,平王によって父と兄を殺されたため呉に亡命,その後は呉王闔閭,夫差を補佐して楚を打ち破り,平王の墓を暴いてその死体に鞭打って復讐を果たした(これが死体に鞭打つの語源).しかしやがて夫差との関係が悪化し,最後は讒言によって自殺に追い込まれてしまう.それが今から2500年前の紀元前484年である.

 このようにたくさんの記念日がある2017年であった.

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2017年1月 4日 (水)

第60回NHKニューイヤーオペラコンサート

Img143  2017年は元旦から病院に籠っていたんですが,3日の朝に解放され(笑)帰宅しました.ちょうど箱根駅伝の復路の時間帯と重なっていたこともあり,箱根登山線はそっちを観戦してきたと思しき人たちでにぎわっていました.

 で,そんな3日は夕方から都内に繰り出していました.目的は毎年この日NHKホールで行われる,ニューイヤーオペラコンサートを鑑賞するためです.このイベントは今年で60回を数え,テレビでも生放送されるクラシックコンサートです.数年前にも行ったことがあるんですが,正直に言えば

テレビで見てた方がよく見える (^.^)

イベントです(身もふたもないですが).

 一般にオペラ公演は単価が高いこともあって,安い席から売れていくという法則があるんですが,このニューイヤーオペラコンサートは値段もさほど出ないためか,見やすい高価な席から売れていきます.なので自分のように直前に都合が決まって購入するときには3階席の安いところしか残っていないということになります.

15894495_1187023221395041_577382191  で,このNHKホール,収容人数が3000人越えの巨大ホールだけあって,3階席になるとステージは本当に遠いです.しかもクラシックファンならご存知のように,音響も(特に上の方の階は)イマイチなので,ぶっちゃけテレビで見てた方がいいということになるわけです.

 が,正月拘束されてた身としてはとにかく出かけたいということで行ってきました.

Dsc_1277  内容はバロックオペラ(ここではゲストでBCJが登場)からモーツァルト,ロッシーニ,ベルリーニ,さらにはヴェルディやワーグナー,プッチーニと主要なオペラ作曲家の作品が,それこそいいとこ取りで出てきます.時間も生放送されるだけあって夜7時ぴったしに始まり,9時ピッタリに終わるので(ディレクターは大変だろうな),帰りの電車を考えるのにも便利なのでした.

 歌手はそれこそ若手からベテランまでさまざまですが,3日前に同じ場所で行われた紅白歌合戦と同じで,重鎮はトリで登場するらしく,今年も藤村美穂子さんでした(オペラ界の美空ひばりか).

15781638_1187166384714058_751307801  NHKホール前の道路には,青い電球で装飾された青の洞窟なる飾りがされていました.青の洞窟ってイタリヤや沖縄にもあるけど東京にもあったのかと感心したのでした.

 そんな音楽に浸った翌日(すなわち今日)はさっそく仕事始めなのでした (゜o゜).

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2017年1月 2日 (月)

2017年の活動

 さて2017年も2日目を迎えました.今日は今年の活動予定(仕事関係を除く 笑)を考えてみます.まずは確定していることから.

ラオス旅行 早速ですが,来月上旬にラオスに行ってきます.昨年この時期には北海道陸別町で行われるしばれフェスティバルの人間耐寒テストに参加したんですが,元々この時期に南国に逃げるのがパターンでした.以前はビーチリゾートが多かったんですが,近年は2013年のアンコールワット,2014年のミャンマーといった感じに東南アジアがマイブームです.今年は同じ東南アジアの内陸国ラオスに行ってきます.

ヨハネ受難曲演奏会 私が所属している盛岡の合唱団(盛岡バッハ・カンタータフェライン)のヨハネ受難曲演奏会が3月20日に盛岡市民文化ホールで行われます.J. S. バッハの著明な作品です.昨年9月のイスラエル旅行もこの演奏会に向けて,その世界を実感するのが目的でしたから,当然気合が入っています.

東京21合唱団演奏会 こちらも合唱関係,東京21合唱団の演奏会が6月23日(金)に東京港区の霊南坂教会で行われます.日本語の讃美歌やバッハのカンタータを中心になりそうです.

夏の家族旅行 ここ数年恒例になっている夏の家族旅行に今年も行く予定です.先日帰省した際の話で,今年はサンライズ出雲に乗って山陰方面に行きたいという方向になっています.

中央寮歌祭2017 夏の寮歌イベントである中央寮歌祭,今年は8月5日(土)に新宿の京王プラザで行われます.自分も一応感じの端くれなので参加する予定です.

小田原医師会合唱団定期演奏会 もう一つの合唱関係です.小田原医師会合唱団の第9回定期演奏会が9月17日(日)に開催されます.今年は太田桜子さんの「私がいちばん大切にしたいもの」がメインになる予定です.

 上記は現段階で参加が確定しているイベントですが,それ以外にもやりたいものはたくさんあります.

第20回ひの新選組まつり 春の恒例イベントひのパレ,今年の日程はまだ公式には出ていませんが,5月13~14日かなと勝手に想像しています(笑).今年も何らかの形で参加したいと考えています.

夏季休暇の海外旅行 そして毎年恒例,夏季休暇の海外旅行です.今年は2月にラオスにも行くことから,南米やアフリカの奥地のような大型の旅行にはならない予定です.候補としてはまだ一度も行ったことのない中央アジアや,インド洋に浮かぶフランス領であるレユニオン島が挙がっています.ただ今年は医師会合唱団の演奏会が9月にあることから,その後10月上旬当たりを考えています.

しながわ宿場まつり 秋のイベント,しながわ宿場まつりには今年も参加したいです.こちらも公式の発表はまだですが,9月24日(日)がパレードかなと思います).

 その他細かいイベントはたくさんありそうですが,今年も充実した年にしたいと思います.

Img_2857 Img_2858  今日も病院籠り,2日の今日もまだ,めでたそうな検食です.

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2017年1月 1日 (日)

謹賀新年

Dsc_1272  あけましておめでとうございます.

 年末は帰省して温泉に行ったりしていたんですが,昨夜こちらに戻ってきました.家に着いたのは夜の10時半ごろだったんですが,途中で飲み過ぎたのか(笑)そのまま爆睡してしまい,気が付いたら新年になっていました.大晦日から元旦に変わる瞬間の記憶がないのはすごい久しぶりです.

 で,新年早々病院に籠っています.そして本日お昼の検食がこちら

Dsc_1273  主食はお赤飯なんですが,おかずが刺身です! めでたい日ではあるんですが,病院食にお刺身が登場するのは近年あまり例がありません (^.^).

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