長崎旅行⑤
2016年7月18日,長崎旅行の4日目です.この日は雲仙&島原方面を観光してその後,今回の旅行の最終目的地である佐世保に向かう流れになります.
朝起きて軽く温泉に入ってから朝食会場に向かいます.この日の朝食はビュッフェスタイルではなく,しっかりした和定食でした(立って歩くのが嫌いなウチの母親はビュッフェよりもこっちのスタイルを好む).
朝食後少し休んでチェックアウトに向かいます.まずはこの雲仙温泉街にある観光地雲仙地獄の見学です.徒歩圏内なのでホテルの駐車場にそのまま車を置かせていただき出発します.雲仙地獄は地表から蒸気や白濁した温泉がゴボゴボと湧き出ている光景が地獄を思わせることからそう呼ばれています.東日本だと下北半島の恐山や秋田の玉川温泉,川原毛地獄などが類似場所です(同じ地獄でも別府の地獄は何となくテーマパークのアトラクションっぽい).
ホテルでもらった地図に従って歩いていきます.ホテル付近の神社から地獄に入っていきます.まずは八万地獄,ホテル富貴屋さんの裏手にあたります.名前の由来は人間が持つ八万四千の煩悩によってなされる悪行の果てに落ちる地獄という意味だそうです.
そこから遊歩道を歩いてしばらく行くと見えてくるのがお糸地獄,これは裕福な家庭を持ちながら不倫に走ったお糸さんという女性が,最後処刑された時間に噴出した地獄のためにこう呼ばれています.ここでは写真屋さんの記念撮影があったので記念にいただきました.
次に出てくるのが大叫喚地獄,名前からして凄いですが,雲仙地獄の中でも最も活発に噴出しているところです.吹き出すときの激しい音が,地獄に落ちていく罪人の叫び声を思わせることからその名があるそうです(ただこの日は全体的に噴出量は少な目だった).
(左写真5) 大叫喚地獄,(右同6) 邪見地獄,たしかに飲めそうにありません
そこからしばらく歩くと見えてくるのが邪見地獄,邪見とは嫉妬心のことで,この温泉の湯を飲むことで邪見が消えるというのですが,現実にはこのお湯は酸性がきつくて飲むのは困難,邪見を捨てるのは難しいということかもしれません.
(左写真7) 泥火山,なんか違うものを想像してしまう(笑),(右同8) 旧八万地獄,今は噴出していない
邪見地獄を見た後は一旦メイン道路に出ます.ここからはホテルに戻りながら雀地獄・清七地獄・旧八万地獄(今は活動していない地獄)を見学,途中
と言う看板を発見,地獄が環境省の管轄であることが判明しました \(^o^)/(そうすると閻魔大王も実は環境省の役人ということになります.課長級なのか局長級なのかは解りませんが 笑).
ホテルに戻った後ロビーで少し休憩して,今度は島原方面を目指します.国道57号線から途中一方通行の仁田峠方面への道路に入って山を登っていきます(狭い道ですが,一方通行なので対向車が来る心配がないため精神的には楽).
途中の展望台で小休止,ここからは1991年の噴火で多くの犠牲者を出した普賢岳と,その際に発生した溶岩ドームが成長して形成された平成新山が良く見えました.ただ反対側の山々は曇ってて見えなかったんですが,晴れ男の自分が来たんだからこれから晴れるに決まっていると決めつけて,「これからすぐ晴れるさ」とつぶやいたら,近くにいた他の観光客に「えっ,そうなんですか!」と言われてちょっと恥ずかしかったです(笑).
(左写真10) 雲仙ロープウェイ,(右同11) 手前の緑が普賢岳、奥の茶色が平成新山
その後はそして仁田峠から雲仙ロープウェイに乗って山頂へ.ここからは普賢岳や平成新山が間近に見え,さらには天草湾まで見渡すことができます(空気が山にぶつかって上昇気流が起こり雲ができる様子も見えた).
山頂の景色を堪能したあとは山を下りて島原市内へ.昼食(この日は島原名産のそうめん)を摂って島原城を見学しました(日本100名城がらみで2010年5月に訪問して以来).そしてその後はこの日の宿泊先である佐世保へ一気に走ったのでした.
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