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2016年2月10日 (水)

第35回しばれフェスティバルに参加しました③

 フルーティーのライブが終わると,続いてはよしもとお笑いショーの時間となります.この日は特に裸芸で有名なとにかく明るい安村さんがやって来るとのことで,この頃から会場の人出が一気に増えた感じです.ステージ前はもちろん,例のしばれスタンドもびっしりで,途中飲み食いで抜け出していた自分たちは結局命の火のそばから見ることになりました.

P2060084 (写真1) 燃え上がる命の火(落城みたいです)

 この時間帯の命の火は石垣のように積み上げられた薪全体が燃え上がっていて,ワーグナーの神々の黄昏の終幕,燃え上がるヴァルハラ城という感じでした(大阪城落城でも吉原炎上でもいいんですが 笑)

 ゴールデンルーズさん,シューリンガンさんのコントが終わって,いよいよ安村さんの登場,ステージの温度計は氷点下13℃,さあ!

P2060087 (写真2) とにかく明るい安村さんのネタ(マイナス14℃!!)

ホントに裸で出てきた… プ,プロだ ( ゚Д゚)

 いつものパン一スタイルで登場(もっとも足はスノーブーツを履いていた.そりゃそうだ,こんな環境で裸足で10分も歩き回ったら凍傷率100%だ),さすがに寒いのか最初ろれつが回っていない感じでした.けれどもさすがプロ,それでも何事もないかのようにいつもの芸を披露して会場は大いに盛り上がったのでした(いろんな意味で).ちなみに彼,この前後に札幌と旭川でも出演があったらしいんですが,この日の陸別が最寒だったろうことは疑いありません.

 お笑いショーの終了後,20時30分からクライマックスの花火大会,通称しばれ花火となります.冬の陸別は晴天が多く,空気も澄んでいてきれいです(なのでここには天文台があるし,放射冷却が起こってムチャクチャ寒くなる).そんな澄んだ夜空に上がる2000発もの花火,一般には夏の風物詩といわれる花火ですが,やっぱりここでは冬が似合うと感じました.

P2060125 Dsc_0805 (写真3, 4) しばれ花火,大輪の花

 しばれ花火をもってこの日の一般者向けのイベントは終了,多くの人たちは続々と帰宅し始めます.ただ,元々道路事情が良い地域ではないこともあって,この時町外に向かって10キロもの渋滞が発生していたそうです(この日は雪もなく,しかもこの辺りは信号もあまりないのにそんな渋滞が発生するとは… と驚きました).

Dsc_0811 (写真5) いよいよ人間耐寒テストの開始

 一般の来場者が帰っていくのと同時に,ここからはしばれフェスティバルの神髄ともいうべき人間耐寒テストの開幕となります.21時にチャレンジャー一同ステージ前に集合,ここでこれからの注意事項の伝達があります.それによると22時にイベントセンター(夕方に受付をした建物)で確認シールをもらうことが強調されていました.これは過去に夕方受付だけ済ませて町に行って温かいところで一晩過ごし,翌朝会場に顔を出してちゃっかり認定証だけ貰おうという不届きモノ(笑)がいたことへの対策なんだそうです.ずるいヤツはどこにでもいるんだなと思いました.さらには23時からチャレンジャー専用企画としてタオル早回し選手権(濡れタオルを振り回していかに早く凍らせるか競うイベント)とカラオケ大会があること,明日の朝7時にここでラジオ体操をしてその後認定証の授与があること,ラジオ体操については,こんな極寒の地でこれだけの人数でラジオ体操をするのは世界記録だと某書籍に認定してもらう企画も兼ねているのでぜひ参加してくださいとのことでした.

 注意事項の伝達が終わるととりあえずは解散です.バルーンマンション広場に戻ってそろそろコンロを使おうかとも思ってたんですが,22時にイベントセンターに行かなければならないので断念です(まさか火を燃やした状態で放置するわけにもいかない).仕方がないので22時までやっている露店を巡って飲み食いしようとそちらに向かいます.が,閉店前ということで食べ物は軒並み終了(泣),仕方ないので熱燗を買ってチビチビやっていました.

 そんなこんなで22時になり,イベントセンターに向かいます.受付で確認シールをもらうと係員が「これからここでカラオケ大会があるのでどうですか?」と誘ってきます.自分的にはタオル早回しの方に惹かれていたんですが,Kがカラオケ大会に出たいというのでそのまま自分もそちらに登録してしまいました(笑).

 カラオケ大会はイベントセンター内の大広間(?)で開催されます.ここは屋内ということで,当然あったかい !(^^)! 外の寒さとは別世界です.こんなところでぬくぬくしていていいんだろうかと罪悪感を感じるんですが,これもしばれフェスティバルの公式イベントなのだから問題なかろうとゆっくり寛ぐことに.そのうちに参加者が三々五々集まってきていよいよカラオケ大会の開幕です.

P2060146 (写真6) カラオケ大会

 大会のルールは参加者が4チームに分かれて各チーム3人ずつ歌い,カラオケ機の採点による合計点が高いチームが優勝というものです.ですから参加しても全員が歌う必要はないということで,Kが歌って自分は応援する側に回ることにしました.

 いよいよ歌の始まり,参加者は若い人が多かったんですが,なぜかみんな結構古い歌を歌っています.ちなみにカラオケ機の採点で司会者が決めた基準点以下の人は辛し入りシュークリームを食べるという罰ゲームも用意されていました.

Img_2121 (写真7) カラオケ大会でもらったお酒

 で,カラオケ大会の結果なんですが,我々のチームが優勝! しかもウチのKが最高得点というおまけ付きでした.優勝チームの商品はしばれフェスティバルの一般には配らないバッジ,最高得点の商品は日本酒一升(とその辺からかき集めてきたようなおつまみ 笑)という酒好きにはたまらないものでした (^^)v.時計を見るとすでに午前0時を過ぎています.実は2時間もこんなぬくぬくしたところにいた計算になります.はたして再び極寒の世界に戻れるのか?と不安になりながらイベントセンターを後にしたのでした.

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