ハロウィーンと宗教改革記念日
気が付いたら10月31日,神無月も最後の日となっていました.明日からもう11月ということになります.
さて,10月31日といえばハロウィーン,元はケルト人の収穫祭が起源だそうですが,自分が中高生時分には英語の教科書に出てくるアメリカのホームパーティーのイメージしかなく,あまりなじみのある存在ではありませんでした.
しかしながらバブル期の頃から,仮装イベント的なノリで日本でも都市部を中心に認知されるようになり,近年ではバレンタインデーを上回る商業規模のイベントになっているんだそうです(まあ,こうなってくると本来の起源なんてどうでもいい感じだな 笑).
ハロウィーンといえば,カボチャをくりぬいて中にろうそくを立てたジャック・オー・ランタンがトレードマークですが,ウチの近所のスーパーにも,それ用のカボチャが売られていました(ただし鑑賞用なので食べても美味しくないそうです 笑).
ところで,10月31日と言えばもう一つ大きなイベントがあります.それがマルチン・ルターによる宗教改革記念日.1517年10月31日にルターがヴィッテンベルク城教会の扉に95か条の提題を掲げたこと始まる一連のプロテスタント運動を記念する日です.ルター派をはじめとする一部のプロテスタント教会にとっては重要な日で,有名なバッハのカンタータ80番は,ルターの作曲したコラールをバッハが編曲したカンタータです(当たり前ですが,ルター派にとっては重要な日でも,カトリック教会や東方正教会にとっては何でもないただの日です).
教会音楽好きの人間にとってはむしろこっちの方がなじみ深いのでした(下の動画はカール・リヒター指揮のカンタータ80番).
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