富士サファリパークのリカオン
真ん中に仕事が入ってしまい,前後に分断されてしまった今年のGW,その後半唯一の休みである5月6日,静岡県裾野市にある富士サファリパークに行ってきました.
動物好きな我が家,動物園にはよく行くんですが,サファリ式のところは2000年に行った和歌山のアドベンチャーワールド以来です.富士サファリは実は自宅から1時間程度の場所なんですが,今まで行ったことがなかったのは,「近くにいるとかえって行かない」の法則に見事にハマったからです(笑).
前日は沼津市の病院に泊りだったので,仕事明けに三島駅でウチのKと合流,車で会場に向かいました(普段出張は電車利用なんですが,この日はこのパターンのために車で行った).結局10時ごろに到着し,最初のゲートで入場料を払って中に入ります.本来は大人一人2700円なんですが,事前に会費無料のメンバーズカードを入手しておいたため,一人2000円となります.中に入ると,入り口そばの第1駐車場はすでに満車,少し離れた第2駐車場に誘導されました.
その後は人気のジャングルバス(金網越しに動物にエサ遣りができるバス)のチケットを購入しに受付へ.まだ10時台だというのに,購入可能なバスは14時以降! さすがGWだと感心(笑)しながら,結局14時半のバスを購入しました.
(左写真3) ウォーキングサファリ受付,(右同4) こんな道を歩きます
最初は車でサファリゾーンに入ろうかとも思ったんですが,まずは歩いてみようということで,ウォーキングサファリに挑戦です.園内の遊歩道を歩きながら,ところどころにある動物観察スポットに立ち寄るスタイルです.熊やライオン,トラ,サイなどおなじみの動物がたくさんいました.途中キリンのエリアでは,ちょうどエサ遣りタイムに当たったので,エサ遣りも.餌と言っても葉っぱ付きの枝をあげるだけなんですが,長~い舌を伸ばして上手にエサを奪っていきました(ウチのKはキリンになめられたといっていた 笑).
ゆっくり歩いたので,コース全体を2時間ほどかかりました.ちなみにコース途中にクイズポイントがあって,あらかじめ渡されていた解答用紙にスタンプを押す形で進めていくんですが,動物に詳しいウチのKは全問正解,自分は1問外しだったんですが,結局景品はどちらもトラのシールでした(笑).
(左写真7) チーター(車に乗っているわけではありません 笑),(右同8) 富士山を背景に手前にライオン
次に中央広場付近にあるふれあいコーナーへ.ここでは動物園ではよくある各種小動物に触れることができるコーナーです.この日は定番のウサギやモルモットに加えて,アルマジロやリクガメも登場していました.
この段階で午後1時,園内にはいくつかレストランがあるんですが,この日はサファリレストランというカフェテリア形式のレストランへ(ウチのKが大学の学食に雰囲気が似てるといっていた).自分はカツカレー,Kはイタリアンハンバーグになりました(結構重たいです 笑).
昼食後はジャングルバスの時間までまだあったため,ふれあいゾーン(一般の動物園っぽいゾーン)の動物を観察します.ワオキツネザルやカバなどに交じって,
なんと!リカオンがいるじゃないですか!!
リカオンはアフリカのサバンナに生息する犬の仲間で,集団で狩りをすることで知られています.アフリカのサファリでは非常に人気の高い動物ですが,いろんな絵具を塗ったくったような外観から英語では Painted wild dog などと言われています(私は個人的に(見た目が)汚い犬と呼んでいます 笑).4年前にボツワナのオカバンゴデルタに行ったとき,逢えたらいいなと願いつつ,とうとう会えなかったリカオンに,こんなところであっさり会えたのに衝撃を受けました(後で確認したら日本ではこの富士サファリパークにしかいないそうです).この衝撃はかつてマダガスカルに行ったときにもほとんど会えなかった原猿のアイアイを,帰国後上野動物園で見つけた時と同じものでした(笑).
もともと朝夕に活動するリカオンなので,日中のこの時間はグダッと寝ているだけ.はたから見ると死んでるのではと心配になりますが,ちょうど係員によるエサ遣りが始まると,さっきまでのがウソのように活発に動き出したのが笑えました.
リカオン見物をしているうちに,ジャングルバスの出発時間となり,乗り込みます.そのままサファリゾーンへ.ここにはライオン,アムールトラ,チーターの肉食獣を始め,ゾウやキリンなどの草食獣までたくさんの動物が放されています.そんな中を金網に覆われたバスで移動する我々,なんだか動物輸送車に載せられて動物たちの好奇の目にさらされる気分です(そういえば猿の惑星にこんな場面なかったか?).
(左写真13) アムールトラ,(右同14) こちらはサイです
ジャングルバスの後はまたしばらく散策して,今度はウサギの館へ.ここでは時間制で指名したウサギをだっこしたりできるんですが,これってアムステルダムやハンブルクの飾り窓と原理的には変わらないよなと思ったのでした.
この段階で夕方,そろそろサファリゾーンが空いてきただろうということで,車でサファリゾーンに入ります.5月とはいえ標高の高いこの地域ですから気温も下がり,昼間に比べて動物も活発になっているようでした(道も空いていたので結構ゆっくりと動物を観察できた).
(左写真16) サファリゾーンのゲート,(右同17) ライオンです
こうして6時近くまで富士サファリパークの休日を堪能し帰宅したのでした.
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コメント
近いと行かない・・・
生まれも育ちも静岡県東部なのに、一度も行ったことがありません。
小さいころ、連れて行ってと親にせがむも、連れて行ったもらったことはなかったな~。
近くの現ぐりんぱ(旧・日本ランド)にも行ったことがなかったです。
私も動物は結構好きなので、行ってみたいと思うのですが(笑)
投稿: みゆみゆ | 2015年5月15日 (金) 12:52
みゆみゆさん
こんばんは,いつもありがとうございます.
近くにあると却って行かないの法則は強烈だと思います.
ぐりんぱはもちろん行ったことがありません(笑).っていうか,富士急というと富士急ハイランドのイメージが強くて,こっちは言われないと忘れているように感じます.
富士サファリは動物好きには楽しめると思いますよ.
投稿: ビザ皇帝 | 2015年5月16日 (土) 18:50