上野東京ライン開業!!
今日3月14日はお菓子屋さんの陰謀デーその2でありますが(笑),一方でJR各社のダイヤ改正の日でもあります.毎年いろんな話題でにぎわうこの春のダイヤ改正,今年一番の話題は何といっても北陸新幹線の開業でしょう.東京-金沢の所要時間が2時間半と,従来の上越新幹線,北越急行経由に比べて1時間半近く短縮されたからです.この新幹線,従来長野新幹線と呼ばれていたものが信越本線にそって日本海に達し,そこから日本海沿いに金沢に延伸したものです.名称は北陸新幹線となっていますが,元々北陸本線だった地域は上越-金沢間だけで,高崎から上越まではほぼ信越本線なので個人的には信越北陸新幹線とでもした方が実態に合うのではなどと考えています(それを言い出すと上越新幹線も最後の長岡-新潟部分は信越本線なので上越信越新幹線になってしまうか 笑).
本日開業したばかりなので,もちろん私はまだ乗っていませんが,ウチの母親がこれに乗って黒部ダムに行きたいなどといっているので,今年の夏までには乗ることになりそうです.
一方で,本日開業したもうひとつの路線が表題の上野東京ラインです.北陸新幹線228キロに対してこちらはわずか3.6キロと路線距離は短いですが,インパクトは決して負けていません.
従来北から東京に入る東北本線(宇都宮線)・高崎線・常磐線のターミナルは上野駅で,南から入る東海道本線のターミナルは東京駅でした.このため首都圏を南北に通過するためにはこれらの駅で山手線か京浜東北線に乗り変える必要がありました.このため特に朝のラッシュ時の混雑はすさまじいもので,今回の開業でその辺の問題が大きく改善されることが期待されています.
小田原駅の東海道線上りホームでも,従来は行先はもっぱら東京行きだったんですが(一部湘南新宿ライン,稀に品川行き),今日からは宇都宮行き,籠原行きなどバラエティ豊かになっていました.
今回の直通によって,北関東方面に行く場合の利便性は大幅に向上したわけですが,一方で困った点もあります.まずは従来なら東京行きなら必ず東海道線,高崎・籠原行きなら湘南新宿ラインと間違えようがなかったんですが,今後は同じ高崎行きでも上野東京ラインと湘南新宿ラインの両方が存在することになり乗り間違えの可能性が出てきました.
また東京で新幹線に乗り変える場合など,東京が終点だったので寝てても駅員が起こしてくれましたが,これからは寝ているとそのまま北関東に連れて行かれることになります.一方で新幹線で東京駅下車,東海道線に乗り換えの場合,従来なら東京駅は始発なので発車の結構前からホームに停車しており,ゆったり座って待つことができたんですが,今後は東京駅も単なる通過駅なのでギリギリまで電車は来ず,しかも混んでて座れない可能性も出てきました.まあ良いことずくめなんてことはあり得ないので仕方ないんですが,今後人の流れがどう変わるか観察するのも面白いです.
ついでの話題: 小田原駅は北陸新幹線と全く関係ないんですが,ホームの駅そば店で富山のキャンペーンをやっていました(やっぱり富山は白エビのようです).
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