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2015年3月21日 (土)

ボリビア旅行記8

 さてラパスでの一夜が明けて2月13日になりました.この日はいよいよ帰国の途に就く日になります.

 スケジュール表によると今回のツアーは2月15日までの10日間ということになっているんですが,8日目にしてもう帰国とは… 日本と南米は非常に遠く,しかも途中に日付変更線があるためにこうなってしまうのでした(逆に南米に来た日は時計の上では半日くらいしか経過していなかった).

 ロビーでの集合時間は9時半とゆっくりめだったので,我々はホテルの朝食も摂らずにぎりぎりまで寝ていました(笑).チェックアウトを済ませて昨日と同じバスに乗り込みます.

P2130491 (写真1) ムリリョの像

 この日の予定は市内をささっと観光して空港に向かう流れとなります.まず向かったのは市内中心部にあるムリリョ広場です(ムリリョはボリビア独立の英雄のひとり).どうでもいいですが,最初「ムリリョ広場」を「森の広場」と聞き間違えて,郊外ののどかな広場を想像してしまったというのは内緒です(笑).スクレでの体験から,広場というキーワードに敏感になっている一同ですが,下車しての観光です.

P2131249 P2131248 P2131247 P2130501 (左上写真2) カテドラル,(右上同3) 大統領府,(左下同4) 国会議事堂,(右下同5) すごい数の鳩!

P2131245 (写真6) 左右反転された時計

 広場はその名の由来であるムリリョの銅像を中心とし,それに面してカテドラルや大統領府,国会議事堂が置かれているまさにこの国の中枢です.街の中心だけあって大勢の観光客でごった返していたんですが,それよりすごいのが鳩の数… ヒッチコックの鳥を彷彿させる光景となっていました.また国会議事堂の時計塔の時計が左右反転された状態になっていたのが面白かったです(これだと左回りが時計回りになってしまうな).

P2131262 P2131280 (左写真7) ハエン通りと山の斜面に広がる市街地,(右同8) 記念撮影

 ムリリョ広場を後にしてそこから数ブロック北にあるハエン通りへ.ラパスは近代以降無秩序な開発が進んでいることもあって,植民地時代の建物や通りの保存状態ははっきり言って悪いんですが,ここはそんな古い時代の趣が良く残っている通りです.はるか向こうに見える住宅街と併せて写真スポットとしてもいいポイントでした.

Dsc_4917 (写真9) 地元のお祭りに交じる

 ここでしばしのお買い物タイム,ここの広場では地元のお祭りがあって人々が踊っていたんですが,我々もちゃっかり混じっていました(標高3700メートルで大丈夫か 笑).

P2131292 (写真10) 結構なボリュームのお弁当

 買い物&観光が終わり,再びバスに乗って一路空港に向かいます.途中の道路がスムーズすぎて,なんとまだチェックインも始まっていない時間に着いてしまいました.ということで,ここでちょっと早めの昼食タイム.昨日の夕食をいただいた「ふるさと」謹製のお弁当でした.ラパスの空港は標高4000メートルなんですが,こんな高地で食べても問題ないほど高地順応している自分たちに感心しました(バスの中で食べるという,ちょっと遠足な気分).

P2131294 (写真11) ガイドのみずえさんと

 昼食のあとはいよいよターミナルへ.まずはチェックインの手続きになります.ここからは国際線なのでガイドさんや添乗員さんに代行してもらうわけにはいきません.ここではパスポート,eチケットに加えて,税関申告書とLAN航空のなんだかよくわからない紙を書かされました.適当に書いてカウンターに出したらダメ出しされ,書き直す羽目になりました(笑).

 手続きが終わるといよいよ出国の流れです.ここでサンタクルスからずっとお世話になったガイドのみずえさんとお別れ,名残惜しいですがまたご一緒したいなと思いました(エクアドルのキトが拠点とのことなので,ガラパゴス諸島に行けば会えるかも).

 さて出国ですが,たいていの国は外国人の入国には厳しくても出国には関心がありません.しかしボリビアは麻薬の密輸出があるため,外国人の出国には厳しい目が注がれています(そういえばベネズエラもそうだったな).順番としてばずは出国審査,ついで警察による手荷物チェックが行われます.ここでは持ち込みカバンを開けられチェックを受けます.常備薬のボックスを指して,「これはなんだ」と聞かれたので「メディシン(medicine)」と答えたんですが,ここで「ドラッグ(drug)」なんて答えたら別室行きなんだろうかと思いました.この後普通のセキュリティチェックを経て出発ロビーに入りました.

 飛行機は定刻よりも若干遅れて出発,我々は機上の人になります.この飛行機は途中サンタクルスを経由してペルーのリマへの便です(来た時と逆のコースだが,どうしてサンタクルス-ラパス-リマの順じゃないのかわからない.その方が距離も短いのに…).夕方無事にリマの空港に着陸,一週間ぶりの下界は酸素が多いなと感じました(笑).ここでロサンゼルス行きに乗り換えるんですが,乗継便の出発までなんと8時間!もあるということで,いったんペルーに入国して夕食を摂ることになりました.入国審査の際に今夜の便で発つといったら「クスコか?」と聞かれたため,「LAだ」と言ったら怪訝な顔をされました(人によっては31ドル要求された人もいたらしい).

 それでも無事に入国して空港前のホテルへ(実は初日に宿泊したホテル).ここのレストランでシーフードリゾットの夕食でした(さすがリマは海産物が旨い).私やKほか一部の人はビールやワインもたらふく頂いたのはいうまでもありません.

Dsc_0540 (写真12) リマのラウンジ

 その後添乗員さんが撮った写真を見たりして時間をつぶし,夜の8時半に再び空港へ.ペルーの出国審査はあっという間なのでまだまだ時間が余っています.結局ラウンジでうだうだしながら時間をつぶしました.先ほどのレストランに引き続きワインしこたま飲んだため,出発の段階で半分意識がなかった(笑).ペルー-LA間はほとんど記憶がないままに移動,2月14日の朝にLAの空港に到着,今度は5時間の待ち合わせで成田へ,結局日本に到着したのは2月15日の夕方になっていました.明日から仕事だと泣きたい気分になりながらも,途中お寿司屋さんに入って,やっぱり食は日本に限るなと実感したのでした.

Dsc_0542 (写真13) ボリビアから戻って食べたお刺身は最高でした

 お終い(いつか詳細なレポがHPに載るハズです 笑).

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