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2014年12月31日 (水)

2014年十大ニュース

 今年も残すところわずか,当ブログ恒例の十大ニュースの発表です.世間的には消費税のアップや総選挙,マレーシア航空の行方不明,さらには御嶽山の噴火などが挙げられますが,ここで取り上げるのはもちろん個人的なことです.

第10位 ホームページの更新

 当ブログは私のホームページ「ビザンチン皇帝の部屋」の一部を構成しています.このホームページの歴史は意外に古く,その端緒は2001年のことです.しかしながら放置期間が長かったのも事実で,最近では2008年から2013年秋まで長期に放置され,ブログ以外に更新がない状態になっていました.これではいかんと昨年秋にサイトのデザインを一新,記事の更新にも取り組んできました.その甲斐あって今年は38もの更新記録がありました.来年もまた頑張って更新していきたいと思います.

第9位 函館の花火

Dsc_0194_3 8月にウチのKの実家に行ったんですが,偶然函館の港まつりが開催されていました(8月1~5日の日程).特に初日の夜に開催される花火大会は壮大で,今回函館山の展望台から花火を鑑賞する機会を得ました.一般に花火は下から見上げるものなんですが,函館山からの花火は,逆に眼下に花火を見下ろす形になります.俗に日本三大夜景とも呼ばれる函館の夜景をバックに花火が大輪の花を咲かせる光景は素晴らしいの一言でした.

第8位 各地の寮歌祭に参加

Dsc_0127_2 私が愛好する音楽というと,もっぱらクラシックが多いわけですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,何かの折には歌いたくなることがあります.寮歌を現役で歌っていた方々の高齢化もあって日本各地の寮歌祭の中には終了の声が聞こえてくるものも多いんですが,一方で若い世代によって新規に始められた寮歌祭もあります.今年は7月の埼玉寮歌祭,8月の中央寮歌祭,10月の能代寮歌を愛する会に参加し,高歌放吟をしてきました.

第7位 第17回ひの新選組まつり

17hino21_2 毎年春の恒例イベント第17回ひの新選組まつりに参加してきました.新選組愛好家の私は2006年の初参加以来,なんだかんだでほぼ毎年参加しています(2011年の第14回のみ不参加).以前はコンテストから参加していましたが,ここ数年は諸事情もあってパレードのみの参加です.今年は一般隊士として一番隊所属でした.隊長の沖田総司役は演劇系のノリノリの方でした.時代の流れによって,参加メンバーも少しずつ入れ替わってきているんですが,これからも参加したいイベントです.

第6位 友人の結婚式

Pa050015_2 今年は弘前大学時代の友人の結婚式が2回もありました.弘前大学は私の2つ目の大学なので,その時代の仲間は自分よりも5つ6つ年下が多いんですが,それでも皆不惑を迎えた面々です.そんな彼らが新たな人生の門出を迎えたということで,とても素晴らしいことです.当日は久しぶりに旧交を温めるとともに,皆に幸あれと思ったのでした.それにしてもみんな着実に良い人生を歩んでいるなぁと感じました.

第5位 オペラ観劇

Shinomiya 先ほど寮歌の話題を挙げましたが,音楽の趣味のメインといえばやっぱり声の入ったクラシック,その中心はオペラです.今年もたくさんの公演を鑑賞する機会を得ました.その中でもとりわけ印象深かったのが3月に新国立劇場で上演されたコルンゴルトの死の都です.ベルギーの古都ブルージュは近代以降発展から取り残されたため,死の都と呼ばれていました.そんな町で亡き妻の思い出だけと暮らす一人の男がいます.そんな彼の前に妻に瓜二つの女性が現れ… 幻想と現実が交差するストーリーに非常に美しい音楽が流れる素晴らしい舞台でした.

第4位 日本の滝100選に挑む

Yasu1 2012年夏から取り組んでいる日本の滝100選,今年も休日等を利用しながらいくつかの滝に挑んできました.以前取り組んでいた日本100名城に比べると山奥にあるものが多いなど,訪問自体が難しいのですが,それだけにたどり着いた時の感動はより大きいものがあります.今年訪問した滝の中では10月に行ってきた秋田県北秋田市にある安の滝が特に印象的でした.ちょうど紅葉時期の快晴という条件にも恵まれて,高さ90メートルの豪快な滝は日頃のストレスもすべて吹き飛ばしてくれるものでした.

 そしていよいよベスト3の発表です.

第3位 パウルス演奏会

Paurus 第3位は趣味の合唱の話題です.現在いくつかの合唱団に所属して歌っているんですが,その一つ,故郷盛岡の合唱団盛岡バッハ・カンタータフェラインの演奏会でメンデルスゾーンのオラトリオ・パウルスを取り上げました.新約聖書の使徒行伝を主要テキストとした大作オラトリオです.素晴らしい作品なんですが,オケや合唱の難度などから演奏される頻度は多くない作品です.今回参加して音楽のすばらしさに演奏中にも関わらず涙が出てきたのでした.共演させていただいたオーケストラやソリストのみなさま,児童合唱の岩手大学付属小学校のみなさまありがとうございました.

第2位 ミャンマー旅行

P2110395 第2位は2月のミャンマー旅行です.例年夏季休暇を利用して大型の旅行に出かけるパターンが多いんですが,今年は来年2月にボリビアのウユニ塩湖旅行を予定していることもあって,特に夏の海外旅行は行いませんでした.その代りというわけでもないんですが,2月に東南アジアのミャンマーに行ってきました.パゴダや寝釈迦などの仏教関連の名所の多い国です.今回は首都のヤンゴン,古都バガンに加えて,東部にあるチャイティーヨ・パゴダ(通称ゴールデンロック)も訪問しました.ちょうど日本では大雪だった時で,ギャップの大きさに感動しました.

第1位 北海道旅行

 

P7210540_2 そして栄えある第1位は,7月の北海道旅行でした.旅行規模という点では第2位のミャンマーの方が大きいんですが,こちらは家族旅行であることと,ウチの母親が45年ぶりに名寄市を訪問したという記念すべきイベントだったからです.北海道名寄市は私が生まれたところで,当時両親は仕事の関係でそこに住んでいたんですが,私が生まれてほどなく岩手に転勤となり,以来母親はこの地を踏んでいなかったのです(私自身は学生時代以来何度か来ている).今回は私が生まれた病院や当時住んでいた地域などを散策するほか,最北の稚内まで足を延ばして周辺の観光をしてきました(途中で名物の音威子府そばもいただきました).

 その他選外になった話題です.

① 静内の桜 北海道の日高地方にある桜の名所,静内の二十間道路を訪問しました.

② 各地の合唱団で様々なコンサートに参加しました

③ 新しいパソコン(富士通のESPRIMO)を購入しました.

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2014年12月19日 (金)

新しいPCを購入

 新しいデスクトップPCを購入しました.とはいっても別に今使っているのが壊れたわけではありません.

 実は我が家のPC事情は,私が新しいのを購入するとお古が実家にいってそれを親が使うという流れになっています.そして今自分が使っているのが2011年秋に購入した富士通のFMV ESPRIMO FH77/DD,実家にあるのが2005年購入のNEC VALUESTAR VR700です.で,この実家のNECがとうとう壊れてしまったのでした.まあ2005年ですからOSはもちろんサポートの切れたWindows XP,早晩買い替えが必要だったわけで,ボーナスが出たタイミングで,今だろうということで購入の運びとなりました.

Pc190013(写真) 今回購入した新しいPC

 今回購入したのは富士通のESPRIMO FH52/Rです.この2日間でデータ等の移し替え等が完了,この週末にでも古い方を実家に送ろうと思います.

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2014年12月15日 (月)

第1回医師たちによるクリスマス・チャリティーコンサート

10802023_698147450282623_26450708_2 12月14日の日曜日に東京駒込にある日本医師会館で開催された「第1回医師たちによるクリスマス・チャリティーコンサート」に参加してきました.これは日本医師会の主催で行われたもので,医師会員を中心としたアマチュア音楽団体によるチャリティーコンサートです.もちろんソロ演奏なんてことはなく,普段参加している小田原医師会合唱団としてのエントリーです.

 実はこの週末のスケジュールは結構ハードで,12日(金)は静岡県の病院の応援当直,13日は朝から自分の病院の日当直,そして14日の朝申し送りをして速攻,新幹線で東京へといった具合でした.

 日本医師会館は10年位前に産業医の研修会で来て以来の場所です.駅からどう行くのかちょっと迷ってしまいました(笑).

10360342_705126372918064_8179377593(写真) プログラムとお弁当

 会場に入ると出演者と書かれた札を渡され,係員に案内されて控室に向かいます.ここではお弁当はもちろん,お茶やジュースなどが万全に準備されていて,さすが日本医師会,だてに高い年会費を取ってないな(笑)と思いました.

 控室である程度の音出しをして,その後リハーサルになります.会場となる日本医師会大講堂は本来演奏会向きの会場ではないので反響板等もなく,音が響かないのでマイクが設置されていました.

Dsc_0454(写真) 他団体のリハーサル風景

 開演は午後1時,私たちが1番最初の演奏でした(音が響かないので周囲の音が聞こえなくて大変でした 汗).このコンサート,入場は無料なんですが,会場に募金箱が置かれていて,集められたお金は小児難病の患者さんの団体に寄付されるということでした.会場では高校・大学の同期で大学時代は一緒の大学合唱団に所属していた女医さんに云年ぶりにお会いし旧交を温めました(宮城県からの参加).

 

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2014年12月 8日 (月)

自由が丘T's たんたん

 駅ナカにいろんな飲食店があるJR東京駅,とはいえ朝っぱらからラーメンが食べられるお店は多くありません(うどんやそばならあるんですが).そんな東京駅で朝ラーメンが食べられる貴重なお店が,京葉線ホームに向かう途中にある自由が丘T's たんたんです.その名前から連想されるように,自由ヶ丘にあるレストランの支店のようです.

Dsc_0448 店構えからして,おしゃれな雰囲気が漂っていて,ラーメンとは無縁そうに見えるんですが,実はこのお店,朝メニューはラーメン類のみという不思議なレストランです(パン類やコーヒーが出てきそうな感じですが).で,しかもお店のコンセプトが肉・魚はもちろん乳製品や卵も一切使用しないという完全ベジタリアンご用達なのでびっくり,出てくるラーメンももちろんそれらは一切使用していません.

 そんなんでラーメンが作れるのかとも思うんですが,それができるからすごいです.

Dsc_0447_2 写真はその名もラーメンです.具はのり,ネギ,メンマに完全植物性の唐揚げがのっていました.スープももちろん植物出汁オンリーですが,なかなかイケるのでした(朝メニューには醤油ラーメンのほか担々麺があります).

 で,肉魚大好きな私がどうしてこのお店に行ったのかなんですが,出張に向かう早朝に東京駅で無性にラーメンが食べたくなり,見つけたのがこのお店だったからです.この時はまさかベジタリアンだとは夢にも思わず入ったからです(注文後,店内のポスターで初めて植物オンリーという事実を知って驚いた).

 以来,何度か利用しているのでした(利用はいつも朝です).

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2014年12月 4日 (木)

十和田バラ焼き風焼きそば

 先日沼津駅のBellmartをのぞいたらこんなものが!

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 十和田バラ焼き風焼きそばだそうです.

 十和田のバラ焼きというのは,青森県の十和田市にあるB級グルメで,下味をつけた牛のバラ肉に大量の玉ねぎを混ぜて鉄板で焼くものです.ほんのり甘いタレに玉ねぎから染み出たエキスが混ざって絶妙な旨さの食べ物です.

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 このバラ焼きを擁した十和田バラ焼きゼミナールが今年のB-1グランプリのゴールドグランプリに選ばれたということで,そのタイアップ商品として開発されたのがこのカップ焼きそばのようです.どんなものだろうと早速購入してみました.

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 見た目は普通のカップ焼きそばですが,一般的な青のりではなく,にんにく風味七味をかけるのがポイントのようです.

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 肝心なお味の方ですが,バラ焼きの濃厚な味を想像していたんですが,意外とあっさり,それでも甘い醤油と牛肉の風味の混じったタレは普通のカップ焼きそばとは一味違うのでした(肉などの具が少ないのが残念か,まあ200円程度のカップ麺なら仕方ないともいえるが.いつか具だくさんのプレミアムタイプなんかが発売されたら楽しいな).

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2014年12月 2日 (火)

菅原文太さん逝く

 すでにテレビ等で取り上げられていますが,俳優の菅原文太さんが亡くなられました.

Anbarisenji (写真1) 獅子の時代の序盤,パリのアンヴァリッドにて大砲にまたがる平沼銑次

 「トラック野郎」や「仁義なき戦い」などの映画シリーズで知られた役者さんでしたが,自分的にはなんといっても昭和55年の大河ドラマ,「獅子の時代」が印象的でした.この作品は幕末,慶応3年のパリ万国博覧会から明治17年の秩父事件までの激動の時代を取り扱った大河で,主人公の会津藩士・平沼銑次を演じたのが菅原文太さんでした.曲がったことが大嫌いで頑固な反面,思想は意外に合理的で茶目っ気も多いという役どころがまさにハマリっていたのを憶えています(会津戦争のさなか,彼の親兄弟は「藩のために死ぬのが武士だ」みたいなことをいうのだが,銑次は「そんなのは犬死だ,死んじゃだめだ」と反論する).

P4020095 (写真2) 2008年春,セーヌ川の中州シテ島のノートルダム大聖堂前でたそがれる新選組隊士

 このドラマの序盤の舞台が万国博覧会に湧くパリで,侍装束でパリの街を闊歩する銑次がカッコよくて,自分も新選組装束でシャンゼリゼ通りを闊歩したのを思い出します.

 先日の高倉健さんといい,実力派の大物の役者さんの訃報が相次いでいます.本当に惜しまれてなりません.

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2014年12月 1日 (月)

珍しい血液型

 今日の日中,Yahooのトップページに出ていたニュースです.

 世界でたった43人の「黄金の血」

 なんのことかと思ってみてみたら,非常にまれな血液型の話題でした.

 血液型というとABO式が有名で,その組み合わせからA型・B型・AB型・O型の4種類に分類されることはよく知られています.

 しかしながら血液型というのはこのABO式だけではなく,ほかの分類法もあります.その中で,世間的にもよく知られているものがRh式です.これはもともとアカゲザルの赤血球の表面に発現している抗原(Rh因子)と同じものを持っているか否かによってRh陽性・Rh陰性とする分類です(Rhとはアカゲザルを意味する”rhesus monkey”の最初の2文字).

 もっともRh因子は1つではなく,主なものでD因子,C因子,c因子,E因子,e因子の5種類があります.このうちCとc,Eとeは対立因子になり,組み合わせとしてはCDe, cDEなどのようになります.そして人間は両親から一つずつ遺伝子をもらっていますから,結局はCDe/cDE などの組み合わせで因子を持つことになります.これを表現するとCcDEeという形になります.一方でこれらRh因子を持たないというケースも稀ですがあります.

 この5種類のRh因子のうちでもっとも重要なのがD因子です.仮にD陽性の血液を陰性のヒトに輸血した場合,血液の凝集や溶血が起こることがあります.一方で残りのC, c, E, e因子は抗原としての力が弱いため,臨床的には重要視されず,一般にRh陽性・陰性という場合はD因子のことを指します.

 で,今回のニュースで話題になっていたのは,上記Rh 5因子すべてが陰性というケースのことで,こういう血液型をRh null(null=ヌル とはドイツ語でzero=ゼロのこと)といいます.Rh D陰性が俗にいうRhマイナスのことで,日本人では約0.5%といわれています(白人だと約15%と結構多い).これがのこりの4因子もすべてマイナスということになると,どれほど低い確率なのか… 記事ではその血液型の人が世界に34人しかいないとなっていました.これだけレアなタイプになると,仮にその血液型の人が輸血を必要とした場合どうなるのか心配になりますが,実は過去に刑事ドラマ「太陽にほえろ」でこの話題が取り上げられたことがあります.

 Rh nullの人への輸血が必要になり,アメリカから緊急輸入された血液が盗まれ… という展開だったんですが,劇中で「Rh nullは世界に5人しかおらず,そのうちの2人がアメリカにいる」というようなセリフが出てきた記憶があります.この数十年で5人が34人になったわけではないでしょうが,仮にその血液型だったとしても,一般の検査ではただのRh マイナスとしか判定されないので,実際にはもっと多くの人がいる可能性もあります.

 血液型というと血液型性格判断が話題になりますが,これが人気なのは日本と東アジアの一部だけで,欧米ではほとんど話題になりません.これは日本人では4つの血液型が比較的バランスよく存在するのに対して,欧米人にはB型・AB型の人が極端に少ないため,こうした血液型による云々自体があまり意味を持たないからです.実際に血液型と性格の差異に関しては統計学的に否定されています(当たってるように思えることもありますが,これは当たっている事例がとりわけ強調されるからです).

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