待降節の前に
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医師会合唱団の演奏会から一夜明け,11月23日(日)となりました.この日は朝から故郷の盛岡に向かいます.演奏会三昧の三連休の後半,盛岡バッハカンタータフェラインの聖パウロの演奏会に参加するためです.
メンデルスゾーンの「聖パウロ」は新約聖書の使徒行伝をテキストにした壮大なオラトリオです.オラトリオは主に宗教的な題材による劇音楽(ただしオペラと違って演技はしない)で,日本語では聖譚劇などと訳されています.ヘンデルの「メサイア」やハイドンの「天地創造」が有名ですが,メンデルスゾーンもまたオラトリオを作曲しており,この「パウロ」のほかに「エリヤ」もあります(どっちかといえば,世間的にはこっちの方が有名か).
音楽の素晴らしさの割にはなかなか演奏される機会の少ない作品ということで,オペラでいえばベルリーニのノルマや清教徒のようなイメージです.今回,演奏会で取り上げるということで合宿や強化練習を中心に取り組んでいた次第でした.
そんな「聖パウロ」の演奏会のオケ合わせ,リハーサルが11月23日から始まるというわけで,自宅を7時半に出発したのでした.東海道新幹線と東北新幹線を乗り継いで盛岡へ,寒いのかと覚悟してやってきたんですが,意外にあたたかくて拍子抜けしました(後で聞いたらここ2,3日で温かくなったらしい).駅でコインロッカーに余計な荷物を預けて在来線乗り場へ.実は今回の演奏会の会場が都南文化センター(キャラホール)なので,移動があるからでした(マリオスなら目と鼻の先なのに…).
午後1時いよいよオケ合わせの開始です.最初からやるのかと思ってたんですが,オケのリハーサルは前日から始まっていたらしく,その続きからということで2部の後半からでした.今回もオケは東京バッハカンタータアンサンブルのみなさん,いつもながら素晴らしい音を聞かせてもらいました.途中3時半からは児童合唱を担当する岩手大学付属小学校の子どもたちも加わりました.彼らが担当するのは第1部,キリスト教徒を迫害していたパウロが光に打たれる場面でのイエスの声です.しっかりとした指導を受けていることがよくわかる素晴らしい歌声で涙が出てきました(本当に天から聞こえてくる声という感じ).
結局この日は夕方の休憩時間を挟んで夜9時まで練習でした.終了後電車で帰ろうとしたら,なんと!この時間帯(夜9時台)には盛岡方面への電車がないことが判明,仕方なくほかの方とタクシーの相乗りで戻りました.その後はウチのKと駅前の盛楼閣で夕食,明日に向かって栄養を付けたのでした.
そして一夜明けて,いよいよパウロ本番の朝です.この日の集合は9時半,昨日同様電車で会場に向かいます.11時過ぎからゲネプロ開始,本番が午後2時半からということで,全曲フルに通すことはなく,確認がメインになりました.その後休憩時間となり,軽食を取ったりドリンク剤を飲んで居合を入れたりしているうちに集合時間になります.今回の公演は演奏の途中に指揮者の先生の解説を挟むという新機軸でした.曲自体がそれほど一般に知られているわけではないこともあるからです(この辺は偶然にも2日前の医師会合唱団の定演と被ります).
曲だけで3時間に近い曲ですが,演奏が始まるとあっという間に感じました.自分もいろんな演奏会に出ていますが,これだけ鳥肌が立ったステージは珍しいと思います(ロ短調ミサ曲を始めてやった時の興奮に近いかな?).
終演後は市内に移動してレセプションです.私たちは電車の都合があるため泣く泣く途中で帰ることになりましたが,帰路も演奏会の興奮冷めやらぬままでした.
こうして怒涛の演奏会本番梯子三連休が終わって翌日からまた日常業務が始まるのでした.
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うk 先日の3連休はコンサート三昧の日々を送っていました.とはいっても鑑賞に行くほうではなく,自分が参加する方です(笑).
前半は小田原医師会合唱団第6回定期演奏会です.この合唱団は2008年春(奇しくも私が小田原に引っ越した年)に結成された合唱団で,当初は医師会関係イベントの余興などで歌うことが多かったんですが,徐々に活動が濃厚になり,2009年には第1回定期演奏会を開催,その後年に1回の定演のほか,2011年秋にはフランスはパリの教会での公演(私は残念ながら不参加ですが),2013年5月には京都の法然院でのコンサートなど活動の場を広げてきています.
そんな小田原医師会合唱団の第6回定期演奏会,今回の演目は
第1ステージ 宗教曲の小品3曲
第2ステージ 佐藤眞作曲の混声合唱組曲「旅」
第3ステージ ジョン・ラターの作品3曲
第4ステージ 昭和の歌(「銀色の道」,「恋のフーガ」,「見上げてごらん夜の星を」)
という構成でした.今年は各ステージごとに団員が解説をするという趣向が取り入れられ,私は第1ステージの解説を担当させていただきました(宗教音楽に詳しいと思われているらしい 笑).
本番が11月22日(土)なので,前日の11月21日の夜にゲネプロとなりました.日中仕事がある団員ばかりなので,夜7時から開始です.ステマネの段取りに従って進んでいきます.入退場の練習もあったりするので,あっというまに9時過ぎになってしまいました.
そして明けて11月22日,本番は夜ということで,集合は午後2時とゆっくりです.午前中は家でのんびりして英気を養っていました.時間になって会場入り,発声練習の後最後のリハーサルに臨みます.で,ここで初めて解説の練習を(笑).当初マイクを持ってしゃべるという段取りだったんですが,楽譜とその中に隠したカンニングペーパーを持つのが重い… ということで,急きょスタンドマイクに変更になりました.
リハーサル後軽食を取って待機,まもなく開場の時間となります.開演の10分前に舞台袖に集合しいよいよ演奏会モードです.
4つのステージは大きな事故もなく過ぎ去っていきました.練習段階では指揮に合わない場所とか結構問題点があったんですが(自分もそうなんですが 笑),さすがみんな本番の集中力は凄くて,本番の出来が一番よかったと思います(やっぱり医師って学生時代の卒業試験や国家試験など強烈な試験を潜り抜けてきた経験があるためか,ここ一番の集中力はあると思った.まあ,その集中を普段の練習にも出せというのは置いといて 笑).
後で聴きに来てくれた病院のスタッフや患者さんにも良かったといっていただけたのでうれしかったです.
終演後は近くの中華料理屋さんで打ち上げ,楽しい時間はあっという間に過ぎて気が付けば午後11時過ぎになっています.本当はここから2次会へと流れるんですが,翌日から週末演奏会第2弾を控えている我々は家路を急いだのでした.
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昨日,現在開催中の日米野球を見に東京ドームに行ってきました.
で,ついでというわけでもないんですが,ドームに併設されている野球殿堂博物館にも寄ってみました.
日本の野球殿堂博物館は,本家アメリカのクーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂博物館(1939年創設)に倣い,1959年に作られました.日本の野球発展に多大な貢献をした野球選手や関係者を顕彰する野球殿堂と野球の歴史や各種企画展示を行うスペース,そして図書室などからなっています.現在は日米野球開催中ということで,それ関係の企画展が行われていました.
歴史コーナーには,野球創成期のルールなんてのがあったんですが,その第1条が
「メンバーは決められた時間に集合する。」
になっていました.これって要するに遅刻するなよってことだと思うんですが,当時はそんなに遅刻する人が多かったのか,などと思ったのでした.
ほかにも試合開始後にメンバーが現れた(要するに遅刻してきた?)際は両チームのキャプテンが同意すれば試合に出れるとか,通常練習日には対外試合を行わないなどというルールもあったようです.
ゲームに関するルールでは打球をワンバウンドで補給すればアウト,試合は先に21点取ったチームが勝利など,現代とは異なる点もあったようで興味深かったです.
野球殿堂には1959年に選出された正力松太郎氏,久慈次郎氏らを筆頭に今年選出された野茂英雄氏,秋山幸二氏,佐々木主浩氏,相田暢一氏まで184名の方々のレリーフが飾られ,その功績が顕彰されています.
(写真5) 大洋,ヤクルトの監督をされた関根潤三氏のレリーフ
東京ドームには来てもなかなか足を踏み入れる機会の少なかったこのスポット,とても興味深かったです.
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このブログでお世話になっているみゆみゆさんのところで紹介されていた(みゆみゆの徒然日記 ),JR御殿場駅のラーメン屋さんジャンジャン軒の期間限定メニューの天津麺,非常に興味があったので昨日行ってきました.
実は時々沼津に出張するんですが,沼津-小田原間は東海道線で40分ちょい(熱海乗換パターンならもう少しかかる)です.もちろん普段はそれを利用するんですが,この日は帰りに沼津から御殿場線に乗り込みました(沼津-小田原は御殿場線-松田-小田急線もしくは御殿場線-国府津-東海道線ルートも遠回りだが可能でこちらは1時間40分程度になる).
御殿場線は明治時代に東海道本線が開業した時その一部分だった路線ですが,後に熱海経由の新線が完成するとそちらに本線の座を奪われた歴史があります(かつてあった北海道の天北線のような感じか).東海道本線が沼津までは6~10両で運行されているのとは対照的に2~3両の短い編成です.
沼津を出ること40分で御殿場駅に到着,富士山に近い駅ということもあるのか,観光客っぽい人たちがたくさん降りてきました.この日は快晴のお天気だったんですが,残念ながら富士山の山頂のみ雲がかかっていました.
目指すジャンジャン軒は御殿場駅の富士山口の階段を下りて右側すぐにありました.開店時間は11時なのでまだ少し時間があります.駅前のモニュメントを観察したりして時間をつぶしました.そして開店と同時に食券を買って店内へ(店の外に券売機がある),この日最初の客となりました(笑).
待つこと5分くらいでウワサの天津麺が登場です.麺にかに玉あんかけが乗っているわけですが,なんとスープが別になっています.店員さんによるとまずは汁なしのまま食べて,頃合いを見てスープをかけて二度味わってくださいとのこと.まずはそのままいただきます.
あんの下に埋もれている麺を発掘し,具と絡めていただきます.甘酸っぱいあんの風味が強いです.麺はかた焼きそばなのかと思ってたんですが,普通の茹でた細麺でした.
しばらくそのまま食べてスープを投入,かき混ぜます.スープをいただくとあんの酸味とラーメンのスープが混じった,天津麺定番の味になりました.どちらも美味しかったです.どちらがより好みかは人それぞれでしょうが,私的には後半のスープバージョンでしょうか(あの酸っぱいスープが好きなので 笑).
なお,この天津麺は12月15日までの期間限定だそうです.
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毎年恒例の夏の海外旅行,実は今年は行きませんでした(2月にミャンマーには行ってますが).
これにはわけがあって,実は今自分が最も行きたいところのベストシーズンが日本の夏の時期ではないからです.すなわち夏休みを先送りしておいて関係ない時期に取ろうという魂胆です.
その場所は南米ボリビアのウユニ塩湖.だいぶ以前にここにも書きましたが,ウユニ塩湖は約1万平方キロ(東京都4つ分!)の面積を持つ広大な塩地です.その名の通り塩の原野が広がっているわけですが,雨季と乾季ではその様相を異にします.すなわち乾季は一面塩・塩・塩ですが,雨季にはそこに水が張って一面が鏡のような世界になります.何かの写真で見たことがある方も多いんじゃないかと思います.
写真の右側が雨季のウユニ塩湖です.できればこの光景が見たいわけですが,現地の雨季は日本の冬です.
以前からこの雨季のウユニ塩湖行きを画策していたんですが,個人で行くのは面倒な場所なためツアーに申し込んでいました.で,そのツアーが催行されることになりました !(^^)!.
というわけで,せっかく行くのだからと,数年ぶりに新しいデジカメを購入してしまいました.
機種はオリンパスのPEN Lite E-PL6 ダブルズームキット,ミラーレス一眼です.これから少しずつ練習していきたいと思います.
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今日は11月11日,キリがいい数字のせいか,いろんな記念日になっています.
有名なところではポッキーの日,”1111” と並んだのがポッキーに似ているからだそうですが,天邪鬼な自分としてはプリッツでもいいじゃないかと思うのでした(と思っていたら,グリコのサイトではポッキー&プリッツの日になっていた (^.^) プリッツ/グリコ).
ちなみにその他の記念日としては,下駄の日・サッカーの日・電池の日・麺の日・箸の日・立ち飲みの日なんてのもあるようです.サッカーの日は11人対11人でゲームをやるから,電池の日は十一十一が電池の+-を連想させるから,麺の日・箸の日・下駄の日はいずれもポッキーと同様に並びがそれら(麺,箸,下駄の歯)を連想させるからだそうです.立ち飲みの日は”1111”がカウンターで立ち飲みしている客の後ろ姿を連想させるからなんだそうです(立ち飲みの日のサイト).
一方で語呂合わせではない記念日としては第一次世界大戦の停戦が1918年11月11日で,主にヨーロッパで祝日になっています.また今の朝ドラ関連ですが,日本初のウイスキー蒸留所である寿屋(現サントリー)の山崎蒸留所が竣工したのが今からちょうど90年前の1924年11月11日なのだそうです.
いろんな記念日にあふれた11月11日,個人的にはポッキーをつまみにウイスキーがいいかもなんて思いました.
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ここ最近日本の滝100選関連記事の作成に取り組んでいたんですが,今回新たに5つの記事が完成しました.現在手持ちの滝100選はこれで全部になります(和歌山の那智滝は行ったことがあるんですが,写真が不十分なので再訪してから書きます).
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11月1日に配信されていた毎日新聞の記事です.
記事によると,11月1日に北海道の木古内駅にて新青森-新函館北斗間のレールの敷設が完了し,北海道から九州の鹿児島まで新幹線のレールでつながった旨がかかれていました.
が,ちょっと待ってください.たしかに鹿児島中央から九州新幹線・山陽新幹線・東海道新幹線を経て東京駅まではレールがつながっています(現在のところ東京-鹿児島中央の直通列車はありませんが).また東京から新青森を経て新函館北斗までの東北・北海道新幹線もこの日につながったわけですが,この2系統の新幹線,実は東京駅でつながっていません.
googleマップを見てもわかるんですが,東海道新幹線(14~19番ホーム),東北新幹線(20~23番ホーム)はそれぞれ東京駅で行き止まりになっており,相互の交通はありません.つまり新幹線は東京駅で分断されていて,一本のレールにはなっていないわけです.
これは東北新幹線と東海道新幹線は電気系統などの規格が異なるから相互乗り入れできないからとか,JR東○本とJ○東海が仲が悪いからなどといわれていますが,真相はやぶの中です(笑).
まあ,現実には仮に直通列車を走らせたとしても所要時間の問題もあるので,実際にはそれほど需要がないだろうという意見があり,案外それが正解かも,と個人的には思います.
ただ,直通運転しないのはいいとして,東北・東海道両新幹線を乗り継ぐ際,特急券も乗り継ぎにしてくれると非常にうれしいとは思います.現在は乗車券は通しで買えるのに,特急券はそれぞれ東京駅で打ち切り清算で乗り継ぎ割引もないからです.
なので,例えば宇都宮-小田原を新幹線で移動しようとすると,自由席特急券が宇都宮-東京間が2470円,東京-小田原間が1730円で合計4200円かかります.ちなみに宇都宮-小田原間は200キロ弱なので,距離的にほぼ一緒な東京-静岡間(2480円),盛岡-仙台間(2590円)と比べても明らかに割高になります.この辺は両JRが協力しないことには解決不能ですが,なんとかなってほしいものです.
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今日は東京のよみうり大手町ホールで開催されたモーツァルトハウス・ウィーン in ジャパン 2014というコンサートに出かけてきました.これは昨日今日の2日間合計4つのコンサートからなるんですが,私が行ったのは第3コンサート「モーツァルトとフリーメイソンの謎」でした.
モーツァルトは熱心なフリーメイソンの会員だったことから,その関係の曲も多く書いています.ただ現在これらの作品がコンサートで取り上げられる機会は少なく,今回は非常に貴重な機会だというわけです.
そんなコンサート終了後は,せっかくだからと日本にもあるフリーメイソンのロッジを見に行きました(笑).場所は港区,東京タワーのすぐそばです.フリーメイソンというと一部オカルト陰謀論では,世界を裏から支配している組織ということにされているんですが,その東京ロッジはひっそりとしていました.
で,せっかくここまで来たのだからと東京タワーも見学することにしました.実はここに来たのは自分が小学生以来ですから30年以上ぶりということになります.東京スカイツリーが開業したことで,こっちは寂れているのかなぁと思ってたんですが,連休ということもあるのか大勢の観光客でごった返していました(外国人の姿も多かった).特に地上250メートルにある特別展望台行きのエレベーターは20分待ちの盛況ぶりでした.
そんな東京タワーを見学していたら気になるものを発見!
20タワーズスタンプラリーだそうです.これは日本国内にある20のタワーが共同で行っているイベントで,そこにあるスタンプを集めようという企画です.
いやぁ,私がこんなイベントの存在を知ったらハマらないわけがないじゃないですか(笑).しかもこれ,制限時間が1年らしいです(スタンプはいつでも押せるらしいですが,景品がもらえるのは開始から1年以内とのこと).北は札幌のテレビ塔から南は大分の別府タワーまで,これを1年で回るのは気合がいりそうです.名古屋,関西,福岡は学会出張等で何とかなりそうですが,大分や境港,東尋坊なんかはそれ目的でないと行く機会はなさそう.
というわけで,また新しい目標が生まれたビザンチン皇帝でした.
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