日本の道100選8
日本の道100選 京都市哲学の道(57番)
~哲学の道~
久しぶりの道の話題です.
表題の哲学の道は,京都市左京区の東山の山麓を南の若王子神社から北の銀閣寺付近まで,ちょうど琵琶湖疏水に沿って続いている全長1.5キロメートルの道です.
京都は794年の開都以来1200年以上の歴史を誇る街ですが,この哲学の道の歴史は新しく,明治23年に琵琶湖疏水の管理道路として作られたのが始まりとされています.当時は簡素な道だったようですが,徐々に歩く人が多くなり,特に京都帝国大学の教授となった哲学者,西田幾多郎がこの道を歩いて思索にふけったことから,いつしか哲学の道と呼ばれるようになりました.
(左写真3) 西田幾多郎の碑,(右同4) 思わず思索したくなる風情です
私が訪問したのは2014年5月12日,ちょうど京都での学会のついででした.北の慈照寺(銀閣)を拝観したあと,この道を南に向かって散策してみました.近年は沿道の喫茶店が廃業した後に住み着いた猫も話題になっているという話だったんですが,たしかに猫の姿が見えました.
この日は朝から曇り空だったんですが,散策中に小雨模様に.まあ,思索にふけるにはカンカン照りよりこっちの方がいいんだろうと思ったのでした.
(左写真6) 山源というお蕎麦屋さん,(右同7) これが哲学そばです
若王子神社付近まで来たら雨が本降りに.ちょうど小腹がすいたので近くのお蕎麦屋さんに入りました.哲学の道そばということなのか,メニューに哲学そばの文字が… これを注文したのはいうまでもありません.
顕彰碑の場所 道の途中,茶房小径という喫茶店の前にあります.
散策のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 絶好の散歩コースです.
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