トワイライトエクスプレスが運行終了へ
報道によると寝台特急「トワイライトエクスプレス」が来年春で運行を終了する模様です.
大阪-札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」、来春運行終了へ
トワイライトエクスプレスは大阪と札幌を結ぶ寝台特急です.B寝台車の他に展望付きの2人用個室(スイート)やサロンカー,食堂車などを併結していて,1989年の運行開始以来人気の列車となっていました.
そんなトワイライトエクスプレスが運行終了,理由は車両の老朽化だそうです.
寝ている間に目的地に到着する寝台列車は,その何とも言えない旅情で大好きな存在でした.かつては東京-西鹿児島(現 鹿児島中央)の「はやぶさ」をはじめ,東京・大阪と九州・東北を結ぶ路線を中心にたくさんの列車が走っていました.しかしながら,国鉄からJRへの移行の中で寝台列車の車両更新はほとんど行われませんでした.その間に新幹線網の発達と高速化,格安航空券の出現によってビジネス客の多くがそちらに流れ,一方で安い高速バスの登場によって若者を中心とした旅行客も離れていきました.
結果2000年代に入って多くの寝台列車は乗客が激減して次々に運行を終了,現在残っているのは東京-出雲・高松のサンライズと,上野-札幌の北斗星,カシオペア,そして大阪-札幌のトワイライトエクスプレスです(その他最近話題のJR九州の七つ星がありますが).
このトワイライトエクスプレス,旅行好きの私も一度は乗ってみたいと思いつつ,乗れないまま今に至っています(関西在住経験があるわけでもないので,旅程に組み込みにくいんですよね 笑).今回廃止が発表されたことで,どうにかして乗りたいなと思いました.
寝台車といえば設備が古いとか,コストパフォーマンスが悪いとかいわれます.まあその通りなんですが,自分的には夜行バスだとイマイチ眠れなくて,やっぱり完全に横になれる寝台車の方が魅力的なのです(東京-大阪の寝台急行「銀河」が廃止された時はショックだったなぁ).
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