世界亀の日
今日5月23日は世界亀の日なんだそうです.3月3日はミミ(耳)の日など日本独自の記念日はゴロ合わせからきてるケースが多いですが,この亀の日は「亀について知り、亀に敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の手助けをする日」ということで,アメリカの非営利団体American Tortoise Rescue が2000年に制定したもののようです.
日本では亀というと鶴とともに長寿のめでたい動物というイメージですが,世界的には乱獲で絶滅の危機に瀕している品種も多いなど,保護の対象となっているイメージがあります.
そんな亀について考えようという日のようです.
これは2007年にマダガスカルを訪問した際に見かけたホウシャガメ(マダガスカルホシガメ)です.体長は50~60センチほどで,ドーム状に盛り上がった甲羅と星のような模様が特徴です.
一方こちらは2004年にインド洋のセイシェル諸島にあるバード島に行った際に見たアルダブラゾウガメです.島のロッジに住み着いている個体で雄なんですが,なぜか名前はエスメラルダという女性名です.推定年齢200歳といわれますから,日本でいえば江戸時代後期文化文政期の生まれということになります(高野長英と同じくらい?).こちらは体長が軽く1メートルを超えています.
日本ではかつて縁日などで金魚すくいならぬ,亀すくいなんてのもありました.ポイで金魚ではなく,ミドリガメ(アカミミガメの幼体)をすくうパターンだったんですが,動物に関する法律が変わったせいか最近では見かけなくなっています.
久しぶりに亀のことを考えているうちに,江戸の蘭学者にまで思いがいったのでした.
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