円谷英二特撮の軌跡展
昨日,新宿高島屋で開催されている円谷英二特撮の軌跡展を見に行ってきました.
故・円谷英二は昭和の特撮の神様といわれる人物です.1901年,まさに20世紀の幕開けの年に生まれた彼は幼少時から飛行機にあこがれ,その後映画の世界に入りました.当初はカメラを回す役どころでしたが,その後特撮に目覚め,第二次大戦中の1942年公開の映画「ハワイ・マレー沖海戦」や1954年公開の東宝映画のゴジラ,日本のテレビでの怪獣番組のさきがけと もいえるウルトラQなどの作品で知られています.今回の展覧会はそんな彼のこだわりの特撮関連のものが紹介されていました.
会場の新宿高島屋の1階にはウルトラセブンエア遊具なんてのも置いてありました.
エレベーターで11階に行きます.会場には老若男女幅広い世代のお客さんが来ていましたが,やっぱり自分の世代の男性が多かったです(笑).
展示内容は,円谷英二氏が考案した特撮技術の解説や模型・カメラを使った再現や撮影現場の再現などがメインです.特撮技術としては飛行機やウルトラマンの飛行シーンの撮影で,飛行機やウルトラマンを逆さまに吊るしてカメラも逆さまにして撮影する手法(普通に吊るして撮影すると,上にピアノ線が写ってしまいいかにも作った感がしてしまうため)や,スクリーンに怪獣が暴れるシーンを映してその手前に人物を配する技法などが,特撮現場ではウルトラマン第19話「悪魔はふたたび」における国立競技場のミニチュアが再現されていて興味深かったです.
自分はちょうど第二次怪獣ブームが始まったころに幼稚園の世代なので,円谷英二氏が実際に活躍していた時代とは重なっていないんですが,再放送で見たこれらは今に至るも好きな作品です(小学校中学年時代,親に「もう怪獣は卒業しろ」といわれていましたが未だに卒業できないまま今に至っています 笑).
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