日本の道100選3
日本の道100選 松戸市常盤平さくら通り(27番)
~桜花のトンネル通り~
日本の道100選にはそれぞれテーマがあります.それは歴史だったり季節感だったりするわけですが,特にある季節をピンポイントにテーマにした道の場合,その時期を逃すといまひとつ良さが実感できないということになります.桜をテーマにした道の場合それが特に顕著で,シーズン外だとなんの変哲もない通りになってしまいます.そのため今春は可能な限り,こうした桜がテーマの道を歩いてみたいと思います.
今回の道,常盤平さくら通りは千葉県松戸市にある桜並木で,新京成線八柱駅(またはJR武蔵野線新八柱駅)から五香駅付近までの3.1キロ区間です.
この地域は昭和32年に当時の日本住宅公団が開発した住宅街です.団地の造成時に自動車交通に耐えうる道路を建設しようと作られたのがこのさくら通りです.名前の通り,開発時に沿線にソメイヨシノなど620本余りの樹木が植えられ,50年以上たった現在見事な桜のトンネルになっています.今回は新京成線八柱駅から歩いてみました.
駅の東側で出てそこから少し北に行ったところからさくら通りが始まります.2日前に満開という情報は得ていたものの,前日の雨と風でどうなっているかと心配していましたが,まだ大部分の花は残っていました(一部葉っぱが出ていましたが).商店が並ぶのは駅周辺のみで,沿線は予想通りの住宅地です.自動車の交通量もそれほどでなく,道の真ん中に出て写真を撮ることもできる程度でした(笑).
20分ほど歩くと少しにぎやかになって大きな道路を交差します.ここが常盤平駅前で,このポイントで日本の道100選のさくら通りと新日本街路樹百景のけやき通りが交差しています(桜の花とけやきの葉が茂る時期が重ならないのが残念ですが).
交差点を過ぎると徐々に商店がの姿が減り,周囲は再び住宅街になっていきます.途中,世界最強鮨店という看板を掲げたお寿司屋さんがありました.どの辺が世界最強なのか興味があったんですが,時間がないのと食事時ではなかったのとでお店には入りませんでした(いつか入ってみたいです).
その後桜の木がまばらな地帯(バッサリと剪定された樹が並んだ地帯)があり,しばらく歩くとまた商店や飲食店が見えてくるとともに,前方がT字路になっていました.ここが五香駅付近で,さくら通りの終点となるのです.
来た道を引き返そうかとも思ったのですが,あまり時間もなかったので五香駅から電車に乗って戻ったのでした.この常盤平さくら通りでは,毎年4月の最初の週末に桜祭りが開催されています.
(写真8,9) 顕彰碑
顕彰碑の場所 常盤平駅前のスクランブル交差点にあります.
散策のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 平地でよく整備された散歩コースです.
| 固定リンク
コメント