日本の滝100選14
日本の滝100選 仙娥滝(34番)
久しぶりの滝100選シリーズです.滝は山深い場所にあるケースも多いため,どうしても冬はシーズンオフといった印象になります.ここを訪問したのは実は昨年の6月のことです.
仙娥滝は山梨県甲府市郊外にある著名な観光地昇仙峡の最深部にあり,富士川の支流である笛吹川のさらに支流の荒川にかかる滝です.落差は30メートルほどで,地殻変動によって川に断層が生じてできた滝だといわれています.ちなみに滝の名前である仙娥とは中国の神話に登場する嫦娥という名の月に上った仙女にちなむのだそうです.
有名な観光地にあるために交通の便も良好です.今回は仕事で甲府に行ったついでに足を延ばしました.甲府駅から昇仙峡行きのバスに揺られること1時間,滝上バス停で下車します(気合があるなら下界の昇仙峡口で降りて歩いて登るのも可).荒川に架かる橋を渡ると,お土産物屋さん地帯を通過,仙娥滝入り口の看板をくぐって進みます.遊歩道のようなところを数分歩くともう滝が見えてきました.
たしかに地殻変動か何かで川が崩落したかのような地形になっています.滝はその段差を水しぶきを上げながら落ち込んでいました.
仙娥滝からさらに遊歩道を進んでいくと,昇仙峡を代表する景観である覚円峰や石門を楽しむことができます.この日は途中のグリーンラインのバス停まで30分ほど散策をしました.
(訪問日 2013年6月18日)
アクセス JR中央本線甲府駅から山梨交通バス,昇仙峡滝上行きで60分,終点下車徒歩5分程度です.
観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 観光地化されており,バス停からほど近くにあります.
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