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2014年2月21日 (金)

ミャンマー旅行記2

 ミャンマー旅行記の二日目です.この日は早朝の便でミャンマー中部の都市バガンに行き,一日同地を観光することになっています.4時にモーニングコールで起こされ,身づくろいをしてロビーへ,この時間ではもちろん朝食のレストランは開いていないため,代わりのボックスが渡されました.

P2080071(写真1) 国内線のターミナル

 車で空港へ向かいます.昨日は夕方のラッシュで大混雑だった道路も,早朝は空いていました.30分弱でヤンゴン空港に到着です.

P2080076(写真2) この日の朝食

 国際線のターミナルと違って国内線のそれは年代を感じさせる古い建物でした(これが昔の国際線ターミナルだというウワサ).早朝ではありますが,各地へ向かう飛行機を待つ乗客で,待合は大賑わいでした.一般の空港だと電光板なんかにフライト状況が表示されますが,ここにはそのようなものはありません.どうするんだろうと思っていたら,適宜係員が便名の書かれたプラカードを手に乗客を誘導しているようでした.搭乗まで時間があったのでここで朝食をいただきます.中身は固いパン2枚とゆで卵,バナナでした.ふと見ると近くには日本人の団体観光客の姿が,添乗員さんのファイルから阪急交通社のツアーのようでした.

P2080077(写真3) 行先別のプラカードで案内します

 6時ごろにニャウンウー(バガン最寄りの空港)行きのプラカードを持った係員が登場,搭乗開始となります.この飛行機はATRのプロペラ機でした.指定された席について離陸を待っていると,なにやらアナウンスがあって一同飛行機から降ろされます.機体トラブルか!と心配したんですが,どうやら霧のため離陸できないということでした(降りてみたら結構な霧だった).ガイド氏によると稀にこういうことがあるそうですが,経験したのは初めてだと言っていました.

P2080084(写真4) 霧のヤンゴン空港

 再び待合に戻って待つこと約2時間,ようやく出発となります.ヤンゴン-ニャウンウーは1時間半ほどのフライトですが,飲み物のほかに軽食のサービスがありました(ソーセージパンがおいしかったです).10時近くにようやく到着しました.飛行機から降りてみると,意外に涼しいじゃないですか! 確かにここの方が北でしかも標高も高いわけですが,ヤンゴンとの違いに驚きました.

P2080092 P2080098(左写真5) 機内の軽食,(右同6) ニャウンウー空港のターミナル

 タラップを降りてバスでターミナルに向かいますが,このバスが昔の日本の路線バスで懐かしかったです.一般にターミナルではターンテーブルから荷物が出てくるんですが,この空港では係員が一つ一つ運んでくる形式なのでけっこう時間がかかります(団体客は別枠で出てくるらしく,さきほどの阪急交通社の人たちはターミナルの外で待つように指示されていた).待つ時間がもったいないのでガイド氏は先に手続きに出ていきました.しばらくしてようやく荷物が登場,迎えの車に乗り込みいよいよ市内へ繰り出します.

P2080111(写真6) ニャウンウーマーケット

 まず向かったのは空港近くのニャウンウーマーケット,地元の市場なんですが,もう野菜,肉から雑貨品までなんでも売っています.大勢の地元の人々に加えて観光客の姿もたくさん見られました(あとで調べたら大抵のツアーはここに寄るようです).市場はいわゆるアジア的な熱気がすごかったですが,ここではガイド氏の勧めで茶葉で作ったミャンマー風の漬物をいただきました(ちょっと脂っぽかった).

P2080116 P2080126(左写真7) マーケット内部,(右同8) 茶葉の漬物

P2080159(写真9) シュエズィーゴン・パゴダ

 マーケットの次はこの町最大のパゴダ(仏塔)であるシュエズィーゴン・パゴダへ,ミャンマーは国民の大多数が仏教徒(いわゆる上座部仏教)で,全国あちこちにパゴダ(ミャンマー語ではパヤー)と呼ばれる仏塔が立っています.大きさは大小さまざまですが,大きいのになると100メートルを超えるほどの大きさになります.バガンのシュエズィーゴン・パゴダも40メートルほどの高さを誇ります.ミャンマーではパゴダや寺院を見学するには靴や靴下(ストッキングも含む)を履いたままは許されず,素足にならなくてはなりません.この日は一日中その手の場所を観光するということで,最初から素足にビーチサンダル状態にしていました(結果的に大正解).指定された場所でサンダルを脱いで中に入ります.円錐に近い金色のパゴダが太陽に輝いています.これは金箔をはっているためで,ミャンマーではパゴダや仏像に金箔を貼ることがその人の功徳になると考えられているのでした(私も貼りました).

P2080183 (写真10) アーナンダ・オーチャウン

 続いてはアーナンダ寺院へ.バガンにやって来たのにここを見ないとというのは,来てないのと一緒だといわれるほどの名所です.インドのナーランダ僧院に似た名前ですが,やはりここは仏教関連用語なんでしょうか.まずは寺院の北にある建物に入ります.ここはアーナンダ・オーチャウンと呼ばれる古い僧院で,内部に飾られている壁画が有名なのでした(残念ながら内部は撮影禁止).

P2080188_2P2080189(左写真11) 北の仏像(拘楼孫仏),(右同12) 東の仏像(拘那含牟尼)

P2080194 P2080209(左写真13) 南の仏像(伽葉仏),(右同14) 西の仏像(釈迦牟尼)

 そしていよいよアーナンダ寺院です.ここは本堂の大きさが60メートル四方ほどあり,東西南北4か所に入り口があって,それぞれに巨大な金色の仏像が立っている様は壮麗の一言でした.

P2080236(写真15) タビニュイ寺院

 そのあとに見学したのがタビニュイ寺院,1144年に建立されたバガンでもっとも高い寺院です(65メートル).ここも内部に金色の仏像が多く飾られていました(ここに限らずミャンマーには金ぴかの仏像や仏塔がたくさんある).

P2080240(写真16) シュエグーヂー寺院

 タビニュイ寺院から出るとちょうどお昼時,この日は街のレストランでランチの予定なんですが,ふと見ると近くの寺院のバルコニーに観光客の姿が,眺めがよさそうなスポットです.ガイド氏にあそこに行ってみたいというと,大丈夫とのことでちょっと寄り道します.ここはシュエグーヂー寺院といって,バガン旧市街で唯一展望が楽しめる寺院とのことです(郊外にはシュエサンドー寺院という有名スポットがある).登ってみると,今見てきたタビニュイ寺院やアーナンダ寺院がよく見えました.

P2080255 P2080261(左写真17) タビニュイ寺院,(右同18) 奥に見えるのがアーナンダ寺院

P2080273(写真19) 昼食レストランです

 しばし展望を楽しんだ後,昼食となります.この日は西洋料理ということで,トマトスープとバーベキューのセットでした(あとはビールも).

P2080269P2080270(左写真19) トマトスープ,(右同20) バーベキュー

 午後も引き続きバガンの観光です(続く).

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