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2014年1月11日 (土)

行って見たい場所

 私は旅行が大好きです.三度の飯を二度にしてもいいから行きたいくらいです.ぶっちゃけ服や車には無頓着ですが,旅行には結構こだわっていたりします.国内旅行ももちろん好きですが,全く景色や文化が異なる外国旅行も大好きで,特に21世紀に入ってからはほぼ毎年どこかに出かけています.

 世界中に行きたいところが山のようにあるわけですが,その中でも特に行きたいところはといえば,やっぱり西アフリカ,マリのトンブクトゥです.しかし元々政情不安定な西アフリカ諸国の例にもれず,ここも2009年頃から政情が再び悪化,大手の旅行代理店では取扱い中止となり(私の知る限りでは2008年秋に一緒にナミビア旅行に参加された方が同年暮れにJTBのトンブクトゥ旅行に参加されたそうで,これが確認できた最後の例です),さらに2012年春のクーデターと武装集団の蜂起によって,治安の悪化が決定的になり,以後同国を扱う旅行会社はなくなっています.

 ちなみに日本の外務省では世界の国と地域に関して,現地の治安等の状況から以下のように区分して注意を呼びかけています(注記は私の個人的なものなので,外務省の公式見解ではありません).

1.表記なし: 

  海外に来ているという基本的な注意を守ればまあ大丈夫でしょう.

2.十分注意してください: 

  結構ヤバいところもあるので,それなりに注意してください.

3.渡航の是非を検討してください: 

  危険,絶対行くなとは言わないが,できればやめといた方がいい.行くならそれなりの準備を.

4.渡航の延期をお勧めします: 

  相当に危険,行くのはよしましょう.命にかかわる可能性があります.

5.退避を勧告します,渡航は延期して下さい: 

  激しく危険,今いる人はすぐに避難を.行くなんて問題外,行ったら死にます.

 となっています(なお北朝鮮のみ,治安云々ではなく,政治的な事情から「渡航を自粛してください」表記となっている).ちなみにフランスやドイツなどの先進国はおおむね1,近年私が秘境系旅行で訪問したマダガスカルやナミビア,ベネズエラは2(ただし観光で行かない地域には3もあり)です.現在のマリは国全体が5になっています.ちなみに国全体が5というのはソマリア,中央アフリカ,南スーダン,アフガニスタンといった最近ニュースをにぎわしている国ばかりで,いかにひどい状態にあるのかが分かります(イラクは現在は全土が5ではありません).

 こんな状況ですからトンブクトゥ訪問は10年は無理そうな印象です(2008年段階で無理して行っておけば…).

 というわけで,それに代わってどこに行くかということなんですが,最近考えているのが南米ボリビアにあるウユニ塩湖です.ここは約1万平方キロ(東京都4つ分!)の面積を持つ広大な塩地です.当地には雨季と乾季があってその姿をガラッと変え,乾季には一面の塩ですが,雨季にはそこに水が張って広大な鏡のような世界になります(昼間は写真のような光景ですが,さらに夜間には満天の星が湖面に映るというさらに幻想的な風景になります).

ImagesWeb_imageview3(左) 乾季,(右) 雨季

 もちろん乾季は基本的に晴ればかりの季節ですから行けばいつでも左の写真のような光景が見られるわけですが,でもやっぱり魅力的なのは雨季の方です.もっとも雨季は雨の多い時期なので運が悪いと写真の景色が見られない可能性もあります(なので一般に雨季のツアーは現地に2,3泊して晴れ間を待つパターンが多い).

 そうせ行くなら雨季に行きたいわけですが,実は現地の雨季は日本だと冬の時期にあたります.同じ南米でもギアナ高地とは逆になるわけです.ということは,いわゆる夏休みの時期には行けないということです.

 というわけで,今年の夏はおとなしく潜んでいて,来年の年が明けてから行けばいいのかと考えているのでした(有給休暇は山ほどあるから,あとはバックアップ体制をどうするかがポイント).

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