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2014年1月13日 (月)

寒気の週末

 この週末はこの冬最大級の寒気が入り込んでいるとのことで,各地で冷え込んでいるというニュースが流れています.当地でも昨日の朝の気温が氷点下になりましたから,北日本の方では氷点下10℃を下回ったところもかなりあるんじゃないかと思います.

 寒いという感覚は人それぞれだと思いますが,私自身は寒いところで生まれ育った人間なので,氷点下20℃くらいまでは経験したことがあります(((+_+))).

 その感覚でいえば,プラス一桁なら,寒いとはいってもまだまだで,コートやマフラーがなくても(ちょっとの外出なら)何とかなるし,「寒いなぁ~」などと軽口をたたく余裕もあります((^。^)).これが0℃~氷点下5℃くらいになるとかなり寒く,コートにマフラーは必須になります.軽口をたたく余裕はなくなりますが,大声で歌ったりして寒さを紛らわすなんてことはまだできます.

 さらに気温が下がって氷点下10℃近くになると,キーンという冷気が体の表面を襲い,声が出にくくなります.そして無意識のうちに首をすくませて,体表面積を減らして熱が逃げにくい姿勢とるようになります(本能的に).当然手は外に出せないので手袋かポケットに入れたまま歩きます(ニュースなんかで流れる北国の冬の風景ですね).

 そこからさらに気温が下がって氷点下10℃以下になると,寒いというより痛いという感覚になります.マフラーに加えて,耳あては必須,さらに空気を吸い込んだだけで鼻が痛くなるために口呼吸となり,常にマフラーやマスクでで口を覆っていないと厳しいです.このあたりになると歩きながらしゃべっている人はいなくなり,皆だまって黙々と歩いています(津軽海峡冬景色状態).

 もっと下がってマイナス20℃くらいになるとどうか?.さすがに私自身も経験が少ないんですが,寒さという点ではマイナス10℃台とさほど違いを感じません.しかし冷気のためか思考が鈍ってきて,何かを考えながら歩くのが困難になってきます(ただロボットのように目的地に向かって規則的に歩を進めるという感じ).このため後から考えると,結構な時間歩いていたはずなのに,その時はきわめて短時間に感じるという現象が起こります.また素手で金属物に触ると手が凍り付いてしまい,離れなくなってしまうのもこの辺からです.

 そしてそれ以下,マイナス30℃位になるとどうなるのか.さすがに経験がないんですが,聞くところによると屋外で用を足そうとすると,一瞬で凍り付いてしまうとか,ノーマルタイヤで道路を走れるようになるそうです(凍結路面でタイヤがスリップするのは,タイヤと路面の間の氷が解けて水になるからであり,マイナス30℃にまで下がると,もはや氷は解けず返って滑らないのだそうです.実際真冬のシベリアではトラックが凍った川の上をノーマルタイヤで走っているという話を聞いたことがあります).

 そんな世界の寒いところで有名なのがロシア北東部のサハ共和国のオイミヤコンという村です.ここの真冬(なんと!氷点下50℃以下!)の動画がありました.

 うーん,行ってみたい (^_^)v

 ちなみに北海道の陸別町というところでは,真冬の寒さで町おこしをしていて,毎年2月初めにしばれフェスティバル というお祭りがあり,真冬の花火や,さらには人間耐寒テストというイベントまでやっています.

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