ジョン・フォンテーン死去
ネットのニュース記事で女優のジョン・フォンテーンが亡くなったという記事が出ていました.
J.フォンテーンは父親が東京帝大の教授だった関係で,東京で生まれ育った女優として知られています(聖心女子学院に通っていたそうですから,美智子皇后の先輩にあたるわけですね).長じて後アメリカに渡り,既に女優になっていた姉のオリビア・デ・ハヴィラント(「風と共に去りぬ」のメラニー役)の後を追って女優の道を歩み始めました.
出世作は1940年(昭和15年),アルフレッド・ヒッチコック監督の「レベッカ」のヒロイン役で,翌1941年(昭和16年)の同監督の「断崖」でアカデミー主演女優賞を受賞しています.姉のオリビアも1946年と1949年の2度同賞を受賞しており,兄弟姉妹で受賞した唯一の例となっています.
引退後は長くアメリカで余生を送っていたそうですが,このたびの訃報に接し,彼女のご冥福をお祈りするとともに,出演映画を久しぶりに観たいなと思いました(やっぱり個人的にはケイリー・グラントと共演した「断崖」かな).それにしても1917年生まれの96歳,同い年は誰かと調べたら,歌手の岡晴夫さん,プロ野球の沢村栄治さん(沢村賞の元になった選手),元アメリカ大統領J・F・ケネディがいました.まさに歴史ですね.
ところでジョン・フォーテーンといえば姉オリビアとの仲の悪さは非常に有名でした(若い頃にいろいろあったそうです).実は姉のオリビアはまだフランスで存命なのですが,今回の妹の死についてオリビアからなにか談話はあるのかなぁ.
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