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2013年12月22日 (日)

2013年の冬至

 今日12月22日は冬至です.北半球では一年で最も夜が長い日ということになり, 特に北緯66度33分以北のいわゆる北極圏では,一日中日が昇らない極夜(ポーラーナイト)になります. ただ,南半球では反対に一番昼が長い日(夏至)ということになります.ちなみに南緯23度26分の南回帰線上では,この日の真昼に太陽がちょうど真上に来るため その瞬間,影がなくなります(また深い井戸の底の水面に太陽が映る).

Peru1_144(写真1) インカの冬至まつり,インティ・ライミが開催されるサクサイワマン遺跡

 この冬至,日本のような中緯度地帯にいても夜が長くてなんとなく陰鬱な気分になるんですから,ヨーロッパなどの高緯度地帯の人々にとってはその寂しさはどれほどだろうと思います.とはいえ,逆に考えるとこの日を境に明日からはどんどん日が長くなっていくわけで,ポジティブに考えると春の始まりとも言えます.実際にゲルマン人などの古代ヨーロッパではこの冬至を「太陽の誕生日」(新しい命の誕生)として祝う習慣があって,これが後にキリスト教と結びついてクリスマスになったとも言われています.またこの冬至を祝う習慣は南米のインカ帝国にもあり,毎年6月(インカのあったペルーは南半球なので冬至は6月)にはインティ・ライミという大きなお祭りが開催されています.

Tojimeshi(写真) 冬至の夜の検食

 そんな2013年の冬至は当直,さきほど検食をいただいたんですが,日本では冬至といえばゆず湯と並んでカボチャが知られています.この日の検食にももちろんカボチャが入っていました(笑).

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