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2013年6月29日 (土)

日本の滝100選8

日本の滝100選 鹿目の滝(89番)

 久しぶりの更新になりますが,今日は日本の滝100選の話題を取り上げたいと思います.今日のテーマは熊本県人吉市にある鹿目の滝(かなめの滝)です.

P4061556(写真1) 鹿目の滝(平滝)

 鹿目の滝は熊本県最大の河川である球磨川の支流,鹿目川に架かる滝です.一般に鹿目の滝という場合,上流にある平滝,下流にある雄滝,雌滝の3つを総称します.

P4061571(写真2) 鹿目の滝(雄滝)

 球磨川が人吉盆地を流れる地域は大昔の火山活動で溶岩が流れ込んでできた地形である柱状節理(溶岩が冷えて固まる過程で,主として六角柱の形で形成される地層)が発達しており,鹿目の滝は3つとも川が柱状節理から落ち込むように出来上がっています.

P4060050(写真3) 鹿目の滝(雌滝)

 雄滝は36メートル,雌滝は30メートルの高さを有し,雄滝は雄大な見事な柱状節理から水が流れ落ちる様を見ることができます.雌滝は水量こそ劣るものの,二段に渡って落ちる優美な滝です.一方,平滝のみは雄雌2つの滝とは少し離れた場所にあり,高さは5メートルほどですが,幅の広い滝となっています.

P4061562P4061579(左写真4) 滝への入り口,(右同5) 雌滝への案内板

 場所は人吉市内から西に入った道路傍にあり,停留所もあるので公共交通機関(予約型乗合いタクシー)を利用することもできます.

P4061548(写真6) 案内板

 前述のように平滝のみ遊歩道が違うので注意が必要です(先に平滝,その後雄滝,雌滝の流れがいいと思います).雄滝は整備された遊歩道を歩いているとすぐに発見できますが,雌滝は雄滝の手前からわかりにくい遊歩道を通って向かう必要があります.

P4060048(写真7) 鹿目の滝全景

アクセス JR人吉駅から予約型乗合い型タクシー(人吉市のサイト ここから利用ガイドを開けます)で30分弱,滝の上停留所下車すぐです.ただし本数が少ないのでレンタカーが便利かも.

観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 遊歩道が整備されており気軽に散策できます(雌滝のみ岩場を歩きます).

 

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2013年6月21日 (金)

梅雨と雨

Azai5(写真1) 職場のアジサイ

 空梅雨じゃないかといわれている今年の梅雨ですが,接近中の台風の影響なのか,昨日今日とまとまった雨が降っています.そのおかげで蒸し暑くて不快指数マックスといった感じですが,農作物への影響や夏場の水不足への懸念を思うと,ある程度の雨が降るのは望ましいことだろうと思っています.

Azai4(写真2) 光沢のある葉っぱも特徴です

 梅雨というとなんといっても似合う花はアジサイです.もともと日本原種のガクアジサイが西洋に伝わって品種改良された西洋アジサイが特に有名です.派手すぎない色彩が梅雨の曇り空に,光沢ある葉っぱが雨のしずくに非常にマッチしているからじゃないかと感じています.私の職場にもあちこちにアジサイが自生しているんですが,この雨でなんとなく生き生きと咲いているように見えました.

Azai3Azi1(左写真3) 密集して自生しています.(右同4) こちらは色が濃いです

Azai2(写真5) 花と蝶

 近くを見ると,蝶が花の蜜を吸いにやってきていました.こちらも非常に風情があります.

 雨をテーマにした曲はたくさんあります.私の好きな曲だけでも,多田武彦さんの男声合唱曲「雨」を筆頭にたくさんありますが,今回はB.J.トーマスの「雨にぬれても(原題はRaindrops Keep Fallin' On My Head)」を紹介します.映画「明日に向かって撃て!」の挿入歌としても知られています.

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2013年6月20日 (木)

産業医研修会

 6月18日に産業医研修会を受講しに甲府まで行ってきました.
 
 企業などではその規模に応じて,従業員の健康管理のために産業医を置くことが義務付けられています.産業医はもちろん医師なんですが,いわゆる医師免許の他に,産業医の認定を受ける必要があります(認定業務は現在日本医師会が行っている).そしてこの認定も,一度受けたらおしまいではなく,5年に一度更新が必要になっています.更新にあたっては,規定の時間の講習を受け単位を取得するという,大学みたいなことが行われます.
 
 これはいわゆる認定医や専門医と同様の仕組みですが,専門医は自分の専門だけに,その更新には神経を使っているのに対し,産業医の方は意外におろそかになることがあります.特に現役で産業医をやっていない場合はなおさらです.自分の場合前任地では所属する病院の産業医だったんですが,現在の職場では別な医師がその任にあたっているため,産業医の業務は行っていません.こうなると,ますますその更新がおろそかになってしまい,先日気付いたら次回の更新が来年の1月に迫っていて,一方で現在取得している単位は微々たるものという状況でした.これはマズイということで,横浜や東京の研修会を探したんですが,都市部のしかも無料の研修会は人気が高く(笑),何か月も先まで満員という状態(有料の研修会はあるんですが5000円とか10000円とかなんですよね (+o+)),これは仕方がないということで,隣県ではあるものの比較的マイナーな甲府での研修会になりました.
P6180168(写真1) 甲府駅前の武田信玄像
 仕事に関係がある研修ということで,出張扱いで来ることもできましたが,書類を作るのが面倒なのと,どうせなら少しは観光もということで休暇を取って出かけました.早朝に家を出て小田急線とJR横浜戦を乗り継いで八王子へ,ここから特急あずさに乗ります.梅雨時の平日に信州方面に行く人もいないだろうと思ってたんですが,あずさの自由席はほぼ満員の大盛況でした.私の座った隣の席には,さっぱりした服装で目や唇に派手なメイクをした男性が爆睡していました.夜の商売の方なんだろうな,朝まで仕事でこれから帰宅なのかと思いました(結局私が甲府で降りるまで爆睡しっぱなし,寝過ごしてないかちょっと心配 (^o^)).
 
P6180132(写真2) 日本の滝100選のひとつ仙娥滝
 甲府に着いたのは午前10時ごろ,研修会の始まる午後2時まで4時間あります.というわけで,甲府郊外の観光地昇仙峡に繰り出しました (^o^).バスで昇仙峡の上まで行って,そこから遊歩道を歩いてくだりました.途中には日本の滝100選にも選ばれている仙娥滝もありましたが,まさに水墨画の世界という感じでした.
P6180158P6180146(左写真3) 昇仙峡の案内図,(右同4) 渓谷です
 そのまま途中まで下ったところでちょうどお昼に,近くにあった食堂に入ってランチにしました.
P6180161(写真5) 山菜おろし蕎麦
 本当は地元の名物料理にしたかったんですが,そうすると確実にお酒が欲しくなるので我慢して,山菜おろしそばにしました.その後はバスで甲府市内に戻り,研修会に参加です.本日のテーマは職場の食中毒対策,これから暑くなると腸炎ビブリオなどの食中毒が話題になります.なんといっても基本は手洗いだと強調されていました.講習のおしまいにこの日の受講を証明するシールをもらいます.これが産業医更新のための単位を証明するものとなります.
この小さい紙切れのために長時間の講習を受けているのでした \(^o^)/.
P6180167P6190172(左写真6) この日の研修の資料,(右同7) 受講証明のシール
 

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ビザンチン皇帝のブログ

 みなさんこんばんは,ビザンチン皇帝です.

 ご存知の方もいると思いますが,私には2つのブログがあります.一つはもちろんここなんですが,一方でYahooブログも持っていたりします(ビザンチン皇帝の華麗な生活).これまでは主として日本史や扮装,鉄道,滝や城といったシリーズ物はこちら,一方で音楽やグルメ,世界史関連の話題はあちらという運用をしてきました.

 しかしながら最近は色々と忙しくなっていることなどから,どちらも更新が滞りがちになってきているのが実情です.どちらかに一本化するという手もあるんですが,それぞれに常連の方がいるのでなかなかそうしたくないのが本音です.

 ということで,これからは特異的な一部の話題を除き,両方のネタを同時公開の形にしてみようかなと思いました(そうすると更新のエネルギーが半分近くになる?).将来的にどうなるのかはわかりませんが,しばらくこの形で運用してみたいと思います.

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2013年6月16日 (日)

第49回能代寮歌を愛する会

 先週はいろいろあって忙しかったんですが,その一環というわけでもないですが,6月11日に秋田県能代市で行われた第49回能代寮歌を愛する会に参加してきました.

Img052(写真1) 今年のプログラム

 寮歌というのは旧制高校の寄宿舎の歌のことで,今でも当時を知る人々(とはいってももう70から80代になりますが)や,その影響を受けた人々に愛好されている存在です.全国に合計何曲の寮歌があったのか,想像もつかないほどなんですが(wikipediaによると3000曲以上あるらしい),その中でも第一高等学校の「嗚呼玉杯」,第三高等学校の「紅もゆる」,北海道帝国大学予科の「都ぞ弥生」の3曲はとりわけ有名で,三大寮歌などと呼ばれています.

 普段はもっぱらオペラを中心とするクラシック音楽を愛好している私ですが,深層心理にはこの寮歌が潜んでいて,時に無性に歌いたくなることがあったりします(笑).

P6110100(写真2) 今年の様子

 これら寮歌を歌うイベントがいわゆる寮歌祭で,かつては全国にたくさんの寮歌祭がありましたが,旧制高校を現役で過ごした方々の高齢化もあって,近年では終了してしまった寮歌祭もあります.この能代寮歌を愛する会は,私の前任地で一緒だったドクターのご尊父が幹事をされているという縁で2006年から参加させていただいています(都合で行けない年もありましたが).

Ryoka(写真3) 今年の様子2

 会場はJR能代駅近くのキャッスルホテル能代,6時半の開宴です.まずは開会の挨拶,そして近年鬼籍に入られた方々への黙祷,檄文朗読となります.その後全国の寮歌が次々に歌われていきます(基本的にはその学校ゆかりの方が登壇して歌うのですが,応援自由なので知っている寮歌の時にはどんどんステージに上がります 笑).途中には地元会員による旧制高校の寮歌を元歌とした新制能代高校の応援歌なども披露されました.ちなみに当時,旧制高校の寮歌が旧制中学(新制高校)の応援歌などに流用されるのはよくあるパターンだったようで,私の出身高校(もちろん新制 笑)の応援歌の中にも北大予科の寮歌が元歌のがありました.

Img053(写真4) 集合写真(ただし昨年のものです)

 結局会は3時間以上にわたり,久しぶりに放歌高吟の夜となったのでした.翌日参加者の多くは近くの白神山地の観光に向かいましたが,私は仕事が待っているので朝一の飛行機でとんぼ返りとなったのでした.

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2013年6月14日 (金)

阪急電車

 約1週間ぶりの更新になってしまいました.今週は能代の寮歌イベントに出かけたり,仕事方面でもやらなければならないことがあったりと慌ただしかったからです.

 さて,先週末コンサート鑑賞のために兵庫県の西宮市に行ってきました.会場は兵庫県立芸術文化センターというところです.最寄り駅が阪急の西宮北口駅ということで,新幹線で新大阪駅まで行ってそこで在来線に乗り継いで大阪駅へ,そこから阪急梅田駅まで歩いて阪急神戸線に乗り換えるという算段でした.京都以外の関西って意外に行くことの少ない私(むしろ福岡など九州の方が行く機会が多いかも),実は阪急梅田駅に足を踏み入れたのは初めてでした(笑).

 で,神戸線の特急に乗り込んで出発となります.ふと隣を見ると,電車が並走しています.さらにはその向こうにも並走する電車が… 

 実は阪急梅田駅からは神戸線のほか,京都線,宝塚線も出ていて,梅田-十三間はこの3路線が並行して走っています.さらに日中はパターンダイヤで各線とも10分刻みで特急電車が同時刻梅田駅発のため,こうした同方向に3本の電車が並走する光景が見られるのでした.これが阪急名物の3電車並走で,私もウワサには聞いていましたが,こうして目の前で見ると感動的だなと思いました.

 とっさのことで写真は撮れなかったんですが,Youtubeに動画がありました(さすがです 笑).

Sushi ちなみにこの日のお昼は,その阪急梅田駅の駅ナカにあったお寿司屋さんでいただきました.

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2013年6月 8日 (土)

焼き蕎麦

 先日スーパーをのぞいたらこんなものを発見しました.

Yakisoba_002 カップ焼きそばの老舗,ペヤングでおなじみのまるか食品から出ている,その名もズバリ焼き蕎麦です (^。^).

 今までも,焼きそばの「そば」が日本そばの「蕎麦」だったらどうなるんだろうと,冗談で考えたことはありますが,本当にあったとは…

 というわけで,さっそくいただきました.

Yakisoba_004 ソースはしょうゆ味,加薬は揚げ玉とネギの後入れタイプでした.

 お味はというと,カップ麺ということもあるのか,あんまり蕎麦っぽくなくて,逆に言うと違和感のない味でした(なんだそりゃ 笑).

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2013年6月 7日 (金)

新しいPC

 最近はiPadに代表されるタブレット式の端末が普及していることもあって,PCを開く頻度はかつてに比べるとかなり減ったように思います.特にWebの閲覧やメールチェック,SNSなんかはタブレットだけで用が足りるんじゃないかとすら感じるほどです.

 しかしながら,仕事でWordやPowerpointなどを活用する場面なんかでは今でもPCのを使用しています(タブレットでもできないことはないんですが,かなりストレスが大きい).そんなわけで自分の場合はまだまだPCの出番は多いんですが,現在使用しているノートPCは2007年に購入したSONYのVAIOです.すでに6年使っていることと,旅行の際にも持っていくことが多く,過去にはアフリカのナミブ砂漠やオカバンゴデルタ,南米のギアナ高地など過酷な環境にさらしたことなどから,最近ではかなり動作が悪い状態に陥っていました.リカバリーを行ったりもしたんですが,それでもイマイチで,「こりゃ限界かな」と思ったため,思い切って新しいのを購入してしまいました(まあ,今月はボーナス月だからいいよね 笑).

P6050003_3(写真1) 今回購入した東芝のdynabook

 どうせOSは一緒だということもあって,自分はPCメーカーにはさほどこだわりはありません.過去に使っていたノートPCもFUJITSU,NEC,SONYと全く一貫性がありませんでした(前回VAIOにしたのも,買いに行った際たまたまSONYから派遣されていた係員に捕まったからです 笑).

 で,今回はというと東芝のdynabookにしました.

P6050004 これまで東芝製を購入したことがなかったのと,dynabookというのにちょっと興味があったからです.OSはWindows8,ひとつ前の7とかなり変わっているので,中年にとっては慣れるのに一苦労しそうだなと思ったのでした.

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2013年6月 2日 (日)

日本の滝100選7

日本の滝100選 乙字ヶ滝(19番)

 久しぶりに日本の滝100選の話題です.乙字ヶ滝は福島県須賀川市にある阿武隈川にかかる滝です.古くは竜崎滝・石川滝とも呼ばれていましたが,川の水が乙の字型に流れ落ちる様から乙字ヶ滝と呼ばれるようになったとのことです.

P9160320(写真1) 乙字ヶ滝

 落差は6メートルと低いのですが,一方でその滝幅は増水時には100メートルにも達し,壮大な眺めとなります.広い滝幅のイメージからここを小ナイアガラと呼ぶ人もいるようです.

P9160316P9160315(左写真2) 落差はさほどありません.(右同3) 地元の人たちが寛いでいます.

 今回はレンタカーで訪問したため,東北自動車道の須賀川インターから降りて,国道118号線を南下,阿武隈川を渡る橋にほど近い場所にあります.駐車場も完備されていて,そこから徒歩数分で滝が展望できるスポットに到着です.

P9160343P9160352_2(左写真4) 水量の少ない部分もあります.(右同5) 乙字ヶ滝の石碑

 案内板によると,江戸時代白河藩の時代にはこの川を遡上する鮭,鱒,鮎が滝を飛び跳ねるうちに次々と梁にかかるため,その漁獲収入は地元民を潤したそうです.しかし,例年初漁は藩主に献上する決まりになっていたため,その時期になると藩の役人がこの地に滞在して監視を行っていました.その際の滞在費は地元漁師の負担とされましたが,その代り他の賦役は免除されていたとのことです.

P9160350(写真6) 滝の案内板

 また,滝の近くには元禄2年にこの地を訪れた松尾芭蕉が詠んだとされる「五月雨の滝降りうづむ水かさ哉」の句碑があります.

P9160325(写真7) 乙字ヶ滝の全景

アクセス JR須賀川駅から福島交通バスで20分,乙字ヶ滝下車ですが,本数が1日3~5往復と少ないため(福島交通バス),レンタカーかタクシーが便利です.

観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 気軽に散策できます.

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2013年6月 1日 (土)

6月になりました

Fb92 みなさんこんにちは.ひのパレと学会の5月が終わり,早いもので今日から6月になりました.例年6月は大きな学会はなく,仕事上は比較的落ち着いた月になります.一方で,趣味の世界では地元医師会合唱団関係のイベントや盛岡の合唱団の合宿,さらには恒例となっている能代の寮歌イベントなど行事が盛りだくさんです.またまた充実した月になりそうです(笑).

 ちなみに6月といえば例年総司忌が行われる月です.毎年このイベントを主宰されている新選組友の会さんのサイトによると,今年の総司忌は6月23日(日)のようです.行く気満々だったんですが,この日は合唱団の合宿と完璧に被っており,どこでもドアがないととても参加できないのでした((ToT)/~~~).

 世間では既に梅雨入りしたというウワサもあり,しばらくはうっとうしい天気が続きそうな雰囲気ですが,元気に活動していこうと思ったのでした.

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