別府に行ってきました
例年ひのパレが終わると今度は学会シーズンに入るんですが,その第一弾として先週後半に大分県別府市に行ってきました.別府といえば温泉地として有名ですが,あくまでも学会がメインであって,温泉に浸かりに行ったわけではありません(笑).
23日木曜日,夕方の飛行機で羽田から大分空港に入り,そこからバスで別府市内へ向かいます.九州の空港というと,福岡空港や宮崎空港は市街地から異様に近いことで有名なんですが,一方で大分空港や鹿児島空港,熊本空港などは市中心部から結構距離があります.乗ること約45分で,別府北浜に到着,今回のホテルはそのすぐそばでした(空港バスは基本的に別府駅には行かず,駅から徒歩数分の別府北浜を通って大分市内に向かう).
(写真1) JR別府駅では浴衣をきたヤッターマンがお迎えです
チェックインを済ませ,荷物をおいたあと早速夕食に出かけます.この日はすでに夜ということと明日は発表があるということで軽く済ませることにしました(あくまでもメインは発表ですから 笑).別府の名物の一つに別府冷麺というのがあります.私の故郷盛岡も冷麺が有名なんですが,実はここ別府も冷麺が名物ということで,ぜひ食べねばと思っていたのでした.
(左写真2) 冷麺のお店六盛さん,(右同3) カウンターからは麺の押出機が見えます.
この日はいったのは,別府駅にもほど近い六盛さんです.カウンターが数席のこじんまりとしたお店でした.ここのメニューは冷麺,温麺そして中華そばのみで,それぞれに小盛り,並,大盛りといったサイズの違いがありました.冷麺は注文を受けてから生地を専用の押出機にかけて麺を作り茹でるスタイルです.押し出しの麺というスタイルは盛岡冷麺と一緒です.今回は冷麺の並とビールを注文しました.
ビールを飲んで待つこと数分で冷麺が登場しました.見ると麺は黒っぽく,そば粉が使われているのがわかります(この辺は平壌冷麺に近いのか).具材はというと,ネギとキャベツキムチ,ゆで卵,白ごま,チャーシューです.スープはというと,非常にあっさりしていて懐かしい感じの味わいです.お店の方に伺ったところ,牛に加えて昆布出汁を使っているとのことでした.盛岡の冷麺は辛いというイメージが強いですが,ここの冷麺は辛味はほとんど感じませんでした(キムチの辛味のみ).冷麺を堪能した後はホテルに戻って温泉に入り,そのまま就寝となりました.
(写真5) 学会の会場となった別府国際コンベンションセンター
一夜開けて5月24日,学会の開幕,空は抜けるような快晴でした(快晴でもそんなに嬉しくないシチュエーションではあるが).今回の会場は別府国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)です.その名のとおり,かなり大きなイベントも開催可能な施設でした.センターに入り受付を済ませて,そのまま会場に入ります.いくつかの公演を聴いたのち,お昼ちょっと前に会場を抜け出しました.
遠方の学会に参加する楽しみの一つとして,合間に観光をするというのがあります(あくまでも合間にです 笑).別府の観光名所としては鉄輪温泉地区にある地獄めぐりが有名です.全部で8カ所の地獄があるんですが,今回は昼休みの間にいけるところをということで,血の池地獄,龍巻地獄の2箇所にしました.ビーコンプラザ前で客待ちをしていたタクシーに飛び乗って出かけます.大体10〜15分くらいで到着しました(血の池地獄と龍巻地獄はすぐそばにあります).
まずは血の池地獄へ.ここは温泉の湧出している地層が真っ赤な赤土であることからその名があります.実際の温度はどのくらいなのか,ちょっと触ってみたいなとは思いました(熱そうですが 笑).
その後は隣にある龍巻地獄へ,受付に行くと「もうそろそろ噴出しますよ」とのこと.こりゃ運がいい,きっと日頃の行いのせいだなとほくそ笑んだ私でした(笑).
龍巻地獄とはいわゆる間欠泉のことです.規模的には世界的に有名なイエローストーンなどとは比べ物になりませんが(しかも観光ポイントをこじんまりとさせようという陰謀なのか,噴出孔には屋根が掛けられていて,熱水が飛び散らないようになっていた),噴出の周期が数十分と短く,そういう点で注目されているのだそうです.待つこと数分,噴出が始まりました.たしかに勢いは凄いのですが,天井に遮られて間欠泉は高くは上がらず,その分迫力的にはイマイチかなと思いました.
龍巻地獄を見た後は,先ほどの血の池地獄に隣接している「極楽亭」という名のレストランで昼食です.この日はご当地名物の地獄蒸し(温泉の蒸気で蒸した料理)をメインにした定食でした.
昼食を終えた後は再びタクシーで学会場へ.1時過ぎ,午後のセッションが始まった頃でした.まずは自分の発表の手続きをしに受付へ,その後はメイン会場のシンポジウムを聴いて過ごしました.2時過ぎに自分の発表会場へ移動,2時半ごろから自分の発表と相成ったのでした(平和裏に終わりました).その後夕方からはまた温泉に戻ったことはいうまでもありません(笑).
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コメント
学会での発表おつかれさまでした!
(あ、↓のひのパレ、楽しそうですね!)
血の池地獄とはまたすごいネーミング、そして、納得の色ですね。
ところで、別府とヤッターマンは何か関係があるんでしょうか?
投稿: みゆみゆ | 2013年5月28日 (火) 14:27
みゆみゆさん
こんばんは,コメントありがとうございます.
こうした温泉地の学会は,演題付きでないと精神的に行きづらいので,多少無理をしても演題を発表しなければならない厳しさがあります (^.^).
血の池地獄は現地においてある写真でみるともっとそのものに見えます(光の加減なのかもしれませんが).
別府とヤッターマンは特にゆかりがあるわけではなく,
純粋なタイアップ企画だったようです.
投稿: ビザ皇帝 | 2013年5月28日 (火) 15:22