センター試験の国語の問題
ニュースになっているんですが,今年の大学入試センター試験の国語の平均点が過去最低になったとのことです.
大手受験産業によると,従来は評論の問題が出題されるところで,小林秀雄の随筆的な文章が出題されたのが原因ではないかとのことです.記事によると受験生の中には「少しパニックになった」,「想定と違う文章が出て驚いた」という声もあったそうです.
自分は共通一次世代なんですが,縁あってセンター試験も受験しています(記念すべき第1回 笑).センターの国語は第1問 評論,第2問 小説,第3問 古文,第4問 漢文 なんだそうですが,今回は第1問が純粋な評論文ではなく随筆的な文章が出たというのがポイントのようでした.センターの国語が4問でこういう問題配列だったことは完全に忘却のかなたにありました(というより,自分の場合そこまで考えて準備していなかったというのが正解か?).
センター試験と共通一次の違いは共通一次が共通の名の通り,国公立大希望の全受験生に5教科7科目(昭和の終わりごろからは5教科5科目)受験を義務付けていた(大学側がそれをどう利用するかは別にして)のに対して,センター試験は私立も参加可能になり,一方で受験科目は志望大学で必要なもののみでOKという点が挙げられます.そこで考えたんですが,どうせ利用するか否かは大学側の判断になるのだから,体育や芸術科目もセンター試験にあったら楽しいんじゃないでしょうか.芸術については客観性を損なわないためにマークシートにするしかないでしょうが,体育については100メートルを何秒なら何点などのように数値化して評価したらいいなと思います.たとえ配点が小さくとも必修化すれば,みなそれなりに真面目に取り組むような気がします.
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