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2013年1月29日 (火)

高校殺人事件

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 この週末所用で出張に出ていたんですが,電車での移動のお伴といえばやっぱり本です.最近ではささっと読めるコミックなんかは電子書籍の方が場所を取らずに大量に持って歩けるのでいいんですが,小説など文字が中心のものはやっぱり紙媒体の方が好きだったりします.

   

 で,この週末に読んでいたのが表題の高校殺人事件,著者はミステリー作家としても名高い松本清張です.タイトル通り高校と殺人事件がキーワードになる作品で,登場人物の多くが高校生であることからいわゆるジュブナイル作品に分類できると思います(実際にこの作品は高校生向けの雑誌に連載されていた).

   

 東京郊外(都心から中央線で1時間,そこからバスで20分くらいのところだそうです)の高台にある高校,その裏手には沼地のある林があるんですが,ある日そこでその高校に通う詩を愛好する生徒が殺されるという事件が起こります.そして,それと前後して持ち上がったこの地域の博物館建設,建設に関係しているお寺の職員が怪しいと睨んだ同級生たちはいろいろと事件の様子を探り始めます…

   

 松本清張作品だけあって,あっと驚く展開になって行くわけですが,実はこの作品かつて昭和50年代に人気を博していたNHKの少年ドラマシリーズで取り上げられたことがあります.この時のタイトルは「赤い月」,当初雑誌連載されていた際のこの小説のタイトルでもあります.ネガ反転させた写真にのって流れるトランペットのオープニングが非常に印象的な作品でした.どこかでDVD化されていないかなと思ったのでした.

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