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2013年1月28日 (月)

マリの情勢

 私にとって憧れの地の1つである西アフリカ,マリ共和国北部の町トンブクトゥ,元々政情が不安定な地域であり,ここも危機に瀕した世界遺産と言われていた時期が続きました.しかしながら21世紀に入ってやや情勢が安定化,それに伴いここを訪れるツアーもぼちぼち開催されるようになっていました.

Img_1818477_67544771_0(写真) トンブクトゥの泥のモスク

 しかしながらここ2年ほどの間に再び外国人の誘拐事件がおこるなど治安が急速に悪化,それに伴い旅行会社のツアーも開催されなくなっていました.それに追い打ちをかけたのが昨年4月に発生した武装勢力の決起によるトンブクトゥの陥落です.マリ政府自体がクーデターなどで混乱を極めていた時期の出来事であり,これを期に情勢はさらにひどいことになり,在マリの日本大使館も閉鎖,外務省の海外安全情報ではマリ全土が最高危険度の「退避を勧告します」になっていました(全土が退避勧告はソマリア並みです).

 こんな状況では,今後20年は渡航は無理じゃないかと思っていました.しかし今日のニュースによると現地の状況が大きく変わりつつあるようです.

 <マリ>政府・仏軍、世界遺産都市トンブクトゥを制圧

 先月以来マリや周辺国の要請で軍事介入しているフランス軍がトンブクトゥを奪回したというのです.武装勢力側の状況も不透明なため今後どうなるのかは予断を許さないのですが,ひとまずは収拾に向かってくれるのなら嬉しい話題です.

 とはいえ,トンブクトゥにあったイスラム教の貴重な史跡が武装勢力によって破壊されたという話もあり,街がどんなことになっているのか心配でなりません.史跡の破壊というとアフガニスタンのタリバンによるバーミヤンの大仏像の破壊が知られています.タリバンの方を持つ気はないんですが,これはとりあえず異教徒を敵視するという大義名分が言えますが,トンブクトゥの武装勢力は同じイスラム教徒です.イスラム教徒がイスラムの史跡を破壊するなんて,罰が当たらないのかと思ってしまうのでした.

 最近大きなニュースになっているアルジェリアの事件もこのマリ情勢と大きくつながっています.この地域の一日も早い情勢の安定化を願っています.

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