キリストの墓の話題
今日ネットのニュースに出ていた話題です.
記事によると,エルサレムにある聖墳墓教会(ここにイエスが埋葬されたとされる)が現地の水道会社から長年未払いだった水道料金の請求を受け,それに反発した教会を管轄するギリシャ正教側が教会の閉鎖も検討しているという内容でした.どうやら過去に市長と教会の間で水道料金免除の約束があったのにそれを無視して一方的に請求を受けたことに反発しているもようです.エルサレムはユダヤ教,キリスト教,イスラム教という3つの宗教の聖地となっており,市内もイスラム地区,ユダヤ地区,キリスト教地区などに棲み分けがされています.聖墳墓教会はエルサレムの有名な観光スポットでもあり,もし本当に閉鎖されたら世界に与えるインパクトは強烈です.いったいどうなるのか注目していきたいと思います.
ところで,このニュースを目にした際,私はエルサレムではなく青森県の記事かと思いました.だいぶ昔ここで取り上げたんですが,実は青森県の新郷村にキリストの墓とされるものがあるんです(神秘の里Ⅰ~キリストの墓~).昭和10年に竹内文書というその筋では有名な文書に載っているとして知られるようになった場所です.聖書でゴルゴダの丘で処刑されたとされるイエスは実は替え玉であり,本人はひそかに国外脱出,日本にやって来て今の青森県新郷村に住んでいたというトンデモな話なんです.村ではこれを観光に利用,墓とされる盛り土の近くにはキリストの里伝承館があり,毎年6月にはキリスト祭まで行われています(今年で49回目ですから,ひの新選組まつりよりも3倍歴史が古いことになります 笑).
一部の間では非常に有名な新郷村のキリストの墓ですが,ローカルすぎるせいか実際に世界中のキリスト教会から抗議が来ているという話は聞きません(笑).それどころか,墓の近くにはイスラエル政府から贈られた碑文まであります.
件の記事,私的にはローカルすぎるキリストの墓が村の予算削減で閉鎖の憂き目にあうのかと心配してしまいました.
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