2012年総司忌
今日は総司忌でした(掃除機ではない 笑).
慶応四年5月30日に亡くなった沖田総司の墓所は六本木の専称寺にありますが,ここは普段一般の墓参を認めていません.かつては自由だったそうですが,悪質な参拝者に悩まされたお寺側が参拝を制限せざるを得なくなったというのはよく知られた話です.しかし年に一度この総司忌においてのみ一般の墓参が許されています.
総司忌は元新人物往来社社長で,新選組友の会代表の大出俊幸氏が主宰している40年近い歴史を持つイベントです.新選組愛好家の端くれである私も行けるときには参加しています.
というわけで,ほかに重要な用事のなかったこの日行ってきました.
総司忌は午前中に墓参,午後から講演会という2部構成(?)です.地下鉄六本木駅からてくてく歩いて11時半ごろに専称寺につきました.
さっそく墓所に向かうと… 長蛇の列,しかも8割以上が女性でした(年々行列が長くなっているような気がするのは気のせいか?).結局並んでから自分の参拝順まで20分くらいかかりました(皇帝だからといって,特別参拝ルートが用意されているわけではない).
沖田総司と言えば,冗談ばかり言っていて,ほとんど真面目になったことがないという証言が残っています.まさに私にそっくりな性格であり,ある意味自分に一番似ている新選組隊士という気もしています.病気とはいえ,20代でこの世を去らねばならなかった総司,その無念はいかばかりだったかと思いつつ墓前に手を合わせました.
墓参後は近所で軽く昼食を済ませて,午後の部の会場となる国学院大学院友会館に移動します(ここは電車では行きにくい場所なのでいつもタクシー利用).今年の講師は伊東成郎氏,毎度楽しいお話を聞かせてくれる先生です.今年は松原忠治に関する話題や土方歳三が松本良順に語った最後の言葉についてなどでした.
ちなみに午後の部は1時半から4時半までの3時間なんですが,このうち講演は1時間ほどです.で,残りの1時間半はいろんな作家さんたちの挨拶&大抽選会です.特に抽選会のまったりさが総司忌のツボなのでした(笑).景品は貴重な論文から,どこかのお土産物屋の在庫処分的なものまで,まさにいろいろでした.
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