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2012年3月14日 (水)

松山空港

 来週台湾に行って来ます.1月に今年の抱負の記事にも書いたように(2012年の目標),台湾の台北市で行われるエバーグリーン交響楽団によるマーラーの交響曲第2番「復活」演奏会に参加するためです.

 実は台湾には2007年の年末にも行ったんですが,この時は成田空港出発で台北の桃園空港に到着するコースでした.しかし今回のフライトは羽田空港出発で,台北では桃園ではなく,より市内にある松山空港に到着するコースになりました.

 台北の空港は主として国際線が桃園空港,国内線が松山空港という使い分けがされていて,ノリとしては東京の成田空港(国際線)と羽田空港(国内線),ソウルの仁川空港(国際線)と金浦空港(国内線)の関係と一緒です.そしてこの3か所について共通なのはそれぞれ国内線用の空港が市内にあって便利なのに対して,国際線用の空港は郊外にありアクセスがやや不便という点です.しかしながら昨年の羽田空港の再国際化に合わせて,羽田-松山間の定期便が就航したということです(以前もチャーター便はあったんですが).

 ちなみに松山空港というと,愛媛県にある松山空港を想像してしまいますが,台湾のそれは台北市の松山区にあることに由来する名前です.歴史的には戦前の1930年代に当時の台湾総督府によって造られ,民生用に運用されていましたが,戦争中には陸軍の航空隊(飛行隊?)の基地として使われていました(「陸軍下士官、兵 よもやま物語」などの著者である富沢繁氏は戦時中この松山基地に勤務しており,作品中に当時の様子が出てくる).現在も中華民国空軍の基地との共用空港となっているそうです.

 なお,今は空港といういい方が一般的ですが,私の親の世代は飛行場という呼び方をしていました(羽田飛行場など).

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