« 台湾での「復活」演奏会~前編~ | トップページ | 大赤字というウワサの映画 »

2012年3月24日 (土)

台湾での「復活」演奏会~後編~

さて台湾「復活」演奏会の後篇です.本番となる3月20日,この日も朝はゆっくりでした.遅めの朝食を摂ってしばらく部屋でくつろいだ後,11時ごろに出発です.

 この日の予定は,最初に今回のコンサートのために台湾側が製作したドキュメンタリームービー(そのために2月にスタッフが来日し,宮城・岩手を回って取材したそうです)を鑑賞,その後コンサート会場に入って最終的なリハーサル,そして夜にいよいよ本番という段取りです.

 まずはムービーを鑑賞するために昨日も行った長栄海事博物館のあるビルに向かいます.昨日はビルの地下でしたが,この日は上階でした.エレベーターで行くと視聴覚教室のような部屋に通されます.みなが着席するとムービーが始まりました.

 ムービーは震災で実際に家族を亡くされたり,家が流されてしまった団員が出演し,震災当時の生々しい映像もあるもので,かなり胸にくるものがあります(コンサート本番では,ホールでまずこのムービーが上映されたのち,演奏が始まる形式でした).

http://www.youtube.com/watch?v=HJsYSQgu6hQ
          ↑
  ここからそのムービーが見られます(Youtube)

P3200122_2P3200126_2(左写真1) 国家音楽廰の外観,(右同2) 正面入口です

 鑑賞後は演奏会場となる国家音楽廰に入ります.ここは台湾を代表する音楽ホールです.ステージ上には巨大なパイプオルガンも設置されている西洋式の立派なホールですが,市内中心部の中正記念堂そばにあるためか,外観は中華風でした.

P3200136_2P3200137_2(左写真3) ステージから客席を見た構図,(右同4) 総勢100人規模のオケ

Kokkaongaku_2P3200140_2


(左写真5) こうしてみると壮観です (右同6) 最後の打ち合わせをする指揮者のシュマルフス氏と合唱団の音楽監督佐々木正利先生

 控室に荷物を置いて,さっそくリハーサルです.昨日は声が響かない会場で苦労しましたが,この日のホールは素晴らしい響き,合唱部分のリハーサルは極めて順調に進み,指揮者のシュマルフス氏からは一発OKが出ました.その後は入退場の練習や連絡を取った後控室に戻ります.今夜の終演は午後10時近くが予想されるため,主催者側からお弁当が用意されていました.昨日は日本風でしたがこの日の弁当は台湾風、さらにはウィンナーシュニッツェルのような唐揚げとヤクルトの後発品(?)のような乳性飲料も付いていました.

Bentou_2(写真7) 台湾風のお弁当です

 その後着替えをしていよいよ本番なんですが,この日の演奏会はマーラーの前に,岩手大学合唱団が岩手を代表する詩人宮沢賢治の詩による日本語の合唱曲を歌います.私たち一般の団員はその間,最後の確認等に取り組んでいましたが,その合間に控室のモニターで学生たちの演奏に聴き入っていました.

P3200143_2(写真8) 着替えも完了

 学生たちの演奏の後休憩に入り,さあいよいよマーラーの交響曲第2番「復活」の本番です.私は最前列だったので最後の方の入場となります.客席を見るとほとんど満員でした.

 合唱団の後からオケが入場,チューニングの後指揮者とソリストが入場し,いよいよ始まります.とはいえマーラーの復活は全編80分を超える大作ですが,合唱が出てくるのは最終5楽章の後半20分ほどです.つまり最初から1時間ほどは舞台上で待機となるわけです.狭いステージなので体制的にはちょっと厳しかったですが,オケの音量が凄いので眠くなることはありませんでした(笑).

 演奏的には満足できるものだったと思います.会場からは大きな拍手をいただきました.

Img003(写真9) 演奏会のパンフレット,シュマルフス氏のサイン入りです

 終演後は指揮者のシュマルフス氏やエバーグリーン交響楽団関係者およびスポンサーの関係者を交えてのパーティーとなります.市内の海鮮料理屋さんで,美味しい料理と紹興酒に舌鼓を打ったのでした.そして日付の変わった3月21日1時頃に終宴となりホテルに戻って爆睡したのは言うまでもありません.

 そして3月21日は比較的ゆっくりと市内観光をして夕方の便で松山空港から羽田空港に戻ったのでした.ともに参加したみなさん,お招きくださった張栄発基金会の関係者,指導して下さった諸先生方本当にありがとうございました.

|

« 台湾での「復活」演奏会~前編~ | トップページ | 大赤字というウワサの映画 »

コメント

ビザンチン皇帝様
初めまして。
私は今回の台湾公演に鹿児島から参加させていただいたHappyと申します。
きょう「復活」台湾公演で検索して辿り着きました。
改めてゆっくり思い返す事が出来てとても嬉しく読ませていただきました。
ビザンチン皇帝さんはどちらの団に所属されているのですか?
あの公演で貴重な体験を共有できた事に感謝します。
「復活」とても奥が深い曲でした。また機会があったら是非歌いたいです。
これからもお互い素晴らしい作品に出会えますように。

投稿: Happy | 2012年3月28日 (水) 13:39

Happy様

ご訪問&コメントいただきありがとうございます.
そして,あのステージを共有できたことを本当にうれしく思います.
私は現在関東在住なのでメインは東京21合唱団なんですが,出身が盛岡なのでMBKVの遠隔会員にもなっています.
鹿児島からの参加ありがとうございます.本番では齊藤先生のお隣で歌わせていただきました.素敵な持ち味の先生ですね♪
マーラーの復活は本当に素晴らしい曲で,アマチュアとしては一生に一度歌えたらいいなという程の曲だと思います.それを今回素晴らしい方々と異国の地で歌うことが出来,本当に貴重な経験でした.
これからも素晴らしい曲に巡り合いたいと思う一方で,また皆様とご一緒できる機会があればいいなと感じています.

投稿: ビザ皇帝 | 2012年3月28日 (水) 21:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184391/54294330

この記事へのトラックバック一覧です: 台湾での「復活」演奏会~後編~:

« 台湾での「復活」演奏会~前編~ | トップページ | 大赤字というウワサの映画 »