パラオへの小旅行
北海道生まれの岩手県育ちの私,47都道府県の中で寒いことで1,2位ではないかという地域にゆかりが深いんですが,実は大の寒がりです(笑).
関東の人なんかに北海道や岩手のことを言うと例外なく「寒いんでしょう」といわれます.間違いではないんですが,じつは北海道や岩手は寒いだけあって住宅の造りがそもそも寒冷地仕様になってす.古い家はともかく,比較的最近の住宅だと二重サッシに床暖房,強力な強制換気付きのヒーターと真冬の室内は逆に暑いくらいになっています(なので北国では真冬にTシャツ1枚でアイスクリームを食べます 笑).しかもこういう地域は公共交通機関が発達していないため,移動の際も自動車でドア to ドアという感じで,実は外気にさらされる機会って意外に少ないんです.なので家の造りと暖房設備が中途半端な関東の方が実は寒いんじゃないかと思っています.
(写真1) パラオのガイドブックでは定番のセブンティアイランドの空撮
そんな寒がりの私,最近では大体2年に1回のペースで冬に南国に逃げています.今年も先々週末にちょっと行って来ました.行った先はパラオ共和国,グァムの南西,フィリピンの東に位置する島嶼国家です.我が家では実は2005年2月から通算3回目の訪問になります.
このパラオ,何がいいかといって,気候もさることながら,そのゆったりさです.元々パラオはダイビングのメッカとしてダイバーの世界では有名なところだったんですが,その半面他のビーチリゾート地にあるような,ゴルフ場とか大型免税店などといった余計なものがありません.なので何も考えずにのんびりゆったりと時間を過ごせるのです.周辺いたるところに美しいサンゴや熱帯魚が見られますが,ダイビングでなくシュノーケリングでもそれらを堪能できるのも魅力です(実際にパラオの海のオプショナルツアーではシュノーケリングはほぼ標準で付いてきます).まさにシュノーケル三昧に浸れる観光地というわけです.
一方でパラオは第一次世界大戦後から第二次世界大戦に至るまで20年以上日本の統治下にあったところです.特にパラオの中心地であるコロールにはミクロネシアを統治する日本の役所である南洋庁の本庁が置かれるなど,当時の日本が非常に重要視した土地でした.なので当時はたくさんの日本人も入植していました.この時代に持ち込まれた日本の文物がそのまま今に至り,結果パラオの食生活や言語には日本の影響が色濃く残ることになったのです(パラオ語で電柱をデンキバシラと呼ぶことや,食堂のテーブルに醤油の瓶が置かれていることなど).なので食べ物ひとつとってもどこか懐かしいムードが漂っているのでした.
(写真4) パラワンランチ,焼きおにぎりと冷やしそーめんが付いているのがポイントか?
今回は貯めまくったクレジットカードのポイントをマイルに移行して航空券を取り,ホテルのみ別に手配して行って来ました.3回目の訪問ということで,メジャーなポイントはスルー,船ではいけないセブンティアイランドのセスナでの訪問,パラオ最北端の秘境カヤンゲル島を中心に見てきました(もちろん何もしないでホテルでのんびりの日も).
非常に有意義な休暇でしたが,反面帰国後寒暖差にやられてちょっと風邪をひいてしまったのが残念でした(もう治りましたが 笑).
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コメント
素敵ですねぇ〜(^_^)南の島
。前半の北国の人間は寒さに弱いに激しく同意です。
設備以外でも、寒さの質もちょっとちがうようで、関東の乾燥したからっ風のほうが、こたえましたねえ…
投稿: おねえさま | 2012年2月 8日 (水) 16:23
おねえさま
南の島は特に冬に行くと感動が増しますよね.
北国の人間は寒さに弱い,これ絶対真実ですよね(笑).ちょっと気温が下がるとすぐにストーブを付けたくなりますから.
実は関東の方がちょとくらいだと我慢して暖房なしで過ごしてると思います.
からっ風… そうです.あの北風のガクガクする寒さ,そっちの方が堪えるかもです.
投稿: ビザ皇帝 | 2012年2月 9日 (木) 14:01